サイトマップ // C言語講座>言葉は記憶の彼方へ>へら←ほあ←ほせ→まあ
ぼせきりょう。新潟県南部、日本海の近く、明星山(みょうじさん)南壁(なんぺき)のルート。ここで転落して亡くなった方の御遺体の写真を見たことがあるが、こういう名前のルートはいやだ。(2007.4〜11)
ほぞをかためる。覚悟を決める。(2007.12.02)
ほぞをかむ。ネコはべつにして、自分の臍を噛むことはできない。後になって、”ああやっておけばよかった”とか、”こうしておけばこんなことにならなかったのに”とか、強く後悔すること。”噬む”は”噛む”に同じ。
孔子が編んだとされる「春秋」を解説した本のひとつ、「春秋左伝」の”荘公六年”に「亡弖国者 必此人也 若不早図 後君噬臍」とある。(2007.12.02)
ほぞをつける。飯をくうこと。臍を外すも参照のこと。(2007.12.02)
ほぞをはずす。腹がへること。臍を付けるも参照のこと。(2007.12.02)
ほそくざい。重合、連鎖反応、酸化、分解等を止めるために反応系に添加される化学物質のこと。使用目的によっては、(酸化、重合)防止剤、(木材)保存剤、(増粘)安定剤、スカベンジャー等と呼び替えることがある。(2008.10.07)
ぼだい。悟りを開いた上で、出てくる智慧のこと。菩提の対義語は煩悩。
福岡県豊前市のシンボルでもある求菩提山(くぼてさん、782m、旧火山)では、1872年(明治5年)の修験道廃止令までは、一山五百坊と言われたように、天台宗求菩提山護国寺(国玉神社)を中心に山伏の修験道が盛んであった。(2009.05.09)
ぼだいをとむらう。亡くなったものが涅槃に向かうよう残された者が供養すること。先祖代々のそれを行う寺を菩提寺と呼ぶ。(2009.05.09)
ほたいけい。自然免疫系のひとつで、20以上の蛋白質とペプチドから構成される。侵入してきた細菌の細胞膜に穴をあけ、サイトカインの放出も誘導する。関与する蛋白の多くは肝臓で合成される。(2009.07.22)
portal site。wwwにアクセスする際の玄関口となるウェブサイトのこと。最近では、各人がブラウザを起動した時にまずアクセスするように設定したウェブサイトをこう呼ぶ。人により、ヤフーだったり、Googleだったり、産経新聞だったり、自分のブログだったり、ずぼらな人は初期設定のパソコンメーカーのウェブサイトだったりする。(2009.05.25)
猫のミケ、タマに該当するような犬につける日本の伝統的な名前にみえるが、英語のpooch(プーチ)からきている。(2009.05.07)
ぽつだむきんきゅうちょくれい。1945年(昭和20年)9月20日、公布、同日施行された勅令第542号(「ポツダム」宣言ノ受諾ニ伴ヒ発スル命令ニ関スル件)の通称。帝国議会の議決を経ずに、GHQの要求により、帝国憲法第8条に基づいて、政府が法律として定める事項のこと。
勅令第542号は昭和27年(1952年)法律第81号により、”サンフランシスコ平和条約”の効力発生の最初の日に廃止することになった。しかし、それまでに法的処置がなされた場合は存続した。(2008.09.20)
ヨーロッパで、古くから知られるハムやソーセージの食中毒の原因菌。。1895年ベルギーのヴァン・エルメンゲムが、ボツリヌス菌を発見、原因が明らかにされた。ボツリヌス菌の毒素、ボツリヌストキシンは、生物の作る毒素の中で、トップクラス。この菌は芽胞を作るので、食品をオートクレーブで滅菌する際には、ボツリヌス菌の芽胞を死滅させることが標準的な実行条件になる。(2007.4〜11)
ボツリヌス菌の作る毒素。最強。筋肉が麻痺する。だだし、熱に弱いので、食品を加熱すれば、毒性はなくなる。片側顔面痙攣、斜視(藪にらみ、ロンドン・パリ)などの治療に使われる他、美容外科ではシワ取りにも使用される。これは噂だが、この毒素の入っているアンプル(ボトックス)は結構高価なので、自由が丘でパーティーを開いて、順番がくると参加者が何気ない顔で途中で抜けて顔のしわの部分の注射を、勿論、医師によって、受けるという(米国のパクリ)。
関係ない話だが、自由が丘とか、下北沢とか、私鉄沿線の駅周辺の町はつくりが薄っぺらで、嫌いだ。(2007.4〜11)
東海道線の保土ヶ谷駅周辺は丘陵地帯を切り開いた新興住宅地で、見たところ坂の多い町のようだ。この地名の”保土”は”ホト”に由来するという説がある。時代を遡ると、1494年(明応3年)の文書(もんじょ)に「ホトカエ」、1555年(天文24年)の「神明社御由緒」に「下保土ヶ谷」という記述があるらしい。柳田国男も”ホト”説を主張している。
霧ヶ峰高原にも小さな谷に付けられた同様の地名があって、”水の出ているあそこがそれだ!”と指をさして教えられたが、よく分からなかった。(2010.02.01)
ボツリヌス菌の作る7種類のボツリヌストキシンの中で、最も分解され難く毒性が強いとされるA型の注射用製剤で、日本ではグラクソ・スミスクライン(株)が製造および販売を行っている。ボトックスを使用できるのは、講習と実技セミナーに参加した医師のみで、使用成績の報告も義務付けられている。
眼瞼痙攣(がんけんけいれん)、片側顔面痙攣、斜視等の治療に使用される。美容分野における使用目的は、皺取りを参照のこと。(2008.10.09)
英:povidone iodine。ポリビニルピロリドンを溶解補助剤・分散剤として用いたヨウ素とポリビニルピロリドンの複合体(コロイド分散系を参照のこと)で、10%水溶液として、外用の消毒薬として使用する。日本薬局方収載の人体に対する毒性が低いとされる消毒薬で、繁用される。ヨウ素はハロゲンとして、殺菌効果を表す。芽胞にも有効なので、院内感染にも使用される。
創傷以外に、粘膜にも使用可能なので、うがい薬として使われたり、喉に塗ることもある。あの甘ったるい味と臭いの元。(2010.01.26)
ほふ。現在でも使われている"保母”は、法律用語では"保育士"という言葉を使うことに児童福祉法施行令第13条、「児童福祉施設において児童の保育に従事する者」の中でで規定されている。保母の職場に進出してきた男性に対して、特ア三国とフェミニズム勢力に寛容なマスコミによって、1970年代後半から"保父"という言葉が使われた時期もあったが、1999年4月1日の男女雇用機会均等法の大幅な改正とともに男女共に"保育士"と呼ばれるようになり、使用されなくなった。
当時は新語であったが、"e電"と同様に定着せず、現在では死語となっている。ただし、保育士では男女の区別がつかないので、「保育士(保母、保父)」というように回りくどい方法で表現されることがある。(2010.02.08)
ほね。体内に存在するカルシウムの総量は成人で約1.2kg。その99%は骨や歯にハイドロキシアパタイトの形で存在し、残りの約1%が細胞内に、約0.1%が血漿に存在する。
成人1日当たりのカルシウム必要量は約0.5g*。妊娠中は腸からのカルシウムの吸収が増加するので、特に多く取る必要はない。腸からのカルシウムの吸収には活性型ビタミンD3が必要。
骨は出来上がったらそれっきりではなく、常に再生と吸収が起きており、健康な人では再生される量と吸収される量は釣り合っている。この過程に関与するのは、骨芽細胞と破骨細胞で、それぞれ骨の再生と吸収を行っている。健康な成人で、年間約5〜10%の骨が入れ替わっている。骨折しても治癒するのはこのためである。再生と吸収のバランスが崩れ、吸収が優位な状態が続くと骨粗鬆症を招く。
*:塩化カルシウムに換算すると、カルシウムの原子量は約40.1、塩素の原子量は約35.5なので、カルシウム0.5gは塩化カルシウム約0.94gに相当する。(2008.09.02)
トマトもジャガイモもナス科なので、両者を接ぎ木して、トマトとジャガイモが同時にできる作物。約20年前に登場したが、食べておいしくなかった。その後、ポマトは噂にも上らない。(2008.04.19)
硼砂(ほうさ)という鉱物のこと。Na2B4O5(OH)4・8H2O。水によく溶けるが、乾燥するとチンカルコ石に変化する。毒性があるが、ガラスの原料(ほう珪酸ガラス)、洗剤の原料、写真の現像液を塩基性(アルカリ性)にするなど様々な用途で使われる。日本では、化粧品への添加は禁止されている。ベトナムでほう砂を添加した食品が摘発されたこともあった(2007年3月)。洗濯糊に混ぜるとスライムができる。(2007.4〜11)
複数のグリセリン分子が脱水縮合(結合の結果水分子がとれる)したもの。アルカリ触媒(水酸化ナトリウムなど)存在下で加熱すると生成する。2、3、4分子が縮合したものを、それぞれ、、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリンと呼ぶ。グリセリンの数が増えると、直鎖状、環状、分岐状など重合度以外にも立体構造の違いなどから様々な種類がある。
用途としては、脂肪酸とのエステル化合物が食品用乳化剤、樹脂の添加材として使用されている。(2008.11.19)
ポリグリセリンと脂肪酸がエステル結合したもの。食品用乳化剤として使用されるが、グリセリンの重合度、脂肪酸の種類と数の違いにより様々な性質をもった化合物を合成できる。食品分野では生地調整剤、日持ち向上剤、油脂の結晶調整剤などにも使われる。また、シャンプーやリンスなどの化粧品、樹脂の添加剤など応用分野は広がっている。
水素添加で生成されるマーガリンに含まれるトランス脂肪酸が問題になっているが、代わりに油脂固化作用のあるポリグリセリン脂肪酸エステル添加で製造すればトランス体への異性化が起こらない。この油脂固化作用は添加したエステルどうしが網目状に配列するためと考えられ、電子顕微鏡(SEM)による観察で確認されている。(2008.11.25)
polydextrose。水溶性食物繊維(食品添加物ではなく食品)に分類される。グルコースをクエン酸などのポリカルボン酸の存在下で縮合させて合成する。反応はソルビトールなどのポリオールを添加することで停止できる。分子量は約1500〜約18000の間で、ランダムに結合するので規則的な構造を持たない。
[1]によれば、動物実験で生殖毒性、催奇形性、発がん性、変異原性は認められず、ヒトでも毒性は見られないが、1日90g以上を摂取すると軟便になるという。JECFAの1987年の会合でもADIを設定しないとしている。
[1] Burdock GA et al. A review of the studies of the safety of polydextrose in food. Food Chem Toxicol, 37(2-3), 233-264(1999).
(2009.06.17)
英:polyvinylpyrrolidone、別称:ポビドン、略称:PVP。N-ビニル-2-ピロリドンの重合した高分子化合物(ポリマー)。高分子で、かつ、非イオン性であるにも関わらず、水溶性が高い。水溶性の低い化合物と保護コロイドを作るので、溶解補助剤・分散剤として使用される(コロイド分散系を参照のこと)。また、増粘剤、湿潤剤としても使われる。
ポビドンという別称からわかるように、ポビドンヨード液に使われているが、それ以外にも、インクジェットプリンター用インク、切手の糊、サイジング剤、 感圧接着剤、顔料分散剤等など、用途は広い。(2010.01.26)
polyphenol。多価フェノールともいう。分子内に複数のフェノール(フェノール性ヒドロキシ基)を持つ植物由来の化合物の総称。5000種以上が知られているともされる。所謂、植物の灰汁(あく)で、苦味があり、色素成分となっていることもある。ポリフェノールの多くは配糖体の形で植物細胞中に存在し、水溶性で抗酸化作用がある。
ポリフェノール類の分類(複数の分類法があり、未だ確定していないようだ)
- フラボノイド系
- イソフラボン、アントシアニン、ルチン、ケルセチン、フラバノン類など。
- フラバノール類
- カテキン、テアフラビンなど。
- フェノール酸系
- クマリン、クロロゲン酸など。
紅茶と緑茶の茶渋成分であるカテキンもポリフェノールの一種で、長時間放置すると酸化重合して、タンニンになる。(2009.09.05)
poly-L-lysine。アミノ酸のリジンがペプチド結合を介して直鎖上に重合した親水性の高い塩基性のポリペプチド。熱に安定。細胞培養においては、ガラスに細胞を接着させるため、ポリリジンで表面をコートする。
細菌類の増殖を抑制するので、保存料(防腐剤)として食品、特に、デンプンの多いもの、に添加される(食品添加物の分類を参照)。真菌類に対する防腐効果は弱い。食品とともに摂取したポリリジンは消化され、必須アミノ酸のリジンに戻る。下記に主な添加食品の例について示す。
- 米飯類
- 白飯、炊き込みご飯、チャーハン
- 菓子類
- カスタードクリーム、ホイップクリーム、調理パン、蒸しパン、餡類
- 惣菜
- 各種煮物、蒸餃子、かき揚げ、鶏唐揚げ、ハンバーグ、厚焼き卵、ビーフシチュー、ホワイトソース
- 麺類
- 焼きそば、そば、うどん、スパゲッティ
- その他
- 寿司ネタ(マグロ、甘エビ)、めんつゆ、魚切り身
ポリグルタミン酸とポリグリシンについては納豆のネバネバに記述あり。(2009.09.24)
ほりゅうのしつ。南朝梁の第2代皇帝の簡文帝(かんぶんてい、503年〜551年)と顧悦(こえつ)のやり取りで、顧悦が答えた言葉。蒲は川柳、柳は枝垂れ柳で、どちらも枝が細くて落葉する。体が細くて、病気になりやすい弱々しい体質のこと。(2009.05.04)
porin。グラム陰性菌の細胞壁にあいた穴を形成する蛋白質。その穴をポーリン孔と呼ぶ。グラム陰性菌がグラム染色で染まらないのは、その細胞壁が強靭ではあるが薄いため(グラム染色を参照のこと)。ポーリン孔は、例えば、菌によって排出された不要物、菌の栄養となる物質などの限られた物質しか透過させない。代表的なグラム陰性菌である大腸菌が腸内で消化酵素で溶解されないのは消化酵素はポーリンを通過できないため。
グラム陰性菌に無効な抗菌薬の多くは、ポーリン孔を通れないので菌体に作用できない。特に、緑膿菌のポーリンを通過できる抗菌薬は少ないため、有効な薬もまた少ない。(2010.02.20)
hormone。神経系、内分泌系、免疫系。以上三つの調節系によって、生体機能はコントロールされている。内分泌系において、情報を伝える役割を持った生理活性物質のことをホルモンと呼ぶ。ホルモンを生成、分泌する器官を内分泌腺、情報が伝わる器官を標的器官と呼ぶ。標的器官には、そのホルモンを特異的に、かつ、強く結合する受容体がある。ホルモンは、標的器官の代謝の調節に関与する。
ホルモンには、コレステロールから合成されるステロイドホルモンとペプチドホルモンがある。前者の受容体は細胞質に、後者のそれは細胞膜に存在する。(2008.06.02)
新語として定着するかどうかは不明だが、焼肉屋へひとりで入り、美容のためホルモンを好んで食する女性のこと。佐藤和歌子著「悶々ホルモン」、新潮社、2008年の中で、著者が自分のことを“ホルモンヌ”と呼んだのが始まり。
仏語の”hormone(オルモン)”は男性名詞だが、これをle garçonからla garçonneを造語したように、hormonne(オルモンヌ)という言葉を作ったと思われる。(2009.10.20)
Hormone Replacement Therapy、HRT。閉経後ホルモン補充療法ともいう。更年期症状、心臓血管系の障害、骨粗鬆症に対する予防や治療のため、閉経後約10年間女性ホルモン(エストロゲン)を補充する療法のこと。
2002年米国において行われた大規模な疫学調査(対象約1万6千人)で、乳癌の発症や心血管障害の発生のリスクが高まるとされたので、日本でも実行に躊躇する医師が多くなった。しかし、調査対象者の約7割が肥満体で60歳以上など実情に合わない点が多く、2009年4月に公表される日本産科婦人科学会と日本更年期医学会の指針では敬遠を見直す動きが出ている。(2009.03.10)
ボロとは馬糞のこと。”本性を現した”という意味になる。”馬脚を露わす”に同じ。乗務中にボロを出してしまい、乗務員室の臭いがひどく、列車を4本運休させてしまった車掌がいた。韓国では、2007年12月10日にソウルの地下鉄2号線の車掌がドアの外にお尻を出して、ボロを出していたら転落して死亡した。(2007.4〜11)
江戸末期に成立したという。諸説あって、ここには9つの不思議が。
- 置行堀(おいてけぼり)
- 送り提灯(おくりちょうちん)
- 送り拍子木(おくりひょうしぎ)
- 燈無蕎麦(あかりなしそば)
- 足洗邸(あしあらいやしき)
- 片葉の葦(かたはのあし)
- 落葉なき椎(おちばなきしい)
- 馬鹿囃子(ばかばやし)
- 津軽の太鼓(つがるのたいこ)
秋田七不思議や品小の七不思議には弘法大師が、越後七不思議には親鸞が登場するが、ここには沼があるばかり。蚊も多かったらしい。(2010.03.08)
ponceau S。生化学分野で蛋白質の染色に使われるパステル調のピンクの染料。好きな色の1つ。染色しても簡単に脱色できる。1826年に建設されたパリのPassage du Ponceauと何か関係があるのだろうか。Ponceauは人名か?(2008.11.19)
正確さよりも概要を明らかにするために作られる下絵。使用は建築関係にとどまらない。別名、”マンガ”。(2009.04.27)
ぼんなか。お盆の中日のことではなく、ここでは江戸時代のあの業界の用語。寺社奉行管轄のお寺や、人目の少ない山の中で行われたという。東京近郊の山の中にも、”バクチ場”とか”堂所(どうどころ)”という地名が残っている。 中盆とひっくり返すと、賭場を取り仕切る人という意味になる。(2008.10.18)
ぼんのう。仏教の言葉。欲望、怒り、執着など、心身を乱し悟りを妨げる欲望のこと。「三毒」、「九十八随眠」、「百八煩悩」、「八万四千煩悩」などに分類される。(2008.08.03)
pump。生理学、生化学、薬理学などで使うポンプという言葉は、膜に存在しATPのエネルギーを使ってイオンなどの輸送に関与している酵素のことをいう。エネルギーを使う点では一般のポンプと異なるところはない。なお、膜に存在するエネルギーを使わない2次的な輸送系には、共輸送、対向輸送、チャンネル(ナトリウムチャネル、カリウムチャネル、カルシウムチャネル)などがあり、ポンプと同じく膜を貫通するタンパク質がその実体である。
関連項目:ナトリウムポンプ。(2008.09.19)
正式には、焼玉エンジンとかグローエンジンと言う。エンジンのシリンダー上部にある金属球をバーナーなどで加熱して起動させた。大正から戦後にかけて、小型船舶用エンジンの主流だった。4サイクルのものもあったようだが、主として2サイクルだったので、”ポンポン”という音がした。このため、ポンポン蒸気とも言った。音とともに、煙突からドーナツ状の煙が出ることもあった。オートバイでも、2サイクルエンジンはそれに近い音がする。(2007.4〜11)
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