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しあい。菊、蓮、梅、蘭の4つの花を愛でること。これらの花は文人画の画題や陶芸の図柄によく使われる。元代の詩人、虞集(ぐしゅう)の「四愛題詠序」に由来。
- 「四愛題詠序」
- 陶潜愛レ菊
- 周茂叔愛レ蓮
- 林逋愛レ梅
- 黄魯直愛レ蘭也
- 下記の4人はそれぞれ、菊、蓮、梅、蘭を題材に好んで使った
- 陶潜:陶淵明(とうえんめい)、詩人
- 周茂叔:周敦頤(しゅうとんい)、儒学者
- の林逋:林和靖(りんなせい)、儒学者
- 黄魯直:黄庭堅(こうていけん)、書家
良く似た言葉に、四君子がある。(2009.10.06)
sodium hypochlorite、NaOCl。慣用名は次亜塩素酸ソーダ。白色の水溶性の粉末で、水溶液は比較的安定。分解すると酸素と塩化ナトリウムを生じるが、この酸素に殺菌効果や漂白効果がある。”混ぜるな危険”の一方の成分がこれ。
価格が安く消毒効果も高いので、発展途上国での伝染病の予防などにもよく使われる。原液を千倍希釈して使用するものが多いが、希釈は正確に行うこと。また、金属を腐食させることがあるので、金属製品の消毒には使えない。
黒ゴマを漂白して、価格の高い白ゴマに見せかけることも可能。食品衛生法別表第2の126でゴマへの使用は禁止されている。逆に、白ゴマをタールで染めて黒ゴマにすることもあるようだ。下記参照。
中国産「タール黒ゴマ」が大量に発見(2000.8.30朝鮮日報)
昨年1年間、中国と韓国を行き来する行商人から押収した黒ゴマ14tに対する安全検査をした結果、90%を超える13tから人体に有害なタール色素が検出されたことが明らかになった。税関及び食薬庁関係者は「白ゴマをより高価な黒ゴマにするためにタール色素を添加したものと判断される」と語った。
(2008.11.10)
カラープリンターの色料の三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)の1つ。毒物のシアンについては、青酸の項目と青酸配糖体の項目を参照のこと。 HTML color code:00aeef。(2008.07.08) |
cyanogen chloride、N≡C−Cl。常温で揮発性の高い液体。毒性は青酸とほぼ同じとされるが、塩素を含むので皮膚や粘膜への刺激作用もある。変わった塩素化合物については塩素の酸化物を参照のこと。(2008.10.26)
方位 読 み 方向 艮 うしとら 北東 巽 たつみ 南東 坤 ひつじさる 南西 乾 いぬい 北西
(2008.08.27)
”芝”ではなく、”柴”。薪(たきぎ)のこと。なお、束ねたもの粗朶(そだ)という。(2009.09.11)
O(CH2CH2OH)2。2価のアルコール。水に溶けやすく、身近なところで様々な用途で使用される。肝、中枢神経系、腎への毒性があるが、皮膚からは吸収されないので、歯磨きにも添加される。2007年5月に、中国製風邪薬によりパナマで100人以上が死亡したのは、ジエチレングリコールの混入による。過去には、ワインへの添加が問題化したことがある。(2007.4〜11)
B型肝炎ウイルスのジェノタイプ(遺伝子型)にはA〜Hが知られている。本邦では慢性化(キャリア化)しないCタイプが大半で、母子感染(垂直感染)以外では、特に、成人の感染では慢性化しないとされてきた。しかし、近年、北米、欧州、中央アフリカに多く、慢性化しやすいAタイプが増加しているという。なお、慢性化すると、肝硬変、肝臓癌へ移行しやすくなる。
Aタイプの感染原因は性行為にあるという。食中毒の原因になるアメーバ赤痢が、所謂、”性病”になった例もあるので、近々、性病の範疇に入れられるかも知れない。(2009.09.10)
Genovese(ジェノベーゼ)は伊語で、イタリアはリグリア州のジェノヴァ(Genova)風という意味。それの仏語の発音ではジュノベーゼになる。従って、現地発音主義をとればジェノベーゼが正しいことになるが、フランスへ行けばジュノベーゼと発音するので、結局、どっちでもいいだろう。
Pesto Genovese(ペスト・ジェノベーゼ)は、松の実、バジル、ニンニク、粉チーズ(ロマノチーズ、パルメザンチーズなど)、オリーブオイル、塩、コショウなどをペースト状にしたもの。焼肉のタレとよく似ていると思う。(2009.09.08)
carbon tetrachloride、CCl4。融点は−22.9°C、沸点76.8°Cの無色透明な液体で、非常に安定な無極性の有機(?)化合物。室温ではゆっくり気化する。過去には溶剤として広く使われていたが、肝臓に対する毒性が強いので、現在では一般には使用されない。
ある時、部屋に四塩化炭素の500gビンが放置されていた。フタがゆるかったので数ヵ月後に見ると中身がなくなっていた。しかし、ドラフト(排気装置)の中に置いてあったので、健康に影響はなかった。(2008.11.09)
しおん。父母の恩、社会の恩、国家の恩、三宝(仏・法・僧)の恩(大乗本生心地観経)。(2008.02.24)
しがいくじょうんどう。1958年2月に中共の指導で開始された。穀物生産量を倍にする目標を立て、それを実現するため、民衆を大量動員してハエ、カ、ネズミ、スズメを徹底的に駆除した。スズメの個体数が激減したため、スズメが捕食していたハエ、カ、イナゴ、ウンカなどの害虫が大発生し、1958年から1962年の間の異常気象も影響し、農作物は大打撃を受けた。大躍進政策の一環として行われた。
”中国は非常に清潔な国で、ハエもカもいない。”と小学校の社会科の授業で取り上げられた記憶がある。今にして思う。あの先生は組合に入っていたんだ。(2008.09.05)
話しかけても無視をすることを、”鹿とする”と言うが、花札の10月の札(シカが横を向いている図柄なので、そっぽを向いているように見える)からきた。(2007.4〜11)
じっかん。陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)の五行、即ち、木、火、土、金、水(もく、か、ど、ごん、すい)のそれぞれに陰陽をあてはめたもの。訓読みの語尾で、”え”は兄、”と”は弟で、それぞれ、陽と陰を示す。
十干 音読み 訓読み 意味 甲 こう きのえ 木の兄(陽) 乙 おつ きのと 木の弟(陰) 丙 へい ひのえ 火の兄 丁 てい ひのと 火の弟 戊 ぼ つちのえ 土の兄 己 き つちのと 土の弟 庚 こう かのえ 金の兄 辛 しん かのと 金の弟 壬 じん みずのえ 水の兄 癸 き みずのと 水の弟
(2008.05.10)
読み方は"しきいち"、又は、"いきち"だが、理科系の人は前者の読みをする人が多いようだ。。英: threshold。その値を下げていった場合、ある値より低いと何も起こらなくなる。その境界の値を閾値という。例えば、ある化合物の甘味や旨味に対する閾値以下の濃度ではそれらの味を感じないとか、放射線の直接的な影響が出なくなる線量、毒物の作用が発現しなくなる用量、など。この値いが小さいほど、その効力は高いと評価される。
閾値という言葉を使っていなくても、例えば、最小発育阻止濃度など、閾値である値は多い。(2010.02.11)
しきべつし。コンピューター用語で、変数名、関数名、クラス名などで、他のそれと区別するために使用する言葉。予約語は識別子として使用できない。(2009.03.25)
預金残高不足で取引先に支払うお金がないこと。手形を落とせない場合は不渡り、倒産へつながりかねない。短期的に、資金の流入額に比べて流出額が多いと、たとえ、長期的には剰余金が出ていても、資金ショートに陥る恐れがある。一度、資金ショートを起こすと、取引先の信用を失い、取引停止となる恐れがある。
資金ショートを防ぐため、入金と出金のそれぞれの期日と額、即ち、キャッシュフローを常に把握していなければならない。(2008.08.21)
SIGINT:signal intelligence。航空機、衛星、情報船などを使用して、航空写真、衛星画像、通信の傍受などをもとに行う諜報活動。日本では防衛省の情報本部(DIH:Defense Intelligence Headquarters)が行っている。
シギントは更に2つに大別される。
- エリント
- ELINT:Electric intelligence。電子情報、及び電子情報収集技術。
- コミント
- COMINT:Communication intelligence。通信傍受、暗号解読。
対語はヒューミント。シギントだけでは諜報活動は成り立たない。(2009.10.19)
しっくい。日本では、古墳時代(例:高松塚古墳壁画)より使われてきた。 漆喰が固まるのは、消石灰、即ち、水酸化カルシウム Ca(OH)2が空気中の二酸化炭素と反応して、炭酸カルシウムになり硬化するため。セメントや石膏が水と反応して固まる性質を水硬性と呼ぶが、こちらは気硬性と呼ばれる。
Ca(OH)2+CO2→CaCO3+H2O
漆喰は消石灰、麻の繊維、海藻、水を練って作られるが、このなかで、海藻には材料の粘度を高め、壁塗りを容易にする働きがある。漆喰の壁は珪藻土の塗壁に比べて耐久性があり、吸湿性も高い。
お城、土蔵、民家の白壁部分など、日本建築に使われてきたが、近年、見栄えが良い(壁を漆喰で仕上げ、柱を黒く塗ると、一見、由緒ある和風建築に見える)のと、シックハウス症候群と無縁と考えられるので、漆喰の施行は少し増えているようだ。例:「無添加住宅」。(2010.02.04)
忸怩(じくじ)。自ら行った行為について、心の中で恥じているということ。”内心、忸怩たるものがある”というように使う。(2007.4〜11)
しくはっく。仏教の言葉。六道のうち人間道にある人間の全ての苦しみのことをいう。四苦とは生き物としての苦しみで、”生老病死(しょうろうびょうし)”のこと。残りの四苦は精神的な苦しみで、”愛別離苦”、”怨憎会苦”、”求不得苦”、”五陰盛苦”のこと。これらは克服さるべき苦しみ。(2007.4〜11)
cyclodextrin、CD。5個以上のD−グルコースがα−1,4結合した環状のオリゴ糖。この化合物は円錐台(フタのないカップのような形)の構造をとり、環状構造の外側は親水性だが、内側は疎水性が高く、水分子の存在下でこの部分に他の分子を取り込むことができる。この現象を包接という。ジャガイモやトウモロコシのデンプンを原料として合成される。単なるオリゴ糖なので、安全性は高い。
この系統の化合物は1891年にA. Villiersによって発見され、"cellulosine"と命名されたが、特に注目されたわけではない。詳しい性質については20世紀に入ってから明らかになり、その研究でノーベル賞受賞者も出た。(2010.02.12)
しくんし。梅、蘭、竹、菊を指し、それぞれを君子になぞらえ、冬、春、夏、秋を生き抜いている植物を代表させている。これらは、文人画を練習する際の画題によく使われてきた。また本邦では、これら四つが全て揃った模様を四君子文様(しくんしもんよう)と呼び、現在でも礼装の着物や袋帯に使う。
四君子を愛した文人は、北宋の詩人で生涯独身で梅を妻とした林和靖(りんなせい)、「香の十徳」で名高い北宋の詩人で蘭の香りを珍重した黄山谷(こうさんこく)、北宋の政治家、詩人、書家で、中華料理の東坡肉(トンポーロ)の考案者で竹を愛した蘇東坡、魏晋南北朝時代の文人で酒と菊を愛でた陶淵明が挙げられる。
関連事項:四愛(梅・蘭・蓮・菊)、四逸(蘭・蓮・椿・葵)。(2009.10.14)
じっけんけいたいがく。バイオテクノロジー全盛の今様ではないので、研究者も少なく、死語になりつつある言葉。具体的には、ある組織や内分泌腺の機能を知るために、その部分を切除して生体への影響を調べる。勿論、切除によってその生物が死んでしまってはこの方法は無効となる。
この手法は昆虫生理学では特に有用で、カイコの終令幼虫では首をちょん切っても蛹に変態し、その後羽化、交尾、産卵までする。人間の女性もこうだったら、どうだったろうか。(2008.10.03)
悲しい目をしてる。大型犬が多い。でも、人間の病気克服のためには必要なんだよな。(2009.09.24)
じこうせん。外耳道(がいじどう)に存在する、外分泌腺である汗腺の一種。ここからの分泌物と、皮膚の老廃物などが混ざって、耳垢(みみあか、じこう)ができる。耳垢には乾性と湿性がある。
耳垢栓塞(じこうせんそく)は耳垢で外耳道がふさがってしまう症状。難聴、耳鳴り、自声強聴(自分の声が大きく響いてしまう)の原因になる。なかなか取れない場合、耳垢水(重曹1:グリセリン5:蒸留水10)でふやかしてから取ることがある。
耳垢腺癌は、犬や猫に見られる病気。(2008.09.08)
じごうじとく。仏教用語。自分に起こる悪い出来事は、以前に自分が行った悪い行為の報いだとする。この現象が短時間で起こることを、天罰覿面という。(2007.4〜11)
じごく。仏教では、六道(りくどう)の最下層の世界、あるいは、三界(さんがい)のうちの欲界(よくかい)の一部を構成する世界のこと。地獄は地下にあり、更に、八大地獄(八熱地獄)に分類され、それとは別に、八寒地獄もあるとされる。(2008.05.23)
地獄の釜の蓋。キランソウ(シソ科)の別名。珍しい名の植物には、この他に、メグスリノキ、リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ、キルナノネカラカネノナルキ等がある。(2008.05.23)
しこん。1915年(大正4年)4月制定の明大のスクールカラー。紫の強くなった紺色。茄子紺も参照のこと。 HTML color code:460e44。(2008.12.16) |
オスミウムは重金属であるにもかかわらず、四酸化オスミウムの形になると気化しやすく、プルトニウムほどではないが猛毒である。タンパク質を腐食し、気体に触れただけで皮膚などは黒化する。水溶液はオスミウム専用の特殊な構造をしたガラスビンに保存する。
自分で水溶液を作るのが怖い人のために、アンプル入りの水溶液もあるが、アンプルを割るときに、飛び散る可能性もあるので、こちらも充分怖い。(2007.4〜11)
lipid。長鎖脂肪酸か炭化水素鎖を構造の中に持つ生体構成分子の総称。多くのものは水に不溶で有機溶媒に可溶。加水分解すると脂肪酸を遊離する。
- 単純脂質:アルコールと脂肪酸のエステル。エネルギーを化学エネルギーとして貯蔵する。
- アシルグリセロール(acylglycerol)、別名、グリセリド、中性脂肪、油脂
- ワックス(wax)
- セラミド(ceramide)
- 複合脂質:分子中にリン酸や糖類を含むので、両親媒性分子が多い。
- リン脂質(phospholipid)
- 糖脂質(glycolipid)
- リポタンパク質(lipoprotein)
- スルホ脂質(sulpholipid)
- 誘導脂質:単純脂質や複合脂質から、加水分解によって誘導される。
- 脂肪酸(fatty acid)
- テルペノイド(terpenoid)
- ステロイド(steroid)
- カロテノイド(carotenoid)
(2009.08.27)
ししついじょうしょう。dyslipidemia。2007年7月に高脂血症からこの名称に変わった。その辺の事情については、高脂血症を参照のこと。
- 高コレステロール血症
- 総コレステロール値220mg/dL以上
- 高LDLコレステロール血症
- 低比重リポ蛋白(LDL)140mg/dL以上
- 低HDLコレステロール血症
- 高比重リポ蛋白(HDL)が40mg/dL未満
- 高トリグリセリド血症
- トリグリセリド(TG)150mg/dL以上
(2008.11.23)
ししゃやく。下痢止めの作用を持った薬。下痢には毒のあるものを食べたとか、食中毒だったなど、それを起こす原因があるので、下痢をしたからといって、原因を調べずにむやみに薬で止めるのはいけない。(2007.4〜11)
犯罪について、司直の知る前に捜査機関へ出頭すること。裁判で、罪が情状酌量される可能性はある。(2007.4〜11)
シジュウカラ。白い頬の美しい野鳥。”ツッピン、ツッピン”と聞こえる。(2007.4〜11)
しじゅうはっちゃひゃくねず。江戸後期にできた言葉。幕府はたびたび贅沢禁止令を出したが、庶民は茶色や灰色など地味な色でも、染色による微妙な色の変化を楽しんだ。"四十八"とか"百"は、嘘八百と同じく数の多いことのたとえ。この伝統は今に継がれていると思う。
私は自分の服や靴を1人で選んで買うことができない。家人が決めるが、微妙な色の選択に時間がかかる。例えば、革ジャンの色とか、靴の色とか。
普段着の米国人は、遠くから見ても色使いで米国人だとわかる場合が多い。色に無頓着だと思う。国としての歴史が短いからなのか。でも、あの色使いは嫌いじゃない。20年くらい前のことだが、来日した中国政府の人達、申し合わせたように、見るからに仕立ての悪い浅葱色の背広を着ていた。あの国の色の文化からみて、どうなんだろうと思っていたが、今では色と仕立てで中国人を見分けることはできなくなった。また、”半万年の文化と伝統と歴史”を誇るあの国の民族衣装は、異様に色数が少なく、蛍光色だ。あれは、どうなっているんだ。(2007.4〜11)
ししょごきょう。儒教の重要な書籍。四書は「論語」、「大学」、「孟子」、「中庸」。五経は「易経」、「書経」、「詩経」、「礼記」、「春秋」。科挙の試験では、四書五経が重要であったので、受験勉強は四書五経の暗記に終始したという。(2007.4〜11)
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