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相次ぐ不動産業者や住宅販売業者の倒産は大手、中小問わずです。 その根本原因にはものすごい大きなくくりでいうと、 ただ建てて売ればいい業者と建築主の要望を汲み取り、アフターフォローもしっかりする業者の違いではないでしょうか。 買い物というくくりでいえば、住まいは一番の高額な買い物です。しかも利用する時間も長くて何十年。 それを安さ一番を売りにするようなスーパーの安売り感覚と混同するのは売り手も買い手も大きな間違いです。 販売業者のタイプ (1)安さを売りにしている住宅なら、「住宅」の部分はそこそこと思ってしかるべきです。 デザインや機能、性能も最低限です。価格的に無理ですから。 (2)一般大衆受けする住宅ならTVやCM等の広告宣伝費をバンバン使っています。 素敵な仕様や機能は全てオプション。勿論、その宣伝費は工事費に含まれています。お金がないなら諦めてください。 (3)上記以外の狭い土地にできるだけ沢山の家を建てて売る利益だけが目的の業者。 都内では多く存在しており、未だにマイホーム神話が強いのも影響し、住めるだけでもよいという消費者も多い。 その結果、粗雑な造りでも売れてしまうビジネスモデルが成り立っています。 → マイホームを持つのが夢は既に崩壊しており、「住み方」は多様化しています。 一生賃貸でも構わないし、戸建である必要もない、中古でリフォームというのも増えています。 ※昨今の住宅事情はまず自分を大切にすることを優先します。その結果、仕様やプラン等にこだわります。 資金繰りが悪化したのが原因というのはまやかしであり、バンバンお金を借りまくり住宅を建てるという自転車操業的な売り方をしていたからです。まさに儲けだけが目的となった業者の最終的な姿です。 ではどうしたらいいでしょうか。 初心にかえり、適正な価格で適正な買い物をするに尽きると思います。 業者まかせにしない、こちらも専門家を見方にしてオンリーワンを望むというのはどうでしょうか。 そういう考え方で設計事務所を利用する方法もあると思います。 企業倒産一覧(参考) 2011/03 サンエイ(建築) 2010/05 エービー産業(建築) 2009/05 ジョイント・コーポレーション(不動産) 2009/03 アーバンエステート(注文住宅) 2009/02 日本綜合地所(不動産) 2009/01 富士ハウス(注文住宅) 2008/12 ナチュラルホーム(注文住宅) 2008/10 ダイナシティ(不動産) 2008/08 アーバン・コーポレイション(不動産) 2008/06 スルガコーポレーション(建設・不動産) 2008/04 ケイアール不動産(旧・興和不動産(不動産) |
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