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青い直線

言葉は記憶の彼方へ(い行1頁目:いあ〜いち)

青い直線
  1. イエロー
  2. イオン
  3. イオン結合
  4. 一荷
  5. 維管束
  6. 「いきなりエイズ」率
  7. 胃・結腸反射
  8. 十六夜
  9. 胃酸
  10. いしいし
  11. 医師学術試験規則
  12. イシナギ
  13. 一世
  14. 異性化糖
  15. 医政局長
  16. 「 いっそ小田急で逃げましょか」
  17. 遺族年金の受給資格
  18. イソチオシアン酸アリル
  19. 磯の香り
  20. イソフラボン
  21. イソロイシン
  22. 一寺一宗
  23. 無花果
  24. 一次産品
  25. 一日一寸
  26. 一番出汁、二番出汁、三番出汁
  27. 一目散
  28. イチモンジセセリ
  29. 公孫樹
  30. イチョウ葉エキス
  31. 一陽来復
  32. 一両日中に
  33. いちろく銀行
  34. 一六タルト
青い直線

い。入り口は噴門(ふんもん)、出口は幽門(ゆうもん)。食べたものに、胃酸と蛋白分解酵素を蠕動運動(ぜんどううんどう)で混ぜて消化する。胃に食べ物が入ってくると、その物理的な刺激によりガストリンが分泌され、その作用で壁細胞からの胃酸主細胞からのペプシノーゲンの分泌が高まり、蠕動運動も亢進する。胃から吸収されるのは、アルコール、一部の薬(アスピリン)のみ。

胃の内部は強い酸性で、食物とともに入ってきた細菌は大部分が死滅する。旧軍では、コレラなどの感染症を防ぐため、胃液が薄まらないように食事に際してはなるべく水を摂らないようにと指導していたようだ。どれだけ、有効であったかは不明。

食物とともに飲み込んだり、精神的緊張により飲み込んだ空気はゲップとして出てくる。馬の噴門は胃に入ったものを出さない構造になっている。馬はゲップをできない。授乳後、乳児の背中をトントンとするが、一度やったことがある。ビックリしたあ。(2008.01.11)

イエロー

ここで取り上げるのは、カラープリンターの色料の三原色(シアンマゼンタ、イエロー)の1つとしてのイエロー。
HTML color code:ffd400。(2008.07.08)

イオン

ion。原子あるいは分子が、電子を受け取るか失うことによりプラスまたはマイナスの電荷を持ったもの。(2009.06.03)

イオン結合

一方の原子の電子軌道にもう一方の原子の電子が入り込んで起こる結合。共有結合とともに分子を構成する結合のうち、最も強い結合。

分子間力も含めた大まかな結合の強さは、共有結合(=配位結合)≒イオン結合>金属結合>>水素結合>>van der Waals力>>引力(重力)の順となる。(2008.07.10)

一荷

いっか。死語となった単位。かなりいい加減な単位で、ひとりで担える荷物の重さを指す。なお、馬一頭で運べる量を”一駄”、筏(いかだ)一枚では”一筏”と呼んだ。江戸時代、荷物にかかる口銭(くちぜに、手数料)を示す単位によく使われた。例えば、「荷一荷につき6文、馬一駄につき12文、筏一筏につき36文」のように。

落語の「坪算」では水瓶のサイズを、一荷とか二荷を使って表わしている。長屋暮らしで、水瓶の一荷のそれはひとり者用、二荷は親子三人の家族用。現在の1DK、2DKの賃貸マンション(現代長屋?)に通じるものを感じる。(2009.10.28)

維管束

いかんそく。シダ類と種子植物にあり、コケ植物にはない。根から茎、葉、果実に連続して存在する。根から吸い上げた水を葉へ運ぶ道管、光合成で作られた栄養を各部位へ運ぶ師管、植物の強度をつくりだす繊維などから構成されている。葉を強アルカリで煮ると維管束が残り、それを使って栞(しおり)にすることもできる。ヘチマも維管束の利用。(2007.4〜11)

「いきなりエイズ」率

エイズとは、後天性免疫不全症候群(AIDS)のことで、HIVに感染し、免疫力低下にともない発症すると出てくる下痢や体重低下などの様々な症状のこと。

「いきなりエイズ」率=(エイズを発症している患者数)/(検査で感染が新たにわかった人数)

この率が高いほど、新たに感染する人が多い、あるいは、広報不足により検査を受ける人が少ないなどの可能性が考えられる。厚生労働省の調査では、大都市よりも周辺地域でこの率が高いという(2007年10月)。保健所へ行けば、HIV感染の検査は匿名で無料で受けられる。(2007.4〜11)

胃・結腸反射

胃・大腸反射ともいう。朝、空腹の状態で食事を摂ると、その情報が自律神経系、この場合は副交感神経系、を通り大腸に伝わり、大腸が収縮し、便を結腸へ送り出す。その結果、便意を感じる。起立・大腸反射も便意を促す。

副交感神経は、ゆったりしていると活発になるので、朝食後は食休みをして、この反射を待つことが肝要。うちは3人家族だが、トイレはふたつあるので、まあ安心。(2007.12.14)

十六夜

いざよい。満月の翌日の月。月が出るのを”いざよう(ためらう)”からきている。月の出は1日に約50分遅れるので、十六夜の月は約50分ためらってから出ることになる。

「十六夜やささやく人の後ろより」、加賀の千代女。

(2007.4〜11)

胃酸

いさん。実体は塩酸。塩酸により、胃内のpHは正常状態で2.0と強い酸性になっている。塩酸はNaClとCO、HOを原料として、胃粘膜壁細胞で作られる。

NaCl→Na+Cl−−−@
CO+HO→HCO→H+HCO−−−A

上記の反応は左にも進むが、壁細胞では主として右に進む。AのHは壁細胞の細胞膜にあるH,KATPアーゼ(プロトンポンプ)によって、Kイオンとの交換で胃内に分泌される。いったん壁細胞に入ってきたKはKチャンネルから胃内に戻る。その時、壁細胞のなかの@のClはクロライドチャンネルを通って胃内に放出される。これで、HClの電気的に中性な分泌が起こったことになる。

壁細胞で酸が作られれば、同時に、塩基もできる。上記の式で、NaとHCOから、NaHCOができるが、これは血流で膵臓へ運ばれ、塩基性の膵液の原料になる。膵液は胃酸で酸性になった消化管の内容物を中和する。 食べた物を吐いてしまうと酸が失われ、血液のpHが塩基性に傾く。そのため、めまいがするなど、気分が悪くなる。(2007.12.28)

いしいし

女房言葉で団子(だんご)のこと。(2007.4〜11)

医師学術試験規則

いしがくじゅつしけんきそく。1875年(明治8年)制定。医師国家試験の始まり。それまでは、勝手に医師を自称することができた。暫定処置として、25年以上医師として活動してきた者は試験が免除された。薬の製造・販売に対する規制はこれより少し早く、1870年(明治3年)の「売薬取締規制」が始まり(薬事法を参照のこと)。(2009.05.03)

イシナギ

スズキ目スズキ科の大型の海水魚。別名、モロコ。肉は美味しく食べられるが、肝臓にビタミンAが多量に含まれているので、食中毒の原因となる。症状は、”頭痛”、”嘔吐”、”発熱”など。厚生労働省通達の有毒魚で、食品衛生法で食用は禁止されている。(2008.11.26)

一世

”いっせ”と読めば仏教用語の三世(前世、今世、来世)のうちのひとつ。一世一代 ( いっせいちだい)はこちら。”いっせい”と読めば、仏教用語ではなく、生きている間とか一代目のことを言う。一世一代 を” いっせいいちだい”と読むのは、本当は間違い。(2008.07.30)

異性化糖

サツマイモなどのデンプンを何らかの方法で加水分解し、生成したグルコースの約半分を酵素を使ってフラクトースに”異性化”した”糖”のこと。結果として転化糖と似たものが出来上がる。甘味の強さは砂糖より強く、価格も安い。

同量の砂糖に比べ、異性化糖の方が吸収が早いので、異性化糖を多く含む清涼飲料水を飲むと、血糖値の上昇が著しい。インスリンの分泌量も多くなると予想される。(2009.09.27)

医政局長

厚生労働省における「医系技官の最高ポスト」と言われていた。逆に、事務系キャリアの指定席と呼ばれていたのは「保険局長」。(2009.07.16)

「 いっそ小田急で逃げましょか」

小田原急行鉄道(新宿〜小田原)は、1927年(昭和2年)開通。小田原の先には箱根がある。

「東京行進曲」(1929年、作詞:西條八十、作曲:中山晋平)

昔恋しい 銀座の柳
仇な年増を 誰が知ろ
ジャズで踊って リキュルで更けて
あけりゃダンサーの 涙雨

恋の丸ビル あの窓あたり
泣いて文かく 人もある
ラッシュアワーに 拾ったばらを
せめてあの娘の 思い出に

広い東京 恋ゆえせまい
いきな浅草 忍び逢い
あなた地下鉄 私はバスよ
恋のストップ ままならぬ

シネマ見ましょうか お茶のみましょうか
(初期バージョン:長い髪してマルクス・ボーイ)
いっそ小田急で 逃げましょうか
(初期バージョン:今日も抱える赤い恋)
変る新宿 あの武蔵野の
月もデパートの 屋根に出る

(2008.04.18)

遺族年金の受給資格

いぞくねんきんのじゅきゅうしかく。老齢年金受給者が、東南アジアなどで現地の若い女性と結婚し、亡くなった場合、その女性に遺族年金の受給資格が生じる場合がある。現状では、受給資格は終身、つまり、その女性が生きている間続く。年金の種類によって、その条件は少し異なるかも知れないが。

年金受給者で、若い外国人女性と結婚している人は数千人はいるといわれているが、配偶者の死が待ちきれない人によって、現地で殺されてしまう可能性もあるので、ご注意。(2007.12.15)

イソチオシアン酸アリル

アブラナ科の植物に含まれる油状の液体。ワサビの辛味成分。揮発性で、気体を吸い込むと鼻粘膜に強い刺激があるので、通気の良い場所でフタをとること。唐辛子 の辛味成分であるカプサイシン は不揮発性なので、カプサイシンを含む食品をとっても、口の中が辛いだけだが、ワサビで鼻がツンとするのは、イソチオシアン酸アリルが口中で揮発し、鼻粘膜を刺激するから。練りワサビなどに、食品添加物として使用される。(2007.4〜11)

磯の香り

海草の作り出すジメチルスルフィド(CH−S−CH)という硫黄化合物。一般的に硫黄化合物は悪臭のもとだが、微量ではよい香りがする。都内でも、東部では風向きによっては磯の香りがする。そういう時は、ディズニーランドの花火の音が聞こえる。(2007.4〜11)

イソフラボン

isoflavone。大豆をはじめ、レッドクローバー、葛、甘草プエラリア・ミリフィカ等のマメ科植物に含まれるポリフェノール女性ホルモンエストロゲンに類似した作用を持つ。更年期障害の症状改善に効果があると言われているが、イソフラボン含有の高価な健康食品を摂るよりは、医師に相談した方が確実で安全。納豆、豆腐などの大豆製品の多食によるイソフラボン摂取過剰の害については、問題は起きていないようだ。(2009.04.29)

イソロイシン

isoleucine、C13NO疎水性の高いアミノ酸糖原性のない必須アミノ酸。ロイシン、バリンとともに骨格筋で代謝される分枝アミノ酸に分類される。牛乳や動物性食品に多く含まれる。(2008.11.11)

一寺一宗

いちじいっしゅう。奈良時代までは、考えを同じくする僧侶が衆(しゅう)という集団を作っていた。しかも、1つの寺に複数の衆が存在した。平安時代になると、1つの寺を1つの衆が占めるようになり、呼び方も、衆から宗(むね)に変化し、現在に至っている。その状態を”一寺一宗”と呼ぶ。

日本の仏教宗派も参照のこと。(2008.07.18)

無花果

イチジク。花は外から見えないだけで、花嚢(かのう)の中で咲いている。実をもぎ取ると白い乳液が出てくるが、フェシンというタンパク質分解酵素が含まれる。これはカブレの原因になるのでご注意。民間療法では、この白い汁にはイボ取りの効果があるという。(2007.4〜11)

一次産品

英:primary products。農水産物、鉱物、木材など、一次産業で生産され、まだ加工していない資源。なお、石油、石炭、天然ガスなどのエネルギー資源は含めない。理由は、それらの価格形成にOPECなどの方針が関与しているので、一般の一次産品とは値動きが異なるため。(2009.11.06)

一日一寸

格言。ただし、鯉釣りのそれ。大きな鯉は滅多に釣れないので、一日一寸釣ったつもりになって、10日通えば1尺の鯉が釣れる(釣ったつもり)。(2007.4〜11)

一番出汁、二番出汁、三番出汁

出汁(だし)の取り方と用途。

一番出汁:昆布の表面の白い粉はグリシンというアミノ酸で、旨味成分のひとつ。これを取らないように注意しながら、固くしぼったふきんなどで、表面をきれいにする。昆布をしばらく水に漬けておいてから加熱する。沸騰直前に取り出し(沸騰してしまうと、ラミナリンという水溶性の多糖類が抽出され、風味を損なう)、鰹節を入れて一煮立ちしたら火を止める。しばらくおいて、鰹節が沈んだら取り出す。用途:吸い物、うどん、蕎麦のつゆ。

二番出汁上記の昆布と鰹節を強火で沸騰するまで加熱する。用途:煮物。

「糠袋二番出しにて母洗ひ」、柳多留、15篇、13冊。

三番出汁:上記と同様に煮る。用途:みそ汁。

(2007.4〜11)

一目散

いちもくさん。わき目もふらずに懸命に走ること。”一目散に逃げる”などと使う。語源を調べてみた。どうもわからない。一目は”いちもく”と読むので、その語源は、”一目惚れ”の”ひとめ”ではなく、囲碁の用語の”一目(いちもく)”、すなわち、一個の碁石の事かも知れない。”散”は散薬(粉薬)の”散”か?色々考えたが、どうしても、わからない。(2008.04.23)

イチモンジセセリ

セセリチョウの仲間は地味で胴体の太いものが多く、羽を広げたまま、あるいは半開の状態でとまるので、ガと間違えることがある。赤トンボと同じように夏が終わりに近づく頃、奥多摩の山から東京へ下りてきて、イネ科の植物の葉に産卵する。イネの重要害虫ではあるが、イネ科であれば何でもいいようだ。(2007.4〜11)

公孫樹

銀杏(イチョウ)のこと、”公”は祖父。祖父のまいた種が生長し実をならすのは孫の代になるということから、こう呼ぶ。(2007.4〜11)

イチョウ葉エキス

本邦では、”ドイツをはじめ世界55カ国では医薬品となっています”の謳い文句とともに、ボケ防止の”健康食品”として販売されている(因みに、この””内の言葉をコピペしてググってみて下さい)。有効成分は、テルペン類とフラボノイドとされるが、イチョウには有毒成分であるギンコール酸が存在するが、その含有量が少ないことが条件となっているようだ。なお、銀杏(ギンナン)の食べ過ぎによるギンコール酸中毒では死者も出ている。

狭心症予防のため低用量のアスピリンを内服している人がイチョウ葉エキスを食べたところ視覚異常が起こった例がある。糖尿病患者ではインスリンの効果を増強させる恐れがあるので要注意。不整脈予防のためワルファリン(クマリンを参照)を内服している人ではその作用を減弱させるので飲んではいけません。抗鬱薬のジアゼパム、抗精神病薬のハロペリドールを含む多くの向精神病薬の薬効を減弱させる恐れが高いので、併用してはいけません。抗高血圧薬の中で、クロロチアジド系の薬を飲んでいる人は併用で高血圧になったという例があるので、使わない方が良いようだ。

本邦では医薬品として認可されていない。”ボケ防止”という不確かな薬効に対して、多くの先発医薬品との相互作用(悪影響)を考えれば、将来に渡って認可される可能性はないと考えられる。(2009.10.15)

一陽来復

いちようらいふく。冬至から節分まで、早稲田の穴八幡(あなはちまん)で授かることのできるお守り。お守りは冬至、大晦日、節分のうち、都合の良い日の午前0時に巳午(みうま)の方に向けて、なるべく高いところにはる。

冬至を過ぎると陽が長くなるので、物事がよい方へ向かうということで、縁起がよいとされる。復活祭(クリスマス)と同じ発想か。普段は閑散としているが、冬至の穴八幡神社には、御利益を求めて欲深そうな顔の年寄りご高齢の善男善女(ぜんなんぜんにょ)であふれかえる。(2007.12.19)

一両日中に

いちりょうじつちゅうに。明日までに(若い人ほど多い)とあさってまでに(中高年に多い)と、ふたつの意味の混乱がある。(2007.4〜11)

いちろく銀行

”一六銀行”とも書く。1+6=7なので、質屋のこと。現在ではほとんど死語だろう。戦後の混乱期には、庶民、特に、都市生活者は質屋を頻繁に利用した。そこで、自嘲的に、”いちろく銀行へ行って来る”などと言っていた。

「倉の内にいかなる川のあるやらん わが置く質の流れぬはなし」、宗湖。倉は質屋の倉のこと。(2007.4〜11)

一六タルト

いちろくたると。明治16年(1883年)創業の(株)一六本舗が製造販売。松山土産。カステラで柚子餡をまいたロールケーキ。製法はポルトガルから長崎経由で松山に伝わったとされる。

札幌の”白い恋人”、仙台の”萩の月”、東京の”東京ばな奈”、鎌倉の”鳩サブレー”、浜松の”夜のお菓子うなぎパイ”、広島の”もみじ饅頭(通称もみまん)”、長崎の”カステラ”のような”定番”の土産物という印象がない。やたらに甘いせいなのか、形も売り方も洗練されていないせいなのか、”定番”の土産物を抱えるには松山が地方都市としてローカル過ぎるせいなのか。

この項、博多通りもんと一部重複あり。(2008.08.14)

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