都市住宅設計ナビ
田中設計
昭和49年開設
東京都品川区小山台1-15-4
TEL・FAX 03-3791-0176
設計資料室
東京都渋谷区広尾1-1-22
携帯TEL 090-9974-0176
代表 田 中 邦 男(S20年生)
1974年一級建築士免許取得
東京都防災ボランティア登録
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高断熱住宅・住宅の断熱性を決めよう
人の体温36.6度、休憩時100W、歩行時250Wの熱量を放出しています。
熱は温度の高い方から低い方へ移動(伝導・対流・輻射)します。
建物をめぐる熱の移動は伝導が5%・対流が20%・輻射が75%になります。
下記のQ値は熱損失係数のことで、改正省エネ法で、新築又は増改築
の場合、建物の延べ面積が従来の2000m2から300m2以上に引き
下げられ、等級4のクリアが必要です。H22年4月から施行です。
建物の省エネルギー等級表
Q値が小さいほど省エネの性能が良いことになります。
 省エネ等級     省エネ基準            関東のQ値
 等級1    等級2に満たないもの
 等級2    旧省エネ基準(S55年)      5.58W/m2K以下
 等級3    新省エネ基準(H4年)       3.95W/m2K以下
 等級4    次世代省エネ基準(H11年)   2.70W/m2K以下
長期優良住宅では、省エネ等級は等級4です。
まず、建材の熱伝導率から、屋根/天井外壁開口部床/基礎 等の
熱貫流率を出し、その各部の熱貫流率に面積を掛けた熱損失と、
自然換気による熱損失を合算して、その住宅の熱損失係数Q値を出します。
下図は住宅の各部分からの熱損失の割合を表しています。
構造別の熱損失は、RC造は隙間風が少ないので木造の約半分です。
建物の熱は、外気に接している部分と、地盤に接している部分から逃げて
いきます。
昭和20年代 6面外気 Q値 14.32W/m2K 等級1です。
昭和20年代 3面外気 Q値 最上階 7.47W/m2K 等級1です。
2面外気 Q値 中間階 5.15W/m2K 等級2です。
3面外気 Q値 最下階 5.67W/m2K 等級1です。
上下階及び左右に隣家・部屋がある界床・界壁部の熱損失Q値はカウントしません。
換気をのぞき、単位面積当たりの窓・開口部から失われる熱は、その他
の部分より2〜8倍高く、冬の寒さ対策は窓・開口部が効果第一です。
現在住宅の自然換気回数(一時間当り)
RC住宅 0.5回       2×4住宅 0.7回       木造軸組住宅 1.0回
簡易的なQ値例
 木造和風総2階建  3間×5間×2F=30坪  4面外気  開口率20%
断熱材 床:スタイロフォーム  @25 → ベタ基礎 + 床下気密化
      壁:グラスウール10K @50 → グラスウール10K @100
    天井:グラスウール10K @50 → グラスウール10K @100
開口部 単板ガラス + 障子又はカーテン → 複層ガラス + 障子又はカーテン
暖房時の自然換気回数 1回/h → 自然換気回数 0.5回/h(気流止め)
 住宅熱損失係数はQ=4.03W/m2K 等級2    → 改良案  Q=2.53W/m2K 等級4
同仕様で平屋15坪でQ=4.72W/m2K 等級2  → 改良案  Q=2.91W/m2K 等級3です。
同仕様で3階建45坪でQ=3.68W/m2K 等級3 → 改良案  Q=2.38W/m2K 等級4です。
同じ断熱性能でも延べ面積が大きい程、熱損失Q値は小さくなります。
RC造中間階の住宅内部↓ 4面外気 Q=6.64W/m2K 等級1(換気回数0.5回/h)
板の間の部屋に断熱効果を期待してペアガラスサッシュの内側に紙障子を入れています。
障子の他に、カーテン、遮熱カーテン、ハニカムサーモスクリーン、樹脂内窓サッシ等があります。
室内側に紙障子を入れ、ヒートショックを緩和した窓の温度測定例です。
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