サイトマップ // C言語講座>言葉は記憶の彼方へ>ひと←ふあ←ふし→ふり→へあ
ぶし。トリカブトの根より調整した生薬。有効成分はアコニチン。漢方薬で、冷えと痛みを改善する温熱薬として使用する。実際には、加熱等により、毒性を弱めたものを使う。(2008.08.29)
ぶっし。仏像を制作する人。飛鳥時代から使われている言葉。木彫では、ノミの刃先を誤ると、取り返しがつかなくなるので、制作は真剣勝負となる。(2007.4〜11)
ふじこう。白装束に身をかため、御師に案内され、集団で富士浅間神社に参拝する富士講は江戸時代から現在まで続いている。それを簡便にできるようにしたものが、富士塚で、早稲田の水稲荷、護国寺、品川神社、その他58カ所以上に残っているという。(2007.4〜11)
ふじすすたけ。藤色がかった煤竹色。江戸の色。 HTML color code:5a5359。(2009.04.05) |
フジバカマ。学名:Eupatorium fortunei。キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。秋の七草の一つ。中国原産で奈良時代に渡来したとされる。一説には、唐から憶良が持ち帰ったともいわれる。万葉集の藤袴の出てくる歌は、憶良の詠んだ一首のみ存在する。
葉や茎の細胞の液胞には配糖体の形でクマリン酸が貯蔵されているが(クマリンを参照)、何らかの方法で液胞を破壊すると、クマリン酸が生じ、桜の花や若葉のような香りを放つ。
万葉の時代、藤袴から整髪料を作ったらしい。もしそうなら、発売元は憶良で、憶良の詠んだ一首はそのキャッチコピーであったかも知れない。(2009.09.28)
ふじねず(み)。江戸の色。 HTML color code:a194a6。(2008.07.21) |
ふたつの台風が近接したとき、互いに影響しあい、相手の台風の目を基準にすると、反時計回りに回転すること。この仮説は藤原咲平博士により、1921年提唱された。(2007.4〜11)
BUS。腫瘍細胞の核蛋白質をアルキル化(アルキル基を導入)して作用する抗癌剤、ブスルファンの薬剤略語。骨髄性白血病などの化学療法に使用。骨髄移植の前に大量投与することもある。抗コリン薬(アセチルコリンのムスカリン受容体拮抗薬)で、腹痛などの治療に使われる臭化ブチルスコポラミン(商品名ブスコパン)と間違えないようご注意。
病院の薬局で、「そこのブス取って!」、「ブスが足りなくなってきたので、そろそろ注文しといて!」などという会話がなされているのだろうか?(2009.10.29)
不整脈が起こると大抵の人は胸に違和感を感じるという。私の場合は3番目のケースの経験がある。たまたま医師と雑談中に起こり、即、聴診器で結滞が確認され、約5分後には心電図がとられた。結果は異常なし。非常に疲れていたんだろうということだった。(2008.12.06)
ふたあい。この言葉の”藍”は藍色ではなく、二種類の染料という意味。紅花の紅で染めた上に藍でもう一度染め出した色のこと。この色は平安貴族の略装である直衣(のうし)の色で、若いほど紅が強く、年齢とともに紅を薄く染めたので、赤紫から青紫まで色の幅が大きい。 HTML color code:6b4978。(2008.08.11) |
ぶたごやのにおい。原因は、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸など。何れも低級脂肪酸に分類される。(2008.10.19)
ふたばやま さだじ。1912年2月9日〜1968年12月16日。当時、1年に2場所しかないにもかかわらず、69連勝、全勝優勝8回を記録した。「双葉の前に双葉無し、双葉の後に双葉無し」といわれた大横綱。1945年引退。全勝を続けていた時は人気がなく、双葉山が土俵に立つと、どうせ勝つんだろうと、取り組みを観戦しないで帰るのが”相撲通”、とされていたと聞いた。(2007.4〜11)
ふつうぎんこう。銀行法(昭和五十六年六月一日法律第五十九号)第二条第一項に規定されている銀行のこと(この法律において「銀行」とは、第四条第一項の内閣総理大臣の免許を受けて銀行業を営む者をいう)。(2009.06.15)
ぶつよみ。
- 漢学者の業界
- 漢籍を素読すること。
- 出版業界
- 校正すること。
- 検察
- 押収物(おうしゅうぶつ)を読み込むこと。
(2010.01.21)
ふどうさんのそくじしゅとく。民法第192条の規定にもかかわらず、戦後の混乱期には三国人による”不動産の即時取得”が横行した。その結果、上野や三河島の朝鮮マーケットが誕生した。また、駅前の一等地にパチンコ屋が多いのも同じ原因からである。豊島区では、土地台帳が戦災で焼失してしまったので、権利者の公示が不十分であったため、特に、三国人が多い。(2008.09.09)
ぶどうねずみ、又は、えびねず。江戸後期の流行色。野葡萄の実の熟れた色を”えび”といったので、当時は「えびねず」と呼ばれた。灰桜や灰赤紫より更に濃い色で、 HTML color code:705b67。(2008.07.25) |
ふはいきゃべつしゅう。この悪臭の主な原因物質は、硫化メチル((CH3)2S)と二硫化メチル(CH3SSCH)。(2009.05.16)
生物学的には区別はない。人間に役立つものを発酵と呼ぶ。食中毒と腐敗も参照のこと。(2008.08.09)
ぶべつご。敬語の反対語。話に登場する人物などを蔑(さげす)んだり、卑(いや)しめたりすることで、自分の方が上位であることを示すために使われる言葉。日本語には少ない。罵倒語も参照のこと。(2007.4〜11)
法務省発表、2009年(平成21年)1月1日現在。(2009.06.27)
ふほうわしぼうさん。脂肪酸の炭化水素部分に2重結合が存在するものを不飽和脂肪酸、その中でも2重結合が複数あれば、特に多価不飽和脂肪酸という。同じ炭素数の場合は、飽和脂肪酸よりも不飽和脂肪酸の方が融点が低いので、流動性が高い。
代表的な不飽和脂肪酸
系列* 2重結合 炭素数 慣 用 名 分 子 式 n−9 1 18 オレイン酸 C18H34O2 n−6 2 18 リノール酸 C17H31CO2H n−6 3 18 γ-リノレン酸 C18H30O2 n−6 4 20 アラキドン酸 C20H32O2 n−3 3 18 α−リノレン酸 C17H29CO2H n−3 5 20 エイコサペンタエン酸 C20H30O2 n−3 6 22 ドコサヘキサエン酸 C22H32O2 *:メチル基(CH3−)の側から数えて何個目の炭素に2重結合があるかの数。
(2008.09.24)
特定の化合物ではなく、植物が細菌によって分解され、最後に残った黒い物質のこと。黒土が黒いのも、麻布十番温泉や六郷温泉の湯が真っ黒なのもこの物質のため。お台場、その他多くの場所で温泉が採掘されたので、このタイプの温泉の枯渇が心配されている。
アルカリに溶けて酸性にすると沈澱するのがフミン酸。川底の黒い泥で布を染める黒壊色はフミン酸が染料として働く。(2007.4〜11)
冬尺(尺は”尺取虫”の尺)。冬に羽化するシャクガ科のガ(蛾)の総称。メスは羽が退化して飛べない。オスは口が退化して何も食べられない。オスは、木の幹に止まって、性フェロモンを出しているメスを見つけて交尾する。この季節に産卵すると、キセイホウ(寄生蜂)の危険がない(昆虫の病気を参照のこと)。
別の説として、”冬は野鳥の子育ての時期ではないので、餌としての昆虫の需要が低く、食害される恐れが少ないから”、というものもある。(2008.05.21)”冬ソナ”のファンという人達はどういう層なのだろうか。
北朝鮮による拉致被害者5人は2002年10月15日に帰国した。それにともない、特別番組を放送するためテレビ各局では通常の番組を中止した。NHKでは、「冬のソナタ」の放送予定であったが、これを延期した。これに対する抗議電話が1日で3,075件あったという。一方、番組変更に対する民放への抗議電話はなかったと聞く。
ペ・ヨンジュンのファンという人達はどういう層なのだろうか。
韓流スター、ペ・ヨンジュン(35)が主演するNHKhiで放送中の韓国歴史大作ドラマ「太王四神記」(月曜午後10時)が来年4月から総合テレビでも放送されることになった。19日の定例会見で、原田豊彦放送総局長が発表した。同局によると、9月に放送を発表したところ、現在までに電話やメールで5,000件超の反響があり、「地上波で放送して欲しい」との声が多数寄せられているという。(サンケイスポーツ 2007/12/20)。
(2007.4〜11)
ウェブブラウザを単にブラウザと呼ぶことが多い。ブラウザ(英、browser)はコンピュータ用語で、情報を見る(browsing)時に使うソフトウエアのこと。インターネットエクスプローラ(IE)とか、ファイアフォックス(火狐)、サファリなどの個別の名前だけでなく、一般名としてそれらを、ブラウザ、又は、ウェブブラウザと呼ぶことを案外知らない人がいる。
情報をコンソールへ出力する視覚的ブラウザが代表的だが、音声ブラウザ、点字ブラウザなどもある。世の中の趨勢として、ホームページを作る際には、視覚的ブラウザだけでなく音声ブラウザにも対応できるように作ることが推奨されている。(2009.05.16)
browser crasher。ウェブ上でブラウザを使ってページを開くと制御不能になる仕掛けが施されているサイト。パソコンをリセットをしなければならない。略して、”ブラクラ”とも呼ぶ。実行するかどうかは別として、”ブラクラ”は一寸した知識があれば、簡単に作ることができる。
サイトの開設者が悪意を持って仕掛ける場合と、長期間放置されているサイトに多いが、パスワードを盗んだ第三者が悪意で仕掛けたものに大別される。後者は、中国からのものが多いような印象を持っている。(2008.07.17)
津軽海峡線ともいう。この線は津軽海峡を横切っていて、生物の分布の境界になっている。この線の存在は、博物学者で貿易商の英国人T.W.ブラキストン(T.W.Blakiston)が、明治初期に指摘した。(2007.4〜11)
フラクタル(fractal)はマンデルブロ(B.B.Mandelbrot)の作った言葉。部分が全体をあらわし、全体が部分をあらわす図形。代表的なものにコッホ曲線がある。自然界では、雲や海岸線、血管や気管支の分岐にフラクタルなものが存在する。(2007.4〜11)
fructose。フルクトースということもある。ドイツ語式に”フルクトーゼ”という読みは死語となった。果糖(かとう)ともいう。代表的な単糖類のひとつ。アケビ、ココナッツジュース(ココナッツミルクとは違い、ココナッツの液体部分)、ライチなどの果物に多く含まれている。砂糖やグルコースとは異なるすっきりとした甘みがある。温度が高くなると甘味度(かんみど)が減り、温度が低くなると増加するという変わった性質を持っている。甘みは砂糖の1.25〜1.7倍、グルコースの2倍以上とされている。小腸から吸収されるが、グルコースが同時に存在すると良く吸収され、2者のモル濃度(体積あたりの分子の数と言い換えることができる)が等しいとき、最も吸収効率が高い。
糖尿病で、経口血糖降下薬やインスリンを使っている人で、血糖値が低下しすぎてめまいなどを感じたら、砂糖かグルコース(ブドウ糖)をなめること。フラクトースをなめても血糖値は上昇しない。(2007.12.16)
plasma。高温により原子核とその周りを回っている電子がばらばらになった状態(電離)の気体をプラズマと呼ぶ。電気的には中性。なお、医学では血漿のこともプラズマと呼ぶ。(2009.06.03)
プラズマ+クラスター+イオン。”クラスターイオン”という用語はあるが、”プラズマクラスターイオン”という学術用語は2009年6月4日現在、見つからない。どうも、この言葉(プラズマクラスター、プラズマクラスターイオンおよびPlasmacluster)はシャープ株式会社の商標のようだ。
”プラズマクラスターイオン”という言葉が科学用語となるには、該当機器(家電)により、恒星や核融合炉におけるようなプラズマが発生することを証明し、更に、それがクラスターになっていることを示さねばならない。クラスターになっていることを確認するには、質量分析器で質量を測定すればよいが、高度の真空中で測定しなければならないので、測定は不可能と思われる。
シャープは2009年6月1日、プラズマクラスターイオン発生機「IG-B200」と「IG-B20」を発売すると発表した。価格はオープン。似非科学か。(2009.06.04)
plasmid。細菌や酵母の細胞内に存在する小さな環状DNAで、染色体とは別に、独自に複製する。プラスミドは種を超えてやり取りされることもある。細菌毒素や薬剤耐性の遺伝子を持っているプラスミドもある。遺伝子工学では、制限酵素を使い目的の遺伝子を導入し遺伝子組み換えに使われる。(2008.11.21)
placeboはラテン語で”なぐさめ”という意味。日本語で偽薬ともいう。有効成分を含まないが、特に信頼する医師が処方すると効果を発揮することがある。これをプラセボ効果という。過去には薬の有効性を検定する有力な方法である二重盲検法を実施する時に対照として使ったが、現在ではプラセボではなく、有効性の充分確立された薬を対照に使う。(2009.05.26)
Platanus。語源はギリシャ語の”platys(広い)”で、その大きな葉に由来する。スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉広葉樹。スズカケノキとアメリカスズカケ、2者の雑種であるモミジバスズカケが主な樹種。街路樹としてはモミジバスズカケが多い。
1942年(昭和17年)9月、横文字追放の流れを受けて京都植物園がプラタナスを”鈴掛の木”と呼び換えた。落葉後にブラブラしているのは集合果で、それを山伏が着る「篠懸(すずかけ)」の房に見立てた命名と伝わる。なお、佐伯孝夫作詞、灰田有紀彦作曲の「鈴懸の径」は同年9月の発売。(2009.10.30)
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