サイトマップ // C言語講座>言葉は記憶の彼方へ>こる←さあ←ささ→さん→しあ
ささうお。ササウオタマバエ(笹魚玉蠅)がクマイザサやチシマザサなどの芽に寄生してできる虫瘤(むしこぶ)。茎からタケノコが生えているように見える。飛騨には、笹魚が成長すると岩魚(いわな)になるという伝説がある。飾り物にも使われていたという。笹魚(ササヨ)は魚。(2008.09.18)
ささげ。大角豆ともいう。アフリカ原産。小豆を煮ると皮が破れ、これを腹が切れるとして嫌った武士の間で、煮ても皮が破れないので、赤飯を炊くときに使った。また、慶事にはささげを、仏事には小豆を使ったり、仏事にはしろささげを使う地方もあった。現在でも、これらの習慣が残っている家や地方がある。(2007.4〜11)
さざんか。ツバキ科の常緑広葉樹。学名:Camellia sasanqua。日本原産の植物で、江戸時代に長崎出島のオランダ商館のツンベルクがヨーロッパに導入したと伝えられる。野生種と園芸種がある。初冬から咲き出す(山茶花梅雨も参照のこと)。ツバキと異なり、花弁は1枚ずつ散る。(2008.11.14)
さざんかつゆ。立冬を過ぎる頃によくある数日続く雨降り。山茶花の咲きはじめの頃なのでこのように呼ばれる。東京ではないこともある。この言葉は季語で、天気予報のお姉さんが使っていても気象用語ではない。(2008.11.11)
suspension。懸濁液(けんだくえき)ということもある。分散媒が液体で、分散質が固体のコロイド分散系のこと。なお、固体粒子が大きくなると、スラリーと呼ぶようになる。エマルジョンも参照のこと。
例:墨汁、マーロック懸濁液、泥水。墨汁は炭素の同素体 である不定形炭素の微粒子が沈澱するのを防ぐため、親水性の高い膠で微粒子をコートして安定化している。(2008.07.19)薩摩の守忠度(さつまのかみただのり)より、無賃乗車のことをこういった。死語になったと思われる。(2007.4〜11)
さとう。スクロース、蔗糖ともいう。二糖類。腸粘膜のα−グルコシダーゼにより、グルコースとフラクトース(果糖)に分離され、直後に、吸収される。
日本の砂糖は、沖縄、奄美大島、南大東島などで栽培されるサトウキビ、または、北海道で栽培されるテンサイ(甜菜)、別名、サトウダイコン(砂糖大根)から作られる。
分子量は342.3。生理的食塩水(生食)の濃度は0.9%だけれど、砂糖では、0.25Mなので、血漿の浸透圧と等しい溶液(等張液)は1リットルに約85.6gの砂糖を含む。これをお汁粉などで実現してみると、甘すぎず、実に快い甘さを感じられる。老舗の味とかもこれかも知れない。
学校教育では、砂糖という言葉を避けて、”学術用語”として蔗糖を使うようだが、これは死語に近い言葉ではないのか。(2008.05.31)
”さとうとしお”、佐藤利夫ではない。砂糖の半数致死量(LD50)は30g/kg。体重60kgの人が、1.8kgを食べると半数が死ぬ。食塩では、180〜210gを摂ると半数の人が死ぬ。いずれも、マウスでの実験結果。この値をもって、砂糖や塩は”毒”だから摂ってはいけないと思う人は摂らなければよい。二糖類である砂糖は消化され、グルコースとフラクトースになる。グルコースは脳の唯一のエネルギー源である。塩(NaCl)は水に溶けた状態では、Na+イオンとCl−イオンに電離している。Na+イオンはグルコースが小腸で吸収されるとき、いっしょに動くので、食事にNa+イオンが少ないと、生体はグルコースをうまく吸収できない。(2007.12.26)
さどうやく。刺激薬(しげきやく)、アゴニスト(agonist)とも呼ばれる。リガンドの替わりに特定の受容体に結合し、リガンドと同じ作用を起こす薬、。リガンドそれ自身は、例えばアセチルコリンのように即時に分解されるが、薬の分解は遅いので、リガンドよりも効果は強く、長く現れるなどの特徴がある。
遮断薬も作動薬も特異的に受容体と結合する点では同じで、作用は反対だが、どちらの薬になるかは、紙一重の違い。ヒトとラットで逆の結果になることもあるので、試してみないと解らない。(2008.07.25)
1945年12月、斎藤信夫作詞、海沼実作曲。軍歌として作詞されたが、3,4番を書き直し、復員兵を迎える歌となった。
静かな静かな里の秋 お背戸に木の実の落ちる夜は ああ母さんとただ二人 栗の実煮てますいろりばた 明るい明るい星の空 鳴き鳴き夜鴨の渡る夜は ああ父さんのあの笑顔 栗の実食べては思い出す さよならさよなら椰子の島 お舟にゆられて帰られる ああ父さんよ御無事でと 今夜も母さんと祈ります
(2007.4〜11)
大阪夏の陣の真田幸村(さなだゆきむら)が考案したといわれる。鎧や刀の柄などに使われていた編みひも。(2007.4〜11)
結核に有効な抗生物質がなかった時代、空気のきれいな土地へ転地し、休養と栄養をとり、結核の治癒に努めるための施設。死語になったと思われる。抗生物質が功を奏して、経営が立ち行かなくなったサナトリウムは、精神病院へ衣替え。(2007.4〜11)
”son of a bitch”がサノバビッチに聞こえるので、日本語のこの言葉ができた。”bitch”は牝犬だが、転じて売春婦をこういうので、直訳すれば”売春婦の息子”。「畜生!」や「糞!」と和訳されるが、”mother-fucker”と同様に、使わない方が賢明な言葉。
”サバノビッチ”と混同しないようご注意。(2009.05.07)
韓国の天然記念物第368号指定の犬種。朝鮮半島固有の品種という話だが、写真を見ると長毛でテリアのような顔をしている。純血種であるというのはどうも眉唾もの。ヨーロッパ系の犬との混血と思われる。
”日帝強制占領期”に毛皮を取るために150〜200万匹のサプサル犬を日本軍が殺したとの主張(韓国サプサル犬保存会)があるらしい。当時、軍用の毛皮は内地で農家の副業や学校の運営費用に充てるため養殖していたウサギ(日本産白色種(JW))が主流で、これにキツネ、ミンクが加わる。犬の毛皮については聞いたことがない。(2009.06.26)
原産地は地中海沿岸で、紀元前16世紀には栽培されていたという。アヤメ科の多年生草本で、クロッカスのなかま。花弁は紫色だが、メシベは黄金色で、その先は三つに分かれる。ところで、今日、11月26日の誕生日の花はサフラン。花言葉は”愛への誘い”。
メシベは陰干しにして、染料や香辛料とする。現在では、イランが主産地。鎮静作用があるとされる。ブイヤベース、パエリヤ、サフラン御飯などに使う。あの黄色はクロシン、香りはサフラナール。
プラザ合意以前は1ビン1gで、1,500円だったと記憶する。今はブイヤベースもパエリヤも一般化しているところから、安くなっているんだろうなと想像する。30年くらい前は、年に2回、サフラン御飯を作っていた。1回は11月26日、もう1回はクリスマスイブで、こちらはサフラン御飯を鶏のはらに詰め、オーブンで焼く。1ビンの半量を少量のお湯に浸しておく。タマネギのみじん切りをオリーブオイルでよく炒め、洗い米とサフラン、塩少々を加え少し炒め、さらにマッシュルームを加えもう少し炒める。冷えたら、普通の御飯のように炊く。それででき上がり。
来年、2008年は子年、私も子年で、誕生日は11月26日。(2007.4〜11)
saponin。本来は疎水性のステロイドやトリテルペン(植物樹脂:ヤニ)を構成成分とする水溶性の配糖体で、かつ、その水溶液が界面活性剤として作用する化合物の総称。多くは植物起源だが、一部の棘皮動物にも存在する。強弱の違いはあるが、溶血作用、水棲動物への毒性があり、特に強い毒性を持つものはサポトキシンと呼んで区別する。サポニンを多く含む植物には、ムクロジ、トチノキ、ブドウの果皮、オリーブ、大豆などがある。
ダイズや茶種子のサポニンは食品用乳化剤として食品に添加されることもある。サポニンを含む漢方薬にはオタネニンジン(ギンセノシド)、カンゾウ(グリチルリチン)、ミシマサイコ(サイコサポニン)などが有名。
トチノキの実はサポニンを多く含むので渋くて食べられないが、渋抜きをして栃餅にして食べる。なお、少年時代、未熟な実をつぶして石鹸のように泡をたてて遊んだ。あれも、サポニンの作用だったのだ。(2008.11.01)
仏語、”sabotage(サボタージュ)”に由来する。仏語、”agitation(アジタシオン)”に由来する”あじる”という言葉があるが、こちらは使われなくなっている。(2007.4〜11)
外国企業や政府が円建てで発行する。発行主体にとっては低金利、日本人投資家にとっては預金に比べれば高金利という特徴がある。ただ、発行する企業などの格付け、その属する国の信用度に注意を払わなければならない。アルゼンチン債の破綻は有名。
外国の機関が外貨建てで発行する債券はショーグン債という。その他のものは債券を参照のこと。(2008.10.01)
西條八十作詞、松平信博作曲、1931年。
人を斬るのが侍ならば 恋の未練が何故切れぬ 伸びた月代侘しくなでて 親王鶴千代苦笑い 流れ流れて大利根越えて 水戸は二の丸三の丸 俺も生きたや人間らしく 梅の花咲春じゃもの 命取ろうか女を取ろうか 死ぬも生きるも五分と五分 泣いて笑って鯉口切れば 江戸の桜田雪が降る
(2007.4〜11)
2009年1月の河北新報の連載、「漁場が消える−三陸・マグロ危機」によると、三陸のマグロ延縄漁では200匹の漁獲のうち195匹はヨシキリザメだという。その結果、近年の気仙沼港ではヨシキリザメの水揚げは毎年15000トンに上るという。
気仙沼では、江戸時代の末頃にはサメを原料としてフカヒレが製造され清への輸出が始まり、肉を原料とした蒲鉾、竹輪の製造は明治末頃から盛んになったという。また、肝油、皮革製品の製造など、余すところなく多角的に有効利用されているという(気仙沼市産業部観光課のHPより)。
なお、混獲した資源については、下記の制約がある。
2009年(平成21年)のWCPFC条約水域における遠洋かつお・まぐろ漁船、近海かつおまぐろ漁船の操業上の注意事項
- ・衛星船位測定通報機(VMS)による位置報告を行うこと
- ・外国官憲による臨検を拒まないこと
- ・委員会のオブザーバーを乗船させること
- ・サメの魚体を投棄しないこと
- @24m未満船についても同保存管理措置の対象とされたこと
- Aヨシキリザメ、ヨゴレ、アオザメ、オナガザメについて漁獲及び廃棄された量を報告すること
- ・海亀の偶発的捕獲を避けるとともに、捕獲された海亀を無事に放流すること
(2009.08.16)
ざゆうのめい。過去に感動した先人の名言や格言の中で、常に心に刻み留めて戒めや励ましとしている言葉のこと。”座”は自分の常にいる場所、”右”は優先順位の高いこと。(2008.09.23)
salago。フィリピン雁皮とも呼ばれる。ジンチョウゲ科の灌木で、樹皮の内側の白い部分から繊維(靭皮繊維)をとる。長繊維だが、日本雁皮より太く、三椏(みつまた)に近い。野生のものが輸入され、安価な和紙の原料となる。(2008.12.02)
ざるのうえのあずき。笊が傾くと、笊の上の小豆はみなその方向へ転がる。今度は、反対側に傾くと、小豆はみな逆方向へ転がる。マスコミなどの操作により、日本人は両極端に走りやすい、という例え。(2007.4〜11)
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