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べた基礎の設計 |
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10kN/m2とは → 1トン/m2 のことです |
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べた基礎は建物の床下全面をのし餅のように、鉄筋を組んだ型枠の中に |
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コンクリートを流し込み固定し成型するので、この名前が付いたようです。 |
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なにしろ、建物の下を全部基礎にしますので、非常に安定します。 |
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阪神大震災以降、低層建築から中層建築まで幅広く活躍している基礎です。 |
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底盤の厚さは、15cm〜30cm位で、建物全体の重量によって決まります。 |
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べた基礎は剛性が大きいため、不同沈下が起きにくい頑丈な基礎です。 |
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べた基礎は、長期地耐力 20kN/m2以上の地盤で、かつ、建設建物の |
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重量+積載荷重以上でないと採用できません。 |
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鉄筋コンクリート住宅はワンフロア当りの設計荷重は18〜20kN/m2 |
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前後になるので、2階で40kN、3階で60kN、4階で80kN、 |
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5階で100kN の長期許容地耐力がm2当り必要です。 |
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又、木造住宅では、ワンフロア当り設計荷重は 10kN/m2で、 |
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2階で20kN、3階で30kN、の長期許容地耐力がm2当り必要です。 |
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尚、ベタ基礎をつくるために、搬出した土量(1.7トン/m3)を埋め戻し、 |
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しなければ建設建物総重量から差し引けますので、地盤への負担を減せます。 |
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出来た基礎スペースには外気を遮断して、配管や床下物入や地下室に |
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利用できます。 |
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所定の深さまで根切り、あらわれたローム層の上に切込砕石を敷き、 |
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整地したところです。 |
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周りの壁面は、H型鋼山留杭と横矢板です。 |
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A案: 搬出土が最も少なく土工事が安くできますが、基礎の接地面が表土(腐植土)なので、一般的に |
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地耐力が足らず、地盤改良工事や杭工事が必要になります。 |
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B案: 基礎底盤がGLから約1m低くなると関東ローム層になり、地耐力も上がり杭工事等は |
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必要なくなり、床下物入が作れます。搬出土は多くなり土工事は高くなります。 |
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C案: 住宅の地下緩和を利用する案です。新たに山留工事が必要になりますが、 |
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杭工事等は必要ありません。新たに地下室が作れます。 |
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以上3案は、一長一短ありますが、地震時の建物の安定度は、底盤が地表面より、より深く |
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入っている建物が優位です。 |
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建物総重量と長期地耐力との差が、非常に大きい場合はソイルセメント工事や杭工事 等 |
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必要ですが、それ以外でしたら、ベタ基礎で工夫できます。 |
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べた基礎の施工 |
基礎設計の検証 |
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