都市住宅設計ナビ
田中設計
昭和49年開設
東京都品川区小山台1-15-4
TEL・FAX 03-3791-0176
設計資料室
東京都渋谷区広尾2-5-15
携帯TEL 090-9974-0176
代表 田 中 邦 男(S20年生)
1974年一級建築士免許取得
東京都防災ボランティア登録
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バリアフリー住宅の設計
下図は、鉄筋コンクリート造2階建てのバリアフリー住宅です。
前面道路より敷地が約3m程下がっており、玄関が2階になっています。
前面道路→アプローチ→ポーチ→玄関→玄関ホール→LDK が、
段差の無いほぼ同レベルの床になっているバリアフリー住宅です。
将来の車椅子を想定し、スムーズな移動が可能な床レベルにしています。
前面道路から玄関までは、雨仕舞いのために、わずかな上り 約 5/100 弱勾配
のスロープになっており、玄関ポーチ上部には1.2m程の庇が出て、
建物内への雨水等の浸入を防いでいます。
将来、2階だけで生活する場合に備え、2階にLDKとバストイレ・洗面を集めています。
居間にベットを入れれば、すぐに2階だけでも生活が出来るようなプランです。
段差が最大で1.5cm以下になっている玄関です
バリアフリー住宅 RC断面図
さらに、この住宅は高断熱仕様になっており、省エネ性の高い家でもあります。具体的には、
コンクリート陸屋根・壁・基礎立ち上がりの内側に、硬質ウレタンフォームを40mm吹付け、
主要窓は真空ペアガラスにしています。 断熱性能を数値で示す→熱損失係数Q値は、
1.76W/m2kを実現しています。青森県の指標(Q値=1.90W/m2k)と北海道の指標
(Q値=1.60W/m2k)の間になります。 暖冷房効率が格段によくなり、光熱費を抑え、
春夏秋冬と四季を通して快適な室内環境を目指しています。 特に冬でも、厚着にならなくても
気分よく過ごせる家になっています。
また、お元気な間は1階の寝室を利用しています。バリアアリー住宅となりますが、
階段の 蹴上げは 17.8cm とゆるい階段にしてあります。