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1904年8月22日、日本の特命全権公使と李氏朝鮮(大韓帝国)の外部大臣が締結した協約。以後、日本推奨のアドバイザーを李氏朝鮮の外交、財政の顧問とすることになった。
この時、まだ日露戦争は終わっていなかった。日露戦争の目的は、列強の一角を占めるロシアが南下して、近代化が始まったばかりの日本を植民地 にするのを防ぐためであった。この協約の目的は、両国が植民地化されることを防ぐため、李氏朝鮮の近代化を促すことであった。
一方、李氏朝鮮政府の内部は2つの派に分裂していた。1つは日本に事大 してその保護国にしてもらうことを希望するグループ、もう1つはそれまで清の属国であったが、列強によって蚕食されつつある清を見限ってロシアに事大してその保護国にしてもらい、政権の延長を図るグループ。
ロシア事大派であった李氏朝鮮の高宗は、国と国との約束事である協約を端から守る気はなく、この協約への不満を表明する密使をロシアや欧米列強へ送ったので、国際社会および日本の信頼を失った。翌年李氏朝鮮は日本に土下座して、保護を求めることになる(第二次日韓協約)。(2008.07.23)
1945年(昭和20年)10月22日 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)
日本の教育制度の管理についての指令
1 日本政府の新しい内閣に対して、教育についての占領の目的と政策を、よく解らせるために、次のように指令する。
2 文部省は、マッカーサー司令部の関係部局と連絡する機関を設け、その要求によって、この指令のそれぞれの条項にもとづいてとったすべての処置のくわしい報告書を出さなければならない。
3 この指令のそれぞれの条項に関係のある日本政府の官吏と雇傭員、公私立学校の教員と職員はすべて、この指令の字句も精神も、一人一人責任をもって守らなければならない。
原文は、SCAPIN-178, 22 October 45, Administration of the educatinal system of Japan.「四大指令」も参照のこと。(2009.07.23)
一般用医薬品(医薬品を参照のこと)の中で、薬剤師による対面販売が要求されるもの。
(2009.05.20)
少年院法(昭和23年7月15日、法律169号、改正平成19年6月15日、法律88号)で使用されている法律用語。「退院」とは、「少年院収容受刑者」が少年院を出所すること。出所という言葉に対して、「退院」を使う。仮出所に相当する「仮退院」という言葉もある。(2009.07.05)
1897〜1910年。李氏朝鮮時代末期に使われた国名。日清戦争の終戦処理として、1895年に日本と清の間で結ばれた下関条約で、清の属国 であった李氏朝鮮が独立することになり、大韓帝国ができた。ロシアに保護されていた李氏朝鮮の高宗は、大韓帝国の皇帝となった。
清の属国であった証拠の三田渡碑を倒し、迎恩門を破壊し、独立門を建造した。
1899年(明治32年)、憲法に当たる”大韓国国制”を制定、韓清通商条約を締結し、列強の植民地にならないよう近代化を目指した。
税制、貨幣の鋳造技術と貨幣制度、銀行制度、公的な教育機関、土地制度、戸籍制度、病院、馬車の通行が可能な広くて平らな道路、上下水道、港湾施設、農業に必要な灌漑施設、洪水を防ぐための河川の堤防、など、近代化に必要なインフラがなかった。また、”両班”と言われる働く必要のない階級に属する人が多数存在し、一方、”白丁”と呼ばれる奴隷階級があり、いずれも勤労意欲は低かったという。文盲率も高く、財源も不足していたため、近代国家になる希望は頓挫した。
当時の様子は、1894年から1897年の間に、4度に渡って李氏朝鮮を旅行したイギリス女性探検家イサベラ・バードの「朝鮮紀行(講談社学術文庫)」に詳しい。
独立国として立ち行かなくなったので、1905年(明治38年)第二次日韓協約が結ばれ、日本の保護国となった。1919年(明治43年)には、大日本帝国と大韓帝国の間で、日韓併合条約が締結され、大韓帝国は消滅した。(2008.07.19)
たいきゅうしょうひざい。統計でよく使われる用語だが、厳密な定義は見当たらない。家計で購入し、想定耐用年数が1年以上で、購入価格が比較的高いものをいう場合が多い。反対語は非耐久消費財で、消耗が速い。両者の中間的なものも存在する。(2009.06.12)
だいくのひるぐそ、じょろうのよぐそ。説明はいらないだろう。(2008.03.07)
だいご。醍醐とは、昔作られていた乳製品で、チーズのようなものだったらしい。聖徳太子も召し上がられたとか。醍醐という地名は各地にあるようだ。(2007.4〜11)
だいこくばしら。民家の中程にある太い柱で、建物を支えている重要な柱。特に、雪国の古い民家のそれは太く、立派。神棚の付近にあることが多い。この言葉から転じて、一家を支える人物のことをいうことがある。現在では、軸組工法(じくぐみこうほう)で家を建てる場合の通し柱にあたる。通し柱は複数あり、特に太いということはなく、家の中心にあるとは限らない。(2007.4〜11)
だいごれつ。英:fifth column。自国の中に存在する敵国に呼応して破壊工作、内乱、騒乱、スパイ、テロ活動などを行う勢力のこと。 日本では死語になっているが、それは単なる無関心の所為で、現在の日本においても存在すると考えた方が良い。スペイン内戦で、反政府軍側の将軍エミリオ・モラ・ビダルの1936年のラジオでの発言が起源。(2009.06.12)
薄切りに塩を振ってビールのアテに、卸してサンマに添えて、多量に卸して雪鍋に、じっくり煮込んでおでんや風呂吹き大根に、大根汁とデンプン糊と混ぜて保温すれば水飴ができる。八面六臂の活躍をする頼もしい重量野菜。沢庵や切干大根もあった。
[亀戸ダイコン] [練馬ダイコン] [三浦ダイコン] [守口ダイコン]
(2008.10.01)
だいさんげん。県、省、首都における科挙の試験全てにトップ合格した人を三元と呼んだ。このような人は稀だった。これがマージャンの大三元の由来。(2007.4〜11)
1945年(昭和20年)12月15日 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)
国家神道についての指令
1 国家が定めた宗教と祭りを、直接間接に強いられて、信仰させられたり信仰していると言わされたりすることから、日本国民を解放するために、
戦争のつみと敗戦と苦しみと貧しさとひどい現状をもたらした考えに対して、強いられて金を出し助けてきた財政上の負担を、日本国民から取り除くために、
日本国民をだまして侵略戦争を起させた軍国主義と極端な国家主義をひろめるのに、神道の教えと信仰をゆがめて利用することが、再び起らないようにするために、
日本国民がその国民生活を一新して、永久の平和と民主主義との理想にもとづく新しい日本を打ち建てるのを助けてやるために、
次のように指令する。
2
3 日本政府は昭和二十一年三月十五日までに、この指令のそれぞれの条項にもとづいてとったすべての処置のくわしい報告書を、マッカーサー司令部に出さなければならない。
4 日本の政府・府県・市町村の官公吏・雇傭員・教員・職員・一般の人・日本居住者のすべては、この指令の字句も精神も、一人一人責任をもって守らなければならない。
原文は、CIE, SCAPIN-448, 15 December 45, Abolition of Governmental Sponsorship, Support, Perpetuation, Control and Dissemination of State Shinto (Kokka. Shinto, Jinja Shinto ). 「四大指令」も参照のこと。(2009.07.24)
たいしゃ。赤土由来の赤褐色の顔料。”赭”は赤土のこと。酸化第二鉄(Fe2O3)。 HTML color code:bb5520。(2008.06.15) |
だいずあぶら。江戸時代までを代表する油脂といえば、菜種油だが、大豆油は1890年(明治23年)、水圧式の圧搾機が導入されてから大量生産されるようになった。日清戦争後は、原料の大豆も満州産のものが主力となった。主要生産国は、米国、ブラジル、中国。本邦で消費される植物油の中では、菜種油に次いで多い。
脂肪酸組成はリノール酸約50%、オレイン酸約20%、パルミチン酸約10%。家庭用のサラダ油、天ぷら油、マヨネーズやドレッシングの原料、水素添加でマーガリンやショートニングの原料として利用されている。なお、大豆レシチンは精製過程で副産物として生じるリン脂質。(2009.06.27)
下の表にあるように、答えはYES。
アミノ酸 全脱脂大豆 牛肉 豚肉 全卵 アラニン 4.20 7.18 6.01 7.92 アルギニン 7.83 6.95 1.37 6.41 アスパラギン酸 11.17 10.36 9.82 9.18 システイン 1.47 1.33 1.22 2.77 グルタミン酸 19.52 19.69 14.99 12.75 グリシン 4.20 4.98 4.57 3.25 ヒスチジン 2.37 3.94 4.26 2.61 イソロイシン 4・74 5.39 5.25 5.30 ロイシン 7.18 9.84 8.68 8.55 リジン 6.38 10.19 9.44 7.05 メチオニン 1.45 2.49 2.74 3.40 フェニルアラニン 4.66 4.98 4.26 5.15 プロリン 5.84 4.63 3.88 4.04 セリン 5.18 3.76 3.58 7.21 トレオニン 4.01 4.98 4.57 4.67 トリプトファン 1.19 1.45 1.45 1.58 チロシン 3.63 3.94 3.58 3.88 バリン 5・00 6.08 5.56 6.57 食品科学便覧、共立出版(株)より改変
(2008.12.11)
たいせい。この言葉は病原菌や癌細胞だけでなく人間を含めたそのホストの双方に使用するが、意味は同じで、何かの処置が効きずらいか無効になった状態のことをいう。相手が薬剤であれば、薬剤耐性と呼ぶ。(2008.12.10)
たいせいつう。打ち身、捻挫、虫歯などによる痛み。内臓痛とは異なり、痛みの強さは一定で、痛むところを押すと痛みは強くなる。(2008.07.25)
だいたいいりょう。(complementary) alternative medicine。鍼灸、整体、指圧、漢方薬などの伝統療法、民間療法 、健康食品などを利用した療法などの総称で、正規の医療機関は関与しない。EBMの対極にある。
日本では1900年代になって、誰が主体となっていたかは知らないが、”米国では代替医療が盛んで、・・・”というようなフレーズとともに代替医療という言葉が盛んに喧伝された時期があった。引き続き、医師国家試験が難しくなった時期、それまで成人病と呼ばれていた糖尿病、高血圧症、高脂血症などが生活習慣病と呼び替えられた時期を経て、近年になりメタボリック症候群という言葉が流行している。いずれも、医療費を低減させる方向への舵取りに見える。
日本において代替医療を扱っている学会は日本補完代替医療学会。学会とはいうが、法人格なしで、日本医学会・日本歯科医学会にも加盟していない。1990年(平成2年)7月に代替医療研究会として発足し、2000年(平成12年)4月に改名して現在の名称となった。この学会では、「がんの補完代替医療ガイドブック」、日本補完代替医療学会誌第3巻第1号別刷、2006年2月の監修を行っている。体験談商法で末期癌患者の多くが用いている”アガリクス”なども取り上げている。(2008.11.17)
だいたいふろん。フロン類は炭素と塩素、フッ素の化合物(有機塩素系化合物)で、自然界には存在しないが、非常に安定な化合物。過去には、冷蔵庫の冷媒や精密部品の洗浄に使われていた。例えば、光学機器のレンズの洗浄、電子顕微鏡で観察する試料の洗浄には、フロンスプレーはなくてはならないものだった。しかし、オゾン層を破壊する可能性が指摘され、1985年のオゾン層の保護のためのウィーン条約などで、製造、輸入が禁止された。そこで代替フロンが使われるようになったが、この物質にもオゾン層を破壊する作用があると指摘されている。(2007.4〜11)
だいだんえん。小説、芝居などで、めでたく終わる最後の部分。文中に”大団円”という項目を設けるのは、古くさいかも知れないが、逆にそれをねらうやり方もあるかも知れない。(2007.4〜11)
上野の山、つまり、上野台の台。(2007.4〜11)
体内で鉄は遊離の状態ではなく、鉄結合蛋白質に結合している。”fer”はラテン語のferrum(鉄)に由来する(ferro-も参照のこと)。
- ヘモグロビン(hemoglobin)
- 体内の鉄の約60〜70%は、赤血球中でヘモグロビンに結合している。”haimo”はギリシャ語で鉄の意。
- フェリチン(feritin)
- 約25%が肝臓や脾臓にフェリチンと結合して貯蔵される。フェリチンは約44kDaの水溶性蛋白質で、汚い赤色をしている。肝臓、脾臓、骨髄、心臓、肺などが障害されると血中に出てくるので、腫瘍やアルコール性肝障害のマーカーひとつとなっている。
- ミオグロビン(myoglobin)
- 約4%がミオグロビンとして筋肉に存在。ミオグロビンはヘモグロビンに似ている蛋白質で、肉の赤身の色はこれ。”mys”はギリシャ語の筋肉。
- トランスフェリン(transferrin)
- 約0.1%が糖蛋白質トランスフェリンに結合して血清中に存在する。骨髄に存在する未熟な赤血球などへの鉄イオンの輸送に関与している。分子量約80kDAの糖蛋白質。
(2009.08.23)
たいないひばく。体内に取り込んだ放射線源による被爆。内部被爆に同じ。被爆量は距離の二乗に反比例するので、線源からの距離が2分の1になると4倍、10分の1で100倍、体内被曝では線源が非常に近いので、恐ろしい量の被爆量になる。
内部被爆が特に問題になるのは、放射性のヨード。取り込まれたヨードの多くは甲状腺ホルモン の生成に使われるので、甲状腺に集まること、原発の原子炉の中には放射性のヨードが蓄積されているなどのため。なお、放射性のヨードは崩壊に伴ってγ線 を発生するので、甲状腺腫瘍を増加させることになる。このことはチェルノブイリ事故で検証されている。(2008.07.31)
1945年(昭和20年)10月30日 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)
教育関係者の資格についての指令
1 日本の教育制度の中から、日本国民に敗戦と戦争のつみと苦しみと貧しさとひどい現状をもたらした軍国主義の勢力と極端な国家主義の勢力を取り除くため、そして軍隊の経験や軍と特別の関係がある教員と教育官吏をおさえるために、次のように指令する。
2 日本の現在の教育関係者と将来教育に関係したい者のうちで、望ましくないので、やめさせなければならない者、職につかせられない者をきめるために、次のように指令する。
3 この指令のそれぞれの条項に関係のある日本政府の官吏と雇傭員、公私立学校の職員はすべて、この指令の字句も精神も、一人一人責任をもって守らなければならない。
原文は、SCAPIN-976, 30 October 45, Directs the elimination from the educational system of Japan of all personnel who are known to possess militaristic and ultranationalistic influences which in the past have contributed to the defeat, war guilt, suffering, privation and present deplorable state of the Japanese people.「四大指令」も参照のこと。(2009.07.24)
- 第7章 補足
- 第73条 将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スル必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ 此ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス
勅命を以って議案を帝国議会に付し、両議院の総員の3分の2以上の出席で開会し、出席者の3分の2以上の賛成で憲法の条項を改正できる。日本国憲法はこの条文により改正したとされる。(2009.06.08)
だいのうへんえんけい。人間で発達している新しい皮質である大脳皮質と、呼吸など生存のために必要な中枢の存在する脳幹(のうかん)の間にあり、”古い皮質”という呼び方もある。魚類や爬虫類の脳にはすでに存在していて、進化した動物でもこの部位はそれ以上には発達していない。生存に必要な本能行動や快・不快などの情動に関与しているので、”情動脳”と表現されることもある。
自律神経系、内分泌系の中枢である間脳の視床下部を包むような形になっていて、自律神経系、内分泌系にも影響を与える。
意欲と深く関係しているとされる帯状回(たいじょうかい)、快・不快、恐怖、攻撃などの情動の出現に関与しているとされる扁桃核(へんとうかく)、学習記憶と密接な関係のある海馬(かいば)も辺縁系に含まれる。
サケが嗅覚を使って自分の川へ帰るように、辺縁系は嗅覚とも深い関係がある。人間でも、特定の臭いによって古い記憶が突然呼び覚まされることがある。
大脳辺縁系の機能亢進が統合失調症(精神分裂病)の原因であることが、強く示唆されている。(2008.01.20)
日本語ワープロが普及するまでは、ある程度以上の規模の会社には、”タイピスト”という職種があった。和文タイプライターというものがあって、ハンドルを動かして活字をひろって印刷原稿を作っていた。和文タイプライターを使うのは特殊技能であった。日本語ワープロが広まってきた頃には、”ワープロ入力代行業”という商売もあった。タイピストを養成する各種学校も、日本語ワープロの使い方を教える学校に衣替えした。
現在はどうだろう。日本語ワープロは特殊技能ではなくなった。”原稿は原稿用紙に書いて郵送”から、”メールに添付して送る”に変わった。”タイピスト”も”ワープロ入力代行業”も死語になりつつある。
ピアニストを志望していた古い友人がいる。当時、”ワープロ入力代行業”を始めた。「指が長くて器用に動くので」と言っていた。少し、悲しかった。(2007.12.01)
だいひんみんばくだん。この言葉は、マーケットの馬車馬氏が2005年4月の”大丈夫か韓国(3) 大貧民爆弾が炸裂する日”の記事で使い始めたと思われる。北朝鮮が崩壊すると、食糧難のために多くの北朝鮮の民が国境を接したロシア、中国、韓国に流入することが想定される。レアメタルはあるにせよ、厳しい気候で農業に適さない痩せた土地を、彼らは生存のために後にするだろう。冬の朝鮮半島には、身も心も冷え切るような大陸から乾いて冷たい空気が流れ込む。彼らの面倒を誰が見るのだろうか。トランプの”大貧民”と違い、冗談で済まない問題だ。
”先軍政治”のため誕生した、100万人の軍人をどう処遇するのか。強制収容所に隔離されてきた人達は、どういう行動をとるのか。覚醒剤中毒者をどう扱うのか。偽札を隠し持っていたら、どうやって見つけるのか。北朝鮮の民には、何か”付加価値”のあるものを作り出す能力はあるのか。工業製品の生産技術、農業技術、芸術活動などに期待できるものはほとんどない。洗脳は解けるのか。民主主義を知らず、相互監視と密告の中で生活してきた彼らが、新しい土地に適応できるのか。汚職と賄賂の横行する社会だと聞いている。民度はどうなのか。
経済格差が南北朝鮮より、ずっと小さい東西ドイツでも統合後、経済がうまく回っていない。大戦後、最後に残された分断国家はいずれ統合するだろう。必要な援助は誰がするのか。幸いなことに日本は海で囲まれている。ボートピープルが出現するにしても、貧弱な船舶と不足している重油から考えて、海岸線の警備を強めることで、対処できそうだ。それから、日本国内にいる北朝鮮のような教育が行われている学校とその関係者、および、それを支援する団体とその関係者にも注意をしなければならないが。(2007.12.12)
(2009.05.08)
国際的に用いられる台風の名称。命名は、気象庁が台風と認めた時、台風委員会が管理する呼名を用い気象庁が行う。呼名は台風に関係するアジアの国など(台風委員会メンバー)から提案された140個からなる名簿を循環的に使用する。出典:気象庁の気圧配置 台風に関する用語。
(2009.05.08)
東京から北九州まで、中京、阪神を含む臨海地帯。3大都市圏(東京、名古屋、大阪)と4大工業地帯(京浜、中京、阪神、北九州)を内包する。国土面積の約4分の1に、人口の約60%が居住する。過密の弊害と集中の効果を併せ持つ。東海道メガロポリスも参照のこと。(2008.09.10)
たいま。学名:Cannabis sativa L。マリファナ(marijuana)。有効成分はカンナビノイド。依存性は低いとされているが、統合失調症、鬱病などの精神病発症のリスクを増大させるという研究もある。また、大麻やシンナーををきっかけにコカイン、ヘロイン、覚醒剤などの凶悪な薬物に入っていく例も多いので、”gateway drug”とも見なされる。
オランダやカナダでは、末期癌の鎮痛、多発性硬化症のけいれん治療などの目的での使用は合法になっている。日本では、大麻取締法で規制され、医療目的であっても違法となる。医薬品としてはカンナビノイド受容体の項を参照のこと。
北海道の原野に大麻は自生する。見ている分にはかまわないが、葉っぱを取ると手が後ろに回るかも知れない。見つけたら、官憲に通報すること。(2007.4〜11)
たいまとりしまりほう。大麻については,昭和5年(1930年)の旧「麻薬取締規則」で初めて規制が行われた。現行法は、昭和23年(1948年)7月10日、法律124号。ポツダム緊急勅令により制定された。
覚せい剤取締法(法的表記は”覚せい剤”)は、その濫用により社会的な弊害が目立ってきたので昭和26年(1951年)6月30日に制定された。
(2008.09.20)
だいみょうぼち。大名は江戸にも菩提寺を持っていたので、墓がある。町人の墓とは異なる重々しい独特の造りで、一見の価値がある。有名なところでは、上野動物園内にある藤堂家(とうどうけ)の墓地、高輪の東禅寺(とうぜんじ:墓所は裏手にある)、高輪泉岳寺の浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)と四十七士の墓、南品川の細川家の墓(非公開)などがある。
”江戸大名総覧”、秋元茂陽著、金融界社刊の付録に江戸の大名墓地が網羅されているらしい。(2007.12.21)
1657年(明暦3年)の明暦の大火を契機に、幕府によって、リスク分散のため、上屋敷、中屋敷、下屋敷の体制に配置換えが行われた。大名墓地も参考に。
明治の新政府は、大名屋敷、特に、上屋敷を接収することにより、大がかりな地上げをすることなしに、インフラ整備に必要な更地を簡単に入手できた。しかし、薩摩藩の上屋敷、倉屋敷(海岸にあり、物資の輸送に使っていた)、下屋敷は接収できなかった。そのため、東海道線を作るにあたって、その敷地を避けて田町、品川付近では、線路は海岸や、海中に土手を作ってその上に敷いた。(2008.08.19)
だいやくしんせいさく。1958年〜1960年。毛沢東が共産中国を近代化することを目標に行った政策。 英国の年間鉄鋼生産量を抜くことを当面の目標に、農村での鉄鋼生産を強制した。良質の鉄を生産するには、近代的な溶鉱炉とコークスは必須だが、土法炉という原始的な溶鉱炉で炭を使って製鉄が行われた。
1956年の「百花斉放・百家争鳴」運動の自由化路線は、1957年の「反右派闘争」で逆転し、共産党を批判した文化人・知識人の大量粛清、公職追放が行われたので、弾圧を恐れた知識人からはこの政策への批判はほとんどなかったという。なおこの間、宗教者への弾圧も行われ、1957年までに殺されたキリスト教徒は1万1千人にのぼるという研究もある。
生産量は大幅に増加したが、出来上がったのは炭素を多く含むもろい鉄で、実用の役には立たなかった。この政策が施行されている期間、農民は農耕をおこなうことができず農地は荒廃し、製鉄用燃料として山の木を多量に伐採したので禿山だらけとなり、洪水が頻繁に起こったので、農地は更に荒れた。また、溶鉱炉に使う耐火レンガの生産が間に合わなかったので、寺院など多数の歴史的文化遺産がレンガを採取するために破壊された。更に、原料である鉄鉱石の入手が困難な地域では、鉄でできた建築物や農機具、炊事道具などを強制的に集めて原料とした。
この政策をやめてからも長い期間傷が残り、インフラを失った農村地帯で少なくとも餓死者約2,000万人、一説には、5,000万人とも、を出したと言われている。
1959年、毛沢東はこの政策失敗を認めて国家主席を辞任。後に、低下した毛沢東の権力回復を図って、文化大革命(1966年〜1976年)が起こることになる。(2008.08.12)
1945年(昭和20年)12月31日 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)
修身科・国史科・地理科の中止についての指令
1 政府が国家神道とその教えを護ってやり助けてやるのをやめさせる昭和二十年十二月十五日付の根本的な指令に従い、また、日本政府が教育を軍国主義の考えと極端な国家主義の考えをひろめるのに利用し、それらの考えを二三の教科書に織り込み生徒に押しつけたので、次のように指令する。
2 この指令のそれぞれの条項に関係のある日本政府の官吏と雇傭員、公私立学校の教員と職員はすべて、この指令の字句も精神も、一人一人責任をもって守らなければならない。
原文は、SCAPINs-1046 and -1266, 31 December 45, SUSPENSION OF COURSES IN MORALS (SHUSHIN), JAPANESE HISTORY, AND GEOGRAPHY. Directs the Ministry of Education to collect all textbooks and teachers' manuals on morals, Japanese history, and geography used in every course and educational institution for disposal; prepare and submit to SCAP a plan for the introduction of substitute programs to take the place of such courses; and prepare and submit to SCAP a plan for revising textbooks to be used in subject courses. 「四大指令」も参照のこと。(2009.07.24)
英語、”dilatancy”。外から力を加えると固体のように、静かに置いておくと液体のようにふるまう液体中の微粒子(コロイド分散系)のおこす現象。身近なところでは、水 に溶いた片栗粉、波打ち際の砂。これと反対の現象をチキソトロピーという。(2007.12.26)
たいりゅうべん。健康食品業界による造語。腸に便がこびりつく現象は知られていない。内視鏡でも捉えられたことはない。科学・医学用語ではない。宿便も参照のこと。(2009.05.24)
2008年(平成20年)6月18日改正。同一メニューを1回300食以上、又は、1日750食以上を提供する調理施設に適用される。調理過程における重要管理事項として、次の4点が指摘されている。
(2008.11.20)
たいわんぼうず。春先に台湾付近で発生し、日本付近で急速に発達する低気圧を指す気象用語。海山で遭難が相次ぐことがある。現在では死語になっている。(2007.4〜11)
4月は東北、6月は九州というように、北国では雪解け水で、南国では梅雨の雨を利用して行う。田植えの次は”田の草取り”。(2007.4〜11)
taurine。C2H7NO3S。含硫アミノ酸に分類される。別名、アミノエタンスルホン酸。肝臓で、グルクロン酸とともに胆汁酸と抱合し、腸肝循環に加わる。タコ、イカに多く含まれるが、ヒト、トリ、ネズミなどはシステインから生合成できる。なお、ネコは合成酵素を持っていないので、必須栄養素。(2010.03.06)
だえきあみらーぜ。アミラーゼはデンプン を消化する作用のある酵素。ものを食べるときは交感神経系が興奮する。すると、アミラーゼを多く含む唾液が分泌される。このアミラーゼはデンプンの消化に働いているといわれているが、食べた物を飲み込むと、胃の中は胃酸の作用で強い酸性なので、酵素活性は失活する。
そこで考えた。食物を咀嚼している間に行われるデンプンの消化作用などは、微々たるものであろう。唾液アミラーゼの役割はもっとほかにあるのではないか。例えば、この酵素は歯の間などにはさまってしまった食物を分解して、口の中をきれいにしているのではないだろうか。この酵素は、歯にはさまった食物の破片をじっくりと時間をかけて消化する。それが本来の役割ではなかろうか。これは、あくまで、私の考えだが。(2008.04.14)
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