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青い直線

言葉は記憶の彼方へ(や行2頁目:やま〜やん)

青い直線
  1. 病膏肓
  2. 山師
  3. 山立て
  4. 大和煮
  5. 大和野菜
  6. 山蛭
  7. 山姥
  8. 闇米
  9. 闇法案
  10. 夜明造巣鳥
  11. 揶揄
  12. 夜郎自大
  13. ヤロビザチャ
  14. 両班
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病膏肓

やまいこうこう。中国の故事で、病が膏(横隔膜の上方)と肓(心臓の下方)の間にあると治療の方法がないということ。重い病気にかかった時に使う。”病膏肓に入る”という使い方をする。(2007.4〜11)

山師

やまし。山を巡り、鉱脈や温泉を探す人のこと。金でできた弾丸を岩に撃ち込み、有力な金鉱脈があるなどと、人をだますこともあったので、根も葉もないことを言いふらす人のことを、”山っけが多い”などという。”ひと山あてる”の”ひと山”は鉱山のこと。

空海(弘法大師)は山師であり、高野山は水銀の鉱山の上に建てられたという説がある。当時、水銀アマルガムを利用して銅製の仏像を造っていたので、水銀は必需品であった(奈良の大仏を参照のこと)。(2007.4〜11)

山立て

やまたて。漁師言葉。景色の重なり具合を2カ所で見て、船の位置を確かめ、漁をする場所を決めること。(2007.4〜11)

大和煮

やまとに。大和煮といえば、鯨、牛肉などを醤油、砂糖、みりん、生姜で味濃く煮付けたもので、素材本来の味を損なうとして評判は良くないようだ。主として、缶詰に加工され、軍用食であったカレーや肉じゃがと違い、家庭で大和煮を作ることはまずない。牛肉の大和煮缶詰は1904年(明治37年)の日露戦争の際、糧食として開発された。

1960年代、大和煮の缶詰の出現頻度は高かったと記憶する。少ないおかずでご飯を済ますには良いかも知れないが、美味しいと思ったことはなかった。当時に比べ、現在は米の味が抜群に良くなっている。美味しいご飯にのせて食べれば、或いは、美味しいのかも知れない。(2009.06.22)

大和野菜

やまとやさい。奈良で古くから栽培されてきた野菜。平城遷都1300年(2010年)に向けて、2005年(平成17年)11月、奈良県農業水産振興課園芸係が「大和野菜」を選定(2006年12月追加) 。伝統野菜10品目とこだわり野菜4品目。

大和白上がり大根、大和丸大根、雑煮大根、今市蕪、片平あかね、宇陀金牛蒡、大和三尺胡瓜、大和半白胡瓜、大和小菊南瓜、千成南瓜、大和丸茄子、紐唐辛子、紫唐辛子、大和真菜、千筋水菜、若菜、大和中大葉春菊、大和太葱、大和細葱、結崎根深、大和一寸蚕豆、碓井豌豆、宇陀大納言小豆、軟白芋茎、小生姜、花茗荷、大和芋、筒井蓮根、黄金まくわ。

当方関東者なので、紐唐辛子紫唐辛子、宇陀大納言小豆、大和芋、黄金まくわと少数しか知らない。江戸野菜も参照のこと。(2008.07.11)

山蛭

ヤマヒル。梅雨時や雨が降ったりして、湿度の高いときに被害が多い。地面で待ちかまえているものと、枝にいて人が近づくと落ちてくるものとがいるが、いずれも、靴をはい登り、靴下の上あたりで血を吸う。血を充分吸うと、太くなり、脱落する。経験では、南アルプスの栂(つが)やブナの森に多い。私は吸われたことはない。ヒルの吸血をヒントに作ったヒルジンという薬もある。

ミスジコウガイビルは吸血しない。(2007.4〜11)

山姥

やまんば。山の奥に住む妖怪。鬼のような顔で、目は星のように光っているという。人を拐(かどわ)かして食べたという伝説が各所に残っている。

「なんとまあ 山姥をまあ 虫の良さ」、江戸の川柳。足柄山の金太郎は山姥の子供。それなら、山姥に子を産ませたのは、誰だ?(2007.4〜11)

闇米

やみごめ。1941年4月以降、米は配給制であった。一人あたり1か月に購入できる量が決まっていた。1世帯に1冊、見かけも大きさも母子手帳くらいの”米穀通帳”というものがあり、それをを米屋に持っていかないと、米を買うことができなかった。当時、食糧庁→卸売商→小売商→消費者のルートからはずれた米を闇米といった。

米穀通帳は、1981年6月11日に廃止されたが、それよりずっと前に、”自主流通米”というものが認められ、自由流通していた。(2007.4〜11)

闇法案

その本来の目的を耳障りの良い言葉に埋没させて隠蔽し、他の法案と抱き合わせにして、議員の注意を引かないまま国会を通過させてしまう法案のこと。後で悔やんでも、一旦施行された法律を無効にするには大きな困難を伴う。

"人権"や"同権"、"差別撤廃"等の言葉にご注意。(2010.03.19)

夜明造巣鳥

”やみょうぞうそうちょう”。夜明造巣鳥を見よ。(2008.04.22)

揶揄

やゆ。からかうこと。特に、直裁的(ちょくさいてき)な表現ではなく、何かに例えるとかして、それとなく皮肉を言うこと。”揶揄する”、”揶揄される”のように、”する”、”される”を付けて使うことが多い。(2007.12.23)

夜郎自大

やろうじだい。世間を知らないため、大した力もないのに自分には強大な力量があると勘違いして威張ること。絶大な権力を誇った武帝の時代の漢と、雲南では大国であった野郎国との交渉事に関する故事からできた言葉。蟷螂の斧も参照のこと。(2007.4〜11)

ヤロビザチャ

露語。”春化処理”ともいう。秋まきコムギを低温処理すると、春にまいても発芽する。この処理のこと。(2007.4〜11)

両班

ヤンバン。朝鮮語。李氏朝鮮時代の貴族階級。中国の属国であった李氏朝鮮が、日清戦争の敗戦処理で大韓帝国 という国名で独立させられ、その後、政治、財政の分野でたち行かなくなるまでその階級は残った。儒教を信奉し、中国の古典を学ぶことを尊び、労働を卑しんだ両班は、自分より下の階級のものから財産を巻き上げて生活していた。

韓国の学校教科指導書によると、李氏朝鮮末期には、両班は極端に増加し、1900年代にはいると、人口の約65%を占めていた。日本の系図にあたる族請(チョツボ)の偽物の売買や官位の売買が盛んに行われたためといわれ、南北朝鮮の人達の名字の種類が少ないのも、そのためという。白丁も参照のこと。(2007.12.15)

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