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豆ちしき
 かしこい物件の探し方
 建築条件付のからくり
 ○誰に設計してもらう?
 ○ウチは丈夫な家らしい
 ○建売住宅はお得?
 ○土地の境界が2つ存在する?
 ○よくある契約のトラブル
 ○建売の時代は終わりを告げる・・・?
 ○建売住宅と注文住宅の法律の違い
 ○ローコスト住宅だからこそ設計事務所
 ○仲介宅建業者の責任はどこまで?
 ○リフォームはどこに頼むのがよい?
 ○リフォームの時期はいつがよい?
 ○相見積の金額に差があるのはなぜ?
 ○失敗しない打合せの方法とは?
ローコスト住宅だからこそ設計事務所
 
住宅は家族構成が同じでも家庭によって生活は様々です。
ですから1軒1軒違って当然です。しかし、はやりやテレビ雑誌などで住まいの理想像や「こうあるべき」といった情報が頭から離れないでそうしないといけないと思わされている部分も多分にあるのです。

ローコストとは文字通り低予算。いわば本当に必要なものだけ、必要最小限な家です。
不要と思われる物を「徹底的に」なくして、必要なものだけという大胆さがも泊められますし、従来の生活そのものを改めてよりシンプルに暮らすことになるかもしれません。
ですから無駄を省き、必要な物だけに予算をかけることは実はとても難しいことです。
なぜなら、自分の住まいに対するこだわりや住まい方、今までの生活等を自分自身が理解していないといけないからです。
よくわからなかったり、伝えるのが苦手でもご心配なく。設計事務所の出番です。

要望を理解してくれて、まとめ整理してくれるのが設計事務所の仕事だからです。
こだわり箇所を建築主と設計時事務所が双方理解し共有してこそ、理想の家ができる第一歩となります。
残念ながら工務店さんはそういう事は本来の仕事ではありません。
かといって設計事務所も全て願いを叶えてくれる訳では有りませんが、適正な価格で適正な材料でかつ予算内でいかに要望を詰め込められるか?これを問いてくれるのは設計事務所しかしてくれません。

では実際の仕事の中身を見てみましょう。
設計料というのは工事価格の10%〜12%が多いのとローコストの場合、最低設計料というのが200万円が通常なので仮に2000万円の予算なら200万円が設計料です。よって工事費は1800万円となりますね。

しかし、毎回の打合せ、事前協議、図面作成、見積調整、現場での監理と全てを工期日数で割ってみると意外にも安いのです。
時給換算すると普通のアルバイトの方がよいってことはよくあります!
それ位、設計事務所の働きはお金ではないすごい仕事量をこなします。
工事費を減額する為に工務店さんと交渉をし、見積の細かい項目もちゃんと説明します。
ただ単に省いて減額をする訳ではなく、設計事務所ならではの発想とアイデアによる知恵や工夫で見極めます。
それは畳の部屋や箸のように一石2鳥や3鳥での使い方を模索することでスペースや機能を重複させて節約するのですね。
しかも、工務店さんは敵ではありません。ちゃんと工務店さんが儲かる分(最低限ですが)も確保した上で減額を考えます。

建築主さんが工務店さんと1対1で交渉するとなると、どうしても詳細な部分については素人対専門家という構図になってしまいますし、その結果根拠のないただ「まけて」というお願いになってしまうしかありません。

ローコストとは、何かを犠牲にして安くする手法ではありません。
かつての欠陥住宅であった手抜き工事で安くしても意味は全くありませんから。
金額だけではない、自分自身の暮らし方そのものもシンプルにしていく必要があるのです。