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青い直線

言葉は記憶の彼方へ(よ行1頁目:よあ〜よん)

青い直線
  1. 夜明け
  2. 洋傘の部品
  3. 洋行
  4. 葉酸
  5. 溶射
  6. 幼児誘拐
  7. 腰痛の原因
  8. ようつべ
  9. 陽電子
  10. 洋モク
  11. 夜明造巣鳥
  12. 吉原
  13. 与瀬は浅川の向こうだ
  14. 夜鷹
  15. ヨドバシカメラ
  16. 夜鍋
  17. 呼び水
  18. ヨヒンビン
  19. 四方山話
  20. 予約語
  21. 夜の虹
  22. 万屋
  23. 世渡りの三芸
  24. 「四大指令」
青い直線

夜明け

よあけ。[ミッドナイトブルー]→[夜明造巣鳥]→ [茜色]→[ドーンピンク]→[暁鼠]→[ピーカン]。日暮も参照のこと。(2008.07.30)

洋傘の部品

中棒
背骨に相当する部分。石突と手元を結ぶ軸。
親骨
生地が縫い付けてある骨。4本、6本、16本などもあるが、理論的には3本以上、標準では8本。この長さでサイズを表すことが多い。
受骨
集まってきた親骨を支える骨。
石突き
先端の尖った部分。
菊座
天頂部の隙間にに充てる周囲がギザギザの円形をした生地。ここが痛んでくると雨漏りする。
露先
親骨の先端部分。目を突かないようにチップが埋め込んである。さした状態で、雨露が垂れる部分。
手元
握る部分(握り、ハンドルとも呼ぶ)。

傘は傘屋で購入し、壊れると修理に出していたのはいつ頃までだったろうか。東京五輪の頃までだろうか。(2009.10.05)

洋行

ようこう。中国語で、商店や商社のこと。○○洋行という会社名は日本でもよくある。(2009.04.12)

葉酸

ようさん。別名、プテロイルグルタミン酸。英、folic acid。C1919。水溶性のビタミンで、核酸やアミノ酸合成に必須。

高等動物は合成できないので、栄養として取り入れなければならない。食物からの摂取と腸内細菌の合成したものの利用と、ソースは二つ。緑黄色野菜やレバー、ウニ、ウナギのきもなどに多く含まれる。通常の生活で不足することはないとされている。残留農薬等基準対象外物質。(2009.05.14)

溶射

ようしゃ。英:thermal spraying。セラミックや金属、セラミックス・サーメットなどの粉末状の溶射材料を火炎中に送り、溶かしながら目的の基材に吹き付け、皮膜を形成させて行う表面処理法のひとつ。溶射材料によって、基材の耐摩耗性や耐腐食性、電気絶縁性を高めたり、絶縁体の表面に導電体を溶射して導電性を与えたり、粘着テープに対する粘着性を低下させたりと、基材表面に新たな性質を付与する。施行の対象となるのは、ディーゼルエンジンやガスタービンなどの機械部品から、建物、鉄橋、鉄塔など、その特長を生かして多岐に渡る。

JIS H 0201において、アルミニウム表面処理用語(611)では、下記のように定義されている。

燃焼又は電気エネルギーを用いて溶射材料を加熱し、溶融又はそれに近い状態にした粒子を素地に吹き付けることによる皮膜の形成。

溶射以外の表面加工法には、塗装、鍍金、琺瑯がある。(2009.11.15)

幼児誘拐

中国:年間20万人の児童が行方不明、我が子救出に奔走する親たち(写真)

【大紀元日本2008年9月5日】中国は、生まれてくる子どもは男子を望む傾向が強く、一人っ子政策がそれに拍車をかけてきた。様々な理由で子どもができず、さらに男の子を望む中国人の中には、人身売買に解決策を求めている者も多いことから、闇業者がはびこり、誘拐が多く発生している。専門家によれば、年間20万人の子どもが行方不明になり、親元に戻れるのはわずか0.1%であるという。(2008.09.05)

腰痛の原因

腰痛にはぎっくり腰のような急性と椎間板ヘルニアのような慢性があり、原因のハッキリしている腰痛ほど治りやすい。

整形外科的原因
椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、腰部脊柱管狭窄症、変形性脊椎症などの整形外科で扱う病気。
内科的原因
腎臓結石、尿管結石、婦人科の病気、大動脈瘤、悪性腫瘍などの内臓の病気。
精神的原因
緊張や鬱病など。

(2009.06.30)

ようつべ

この言葉の起源は2チャンネラーが、”YouTube”をこう読んでしまったことに始まるとも、ローマ字入力で、”ようつべ”とキーボードから入力するためとも言われている。軍靴の音が聞こえるも参照のこと。(2007.12.21)

陽電子

ようでんし、ポジトロン、positron。電子の反粒子。質量は電子に等しく、電気素量で表すと、電子と反対のeの電荷を持つ。陽電子と電子が衝突すると、γ線を放出して消滅する。

宇宙が誕生した時に、同じ数の電子と陽電子が発生したと推測されているが、宇宙を観測しても、陽電子はほとんど検出できない。大きな謎。(2008.07.29)

洋モク

外国の紙巻き煙草を洋モクと呼んで、有り難がった時期があったが、プラザ合意の後、円高となり外国煙草の値段が下がってからは、この言葉が使われることは少なくなった。(2007.12.22)

夜明造巣鳥

”よがあけたらすをつくろうどり”または、”やみょうぞうそうちょう”。明確な読み方は不明。意味は、”読んで字の如し”。小中学校の校長先生の訓示で、使い古され続けてきた教訓。どこかに種本でもあるのかも知れない。(2008.04.22)

吉原

江戸幕府公認の遊郭。浅草寺の裏手、千束(せんぞく)の付近にあった。もとは日本橋にあったが、明暦(めいれき)の大火(1657年、振袖火事とも呼ばれる)の後に移転させられた。千束は今ではソープ街になっているようだ。吉原についてそれより詳しくは、次のキーワードを参考のこと。

元吉原、新吉原、仲の町、仲、吉原大門、吉原田圃、猪牙舟、お歯黒ドブ、見返り柳、花魁、禿、幇間、初回、裏を返す、お茶をひく、冷やかし、付け馬、北国、北、見世、起請文、落語:三枚起請、心中、三千歳、高尾、島原、丸山、岡場所。

(2007.4〜11)

与瀬は浅川の向こうだ

よせはあさかわのむこうだ。まず、人にちょっかいを出して、”よせ!”と言わせる。そうしたら、"与瀬は浅川の向こうだ"と言い返して笑う。

中央線与瀬駅は1956年相模湖駅に、浅川駅は1961年に高尾駅に改称された。それまでは、この言い回しは通用することもあったと思われる。

当時の新作落語で、子供の代わりに高尾山へ昆虫採集に行き、「次は、よせー、よせー」というアナウンスで、浅川でおりるというのがあった。今では誰も知らないでしょうね。(2007.4〜11)

夜鷹

江戸時代の最下級の娼婦。夜の川岸などに、むしろで姿を隠しながら出たので、こう呼ぶようになった。当然、幕府公認ではない。(2007.4〜11)

ヨドバシカメラ

新宿淀橋のヨドバシカメラには私が大学1年の時初めて行った記憶があるので、(株)淀橋写真商会創業の頃のようです。当時は小売りもする問屋で、駄菓子屋を改造したようなたたずまいの店でした。”アメ横より安い”、”とにかく安い”と口コミで広がって客が増えていきました。(2007.4〜11)

夜鍋

夜遅くまで仕事をすること。夜食は鍋物なら簡単なので、これを夜鍋と言った。(2007.4〜11)

呼び水

よびみず。別名、誘い水。井戸のポンプの途中に空気が入り、水柱が途切れてしまうことがある。その時は、ポンプに上から水を注ぎ、ピボットを何回か上下させて回復させる。”水を呼ぶ水”という意味で、この水を呼び水と言った。

井戸が減ってしまった現在、この言葉は比喩的にしか使われなくなった。当地では、震災対策のひとつとして井戸の保存も行われている。大きなホテルには、敷地内に非常電源付きの深井戸があり、震災時には近隣住民にも水を供給することになっている。そのような深井戸でも、呼び水は必要。

井戸を使い終わったら、呼び水に必要な分の水を必ず取っておく。そうしないと、次回も呼び水が必要になるかも知れないから。その水のことを、”予備水”と命名してはどうか(^_^;)。(2008.08.15)

ヨヒンビン

yohimbine。西アフリカ特産のアカネ科の植物、ヨヒンベの樹皮から見つかったアルカロイド。α受容体遮断薬だが、細い血管の平滑筋に多く存在するα受容体も、それを神経支配する交感神経などに存在するα受容体も遮断する(アドレナリン受容体を参照のこと)。中枢神経においてはセロトニンに拮抗する。臨床では有害作用のため使用されない。

古くから催淫作用があるとされ、現地人もその用途に使っていたという。古くはその用途で使われていたらしいが、量を誤って死んだ人もいたと聞いたことがある。しかし、バイアグラなどが開発された現在では、有用性に乏しい。

知り合いの獣医は、小型犬の手術を終えた際に、麻酔を覚ますのに使っている。なんでも、その様子を見た飼い主が感激するからとのこと。治療の意味はないが。(2009.07.10)

四方山話

よもやまばなし。取り留めのない話。世間話。語源については諸説あるようだ。(2010.01.04)

予約語

よやくご。コンピューター用語で、あらかじめそのプログラミング言語で使用するので、その言語を使用する時に識別子として使ってはいけない言葉。その言語における予約語の使用に関するルールよりも、この制限の方が優先する。(2009.03.25)

夜の虹

”月虹”とも言う。月が明るい時期には、条件がよければ虹が見えることがある。(2007.4〜11)

万屋

よろずや。田舎では、パン屋、本屋、文房具屋、お菓子屋、乾物屋、味噌屋、煙草屋などの専門店ではなく、客の要望も受け、扱える商品なら何でも売っている店があった。それを万屋といった。しかし、自動車の普及にともなって、大型の店舗が進出し、万屋は無くなりつつある。

都心部の住宅地では、高齢化にともない再開発を行ってコンパクトシテイを作るような環境にもなく、コンビニにも遠い。足の弱くなった客の要望で、パン屋でキャットフードと文房具と野菜を売っていたり、八百屋でうどんを売っていたり、乾物屋で予約制で少年ジャンプを売っていたりする。既存の商店がだんだん万屋風になってきた。そういう地域では、夕刻になると豆腐屋がラッパを吹きながら回ってくるが、流石に、朝の納豆売りは来ない。(2007.12.18)

世渡りの三芸

”読み、書き、算盤(そろばん)”のこと。寺子屋で教えた。(2007.4〜11)

「四大指令」

日本の教育管理に対して、占領軍がまず最初に行った禁止命令。1945年(昭和20年)10月から同年12月にかけて、矢継ぎ早に出されたので、こう呼ばれる。

第一指令(10月22日)
「日本教育制度に対する管理政策」
第二指令(10月30日)
「教員及教育関係官の調査、除外、認可に関する件」
第三指令(12月15日)
「国家神道、神社神道に対する政府の保証、支援、保全、監督並に弘布の廃止に関する件」
第四指令(12月31日)
「修身、日本歴史及び地理停止に関する件」

(2009.07.18)

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