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青い直線

言葉は記憶の彼方へ(か行6頁目:から〜かわ)

青い直線
  1. 唐紙
  2. カラギナン
  3. ガラクタン
  4. ガラクトース
  5. ガラクトマンナン
  6. 唐紅
  7. カラゲニン
  8. カラザ
  9. カラスウリ
  10. カラスの足跡
  11. ガラトリ
  12. カラープリンターの色料
  13. カラマツ
  14. 加里
  15. ガリ版
  16. 顆粒
  17. かりゆし
  18. カルカッタ
  19. カルサイト
  20. カルシトニン
  21. カルノシン
  22. カルピス
  23. カルボキシメチルセルロース
  24. カルボラン酸
  25. カルボン酸
  26. 枯れた油田
  27. ガロアムシ
  28. 「可愛いスウちゃん」
青い直線

唐紙

からかみ。平安時代に唐から伝わったので唐紙という。江西省や福建省で猛宗竹を原料として造られたものが安価に入ってきていた。最初は書に使われていたが、室町時代中期以降になると書院造の様式が出現し、それに伴い、襖(ふすま)や屏風に使われるようになった。

京唐紙
木版で模様をつけるが、バレンは使わない。雲母(きらら)を好んで使うという特徴がある。蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)で、御所の周辺に集まっていた唐紙屋がほとんど焼失した。
江戸唐紙
京唐紙から派生したもの。雲母以外に砂子細工や箔を使い京唐紙より幾分派手。

(2008.09.16)

カラギナン

carrageenan。硫酸化された直鎖の複合多糖で、マイナスの電荷をもつ。コットニー(Eucheuma cottonii)やスピノサム(Eucheuma spinosum)などの栽培されている紅藻からアルカリ抽出して得られる。寒天より硫酸を多く含む。ヒトの消化酵素では消化されないので、食物繊維として振る舞う。2本の分子が二重らせん構造をとり、ゲル状となる。

増粘安定剤として、ゼリー、ジャム、プリン、アイスクリーム、ドレッシング、飲料などの食品に添加される。化粧品、泡消火器にも使われる。また、蛋白質と結合しゲル化する性質を利用し、ビールなどの製造過程での除蛋白にも使われる。

特筆すべきは、ミルクカゼインと混合すると、強固なゲルを形成すること。ローカストビーンガム、タラガム、コンニャクマンナンなどのガム類と組み合わせるとゲル化の効果が強く出ることなど。(2010.03.09)

ガラクタン

天草などの細胞間隙の含水結合多糖で、ガラクトースで構成される多糖類の1つ。寒天の主成分。消化されないので、可溶性食物繊維の範疇になる。代表的なガラクタンに、アガロースアガロペクチンがある。(2008.08.26)

ガラクトース

galactose。代表的な単糖類のひとつ。甘さはグルコースより低く、やや水に溶けにくい。乳製品に含まれる。哺乳類では、乳腺で、グルコースから変換されてでき、乳汁に含まれるラクトース(乳糖)の原料となる。天然にはガラクトース単体では存在しないが、体内でラクトースが分解されて生じる。糖脂質や糖蛋白質を合成するときの原料のひとつとなっている。代謝され、エネルギーのもとにもなる。(2007.12.16)

ガラクトマンナン

galactomannan。マンノースの直鎖にガラクトースがα−(1,6)−結合した多糖類に付けられた総称。ヒトは消化できない。コウジカビ属やカンジダなどの菌類の細胞壁やマメ科植物種子の胚乳などに含まれる。代表的なものとして、豆類由来のフェヌグリークガムグァーガムローカストビーンガムなどがあるが、この順でマンノースに結合しているガラクトースの割合が小さくなり、それにともない水溶性が低下する(マンナンは水に不溶)。

食品の増粘安定剤として広く用いられ、アイスクリーム、チョコレート、ラーメンなどに添加されている。単なる多糖類なので、食品にいくら添加しても原理的に無害と考えられる。(2010.02.13)

唐紅

”からくれない”、”とうべに”とも読む。唐とは、必ずしも中国の唐にとどまらず、舶来という意味。紅赤(べにあか)」ともいう。マゼンタによく似た色。
HTML color code:b30651。(2008.07.09)

カラゲニン

carrageenin。カラギナン、カラゲナン、カラジーナン、など別名が多い。ガラクトースが重合し、さらに硫酸化された多糖類紅藻に多く含まれ、紅藻からアルカリで抽出される。人間は消化できないので、水溶性食物繊維の範疇に入り、増粘多糖類として、あるいは、プリンやゼリーのゲル化剤として 食品に添加されるが、使用に制限がない。(2008.08.25)

カラザ

鳥類の卵の卵黄を中心につなぎ止めておくひも状の構造物。タンパク質でできている。人によっては、鶏卵のこれを食べる前に取る。(2007.4〜11)

カラスウリ

ウリ科の多年生ツル植物。名前の由来は良くわかっていない。夏の夜、白い花が咲く。長径4cm前後の回転楕円体の鮮やかな朱色の実がなる。味は苦く酸っぱいので、とても食べられたものではない。少年時代(1950年代後半)、実の中身をアカギレにすり込むと良いと聞いたことがあるが、これは迷信。(2007.4〜11)

カラスの足跡

加齢に伴い目尻にできた皺。特に、女性のそれを言う。諺や格言ではなく、英語の”crow's feet”の直訳からきた言葉と思われる。

消すためには、ボトックスボツリヌストキシンの製剤)を片側で4、5か所注射すると、数か月は有効。完全になくすには、コラーゲンを注入する。詳しくは”皺取り”を参照のこと。(2008.09.18)

ガラトリ

”逮捕”の警察用語。(2010.01.10)

カラープリンターの色料

インクジェット・カラープリンターの色料には、「顔料インク」と「染料インク」がある。前者は、微細な不溶性の色素の粉末と接着剤とのエマルジョンで、繊維に浸透しない。耐水性、耐湿性が高く、退色もしにくい。後者は、色素の溶液で、紙の繊維に浸透する。写真などの、高精細出力に向いている。乾燥後、耐水性、耐湿性はよくなく、退色しやすい。

染料から作ったレーキ顔料系のインクは、両者の特徴(時に、欠点)を兼ね備えている。(2008.08.30)

カラマツ

唐松または落葉松と記す。落葉針葉樹。生長が早いので、戦後の一時期、本州では盛んに植林されたが、木質が柔らかく、これといった利用法がないので、放置されている。新緑は見事。

「落葉松」   北原白秋

からまつの林を過ぎて
からまつをしみじみと見き
からまつはさびしかりけり
旅ゆくはさびしかりけり

からまつの林を出でて
からまつの林に入りぬ
からまつの林に入りて
また細く道はつづけり

−−−− 中略 −−−−

世の中よあわれなりけり
常なけどうれしかりけり
山川に山がわの音
からまつに からまつのかぜ

(2007.4〜11)

加里

カリ。化合物の慣用名のひとつで、カリウム(K)のこと。英、仏語ではカリウムは”potassium”で、草木の灰という意味。独語では”Kalium”なので、加里は独語に由来すると思われる。例:苛性加里、青酸加里。(2009.06.27)

ガリ版

字を書く時にガリガリ音がするので、ガリ版という。升目の印刷された専用のパラフィン紙を使い、専用のヤスリの上で専用の鉄筆で字を書くと、なぞった通りにパラフィン紙に細かな傷がつく。傷の部分は油性のインクを通すので、これを原紙として、専用の器具で印刷ができる。コピー機のない時代に活躍した。学校で配る印刷物などはほとんどこれだった。正式には謄写版という。 理想科学工業(株)の”プリントゴッコ”はこれを発展させたもの。(2007.4〜11)

顆粒

かりゅう。小さな粒状のもの。英語で、グラニュールということもある。

問題:ルのとれた顆粒は?

(2007.4〜11)

かりゆし

ハワイへの移民の多かった沖縄で、日系人の考案したアロハシャツを逆輸入したもの。1970年の沖縄シャツが起源で、それを”かりゆし”と呼ぶようになったのは1990年、2000年の九州・沖縄サミットで名前が知られるようになった。

沖縄らしい柄の半袖シャツで、裾は短い。生地は本来は芭蕉布だが、芭蕉布の生産量は少ないので、綿やウール混紡が中心となっている。(2008.10.22)

カルカッタ

カルカッタと呼ばれていたインドの大都市。2001年にコルカタに改められた。日本では上演不可能なオー!カルカッタ!(Oh! Calcutta!)というミュージカルがあった。(2007.4〜11)

カルサイト

calcite、CaCO、炭酸カルシウム。鉱物としては石灰岩、大理石の主成分を構成する。方解石は不純物の少ないカルサイト。貝類やウニなどの海産無脊椎動物の硬組織はカルサイトでできており、石灰岩や、環礁はサンゴの作ったカルサイトが堆積してできたもの。なお、脊椎動物の硬組織はハイドロキシアパタイトでできている。

鍾乳石ができる時など、カルサイトの生成時には下記の化学反応が起こる。
Ca2++2HCO→CaCO+CO+H
上記の化学反応は逆にも進む。石灰岩が雨水により溶解する反応など。
CaCO+CO+HO→Ca2++2HCO

(2008.08.22)

カルシトニン

calcitonin。哺乳類では甲状腺のC細胞から分泌されるペプチドホルモン。C細胞には傍濾胞細胞(ぼうろほうさいぼう)という難しい名前もある。カルシトニンは血中のCa2+イオン濃度が上昇すると分泌され、骨形成を促進し、同時に破骨細胞の活動を抑制する。これら2つの作用により、血中のCa2+イオン濃度が正常値へ戻る。

ヒトでは甲状腺をとっても値は正常に保たれるので、カルシトニンの役割はそれほど重くない。(2008.08.23)

カルノシン

carnosine。β−アラニンヒスチジンで構成されるジペプチド。哺乳類の筋肉、神経組織に高濃度に含まれる。鳥類の筋肉で見つかったN-メチルカルノシン(アンセリン)とひとまとめにして、カルノシン・アンセリンと呼ぶこともある。

ヒスチジン残基のイミダゾイル基がスカベンジャーとなって抗酸化物質として作用しているという説がある。合成酵素も見つかっている。(2008.11.17)

カルピス

お中元の定番、乳酸菌飲料カルピスは、1919年に発売された。英語を母国語とする人には、”Cow piss”、即ち、ウシのおしっこと聞こえるので、英語圏では”CALPICO”という名で売られている。(2007.4〜11)

カルボキシメチルセルロース

carboxymethylcellulose。セルロース のヒドロキシ基(−OH)の一部をカルボキシメチル基 (−CH−COOH)で置き換えたもの。その影響で、陽イオンに対する親和性が高まり、かつ、親水性も高くなる。名前が長いので、生化学分野ではCMセルロース、医学、食品、化学工業の分野ではCMCと略されることが多い。

生化学では、プラスの電荷を持った生理活性物質の分離に、食品では、増粘剤や食品用乳化剤として、様々な食品に使用される。食べても消化吸収されない。(2008.08.04)

カルボラン酸

carborane acid、H(CB11HCl11)。濃硫酸よりも少なくとも100万倍強力な酸と言われる。2004年にカリフォルニア大学のReed教授の研究室で合成された超強酸強酸御三家もかたなし。(2008.12.16)

カルボン酸

カルボキシル基(−COOH)を持つ酸のことで、一般式:R−COOHであらわす。例えば、R=Hのカルボン酸はアリやハチの毒である蟻酸(ぎさん)、R=CH3は食酢(しょくす)の主成分である酢酸 。この他のカルボン酸として、いろいろな植物に含まれる有毒なシュウ酸、鎮痛解熱薬のアセチルサリチル酸(アスピリン )、TCA回路を構成する様々な有機酸、蛋白質を構成するアミノ酸など、様々な酸がある。(2008.07.12)

枯れた油田

原油を分解して水素を生成する微生物と、水素と二酸化炭素からメタンを発生させる微生物を併用する技術が開発されている(帝国石油、中外テクノス)。日本にある油田と海外の枯れかけた油田が新たな資源になるかも知れない。(2008.01.11)

ガロアムシ

ガロアムシ目ガロアムシ科の昆虫の総称。主として山地の瓦礫の下に住むので、目につきにくい。肉食で羽は退化。昆虫界では、テングチョウとともに、”氷河時代の生き残り”といわれている。生活史や生態にはわからないところが多いが、私にとって謎なのは、何故こんな地味な虫を知っているかということ。

発見者のガロア(Gallois)にちなんでこう名付けられたらしいが、決闘で死んだ群論のガロアではなく、こちらは外交官のガロア。(2008.10.14)

「可愛いスウちゃん」

「かわいいスウちゃん」(年代:不明だが、歌詞から類推して、大戦中かそれ以前と思われる、作曲:不明、作詞:不明)

社会人、学生を問わず、古くからある体育会系の団体には、「新人エレジー」というこの曲の替え唄がある所が多いようだ。

お国のためとは 云いながら
人のいやがる 軍隊へ
召されてゆく身の 哀れさよ
可愛いスウチャンと 泣き別れ

朝は早よから 起こされて
雑布巾がけやら はき掃除
いやな上等兵にゃ いじめられ
泣く泣く送る 日の長さ

乾パンかじる ひまもなく
消灯ラッパは 鳴り響く
五尺の寝台 わらぶとん
ここが我らの 夢の床

(2008.04.10)

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