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青い直線

言葉は記憶の彼方へ(え行1頁目:えあ〜えど)

青い直線
  1. 穎果
  2. 永久債
  3. エイコサペンタエン酸
  4. 永字八法
  5. 「エアマウス」
  6. 疫学
  7. 液胞
  8. エクジステロン
  9. エクステ
  10. エコシステム
  11. エゴマ
  12. エゴマ油
  13. 壊色
  14. エステル
  15. エストロゲン
  16. エスペラント語
  17. 枝肉
  18. 越後三山
  19. 越後七不思議
  20. エチルアルコール
  21. エチレン
  22. エチレンオキサイド
  23. エチレングリコール
  24. 江戸小紋
  25. 江戸小紋三役
  26. 江戸崎カボチャ
  27. 江戸三大閻魔
  28. 江戸四宿
  29. 江戸時代の必ず当たる天気予報
  30. 江戸時代の三大改革
  31. 江戸時代の三大飢饉
  32. 江戸時代の死刑
  33. 江戸の内風呂
  34. 江戸野菜
  35. 江戸病
青い直線

穎果

えいか。イネ科やタケ科植物の果実の植物形態学における呼び名。果肉部分がほとんどなく、木質の薄い果皮がその下の種皮と密着して一体化している。その内部に胚芽と食用にする胚乳とがある。それら全体を外穎と内穎が覆い、イネでは更に籾殻に包まれる(米種子を参照)。

”穎”は穂とか先端という意味。(2009.09.16)

永久債

えいきゅうさい。発行体が解散したり倒産したりすることなく存続している限り、永久に利子のみが払われ続ける債券。発行者にとっては元本を返す義務がないので自己資本として扱える利点があり、債権者にとっては利率が高いというメリットがある。劣後特約をつけたものを永久劣後債という。対語:有期債。(2008.11.17)

エイコサペンタエン酸

eicosapetaenoic acid、略称:EPA、C2030。2重結合は5か所で、炭素数は20のn-3系の直鎖の多価不飽和脂肪酸。魚油に多く含まれる。必須脂肪酸であるα−リノレン酸が体内で代謝されてエイコサペンタエン酸を生じる。真偽の程はよくわからないが、『体内では不足しがちなので、必須脂肪酸である』という説もある。

俗に『動脈硬化、高脂血症、認知症などの予防や改善によい』とされるが、その根拠は1970年代に行われたイヌイットを対象とした疫学調査であり、高脂血症とその結果促進される動脈硬化のある人の生存を許さない厳しい自然環境の中で生き残ってきた民族の食生活が参考になるのだろうか。また、関連事項としてこの時代にはエイコサペンタエン酸を含む脂質で構成される細胞膜に関する知見は貧弱だった。米国FDAの限定的健康表示規格においては、サプリメントからの摂取はDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)を合わせて1日2gを超えないようにとされている。(2008.10.28)

永字八法

えいじはっぽう、えいじはちほう。「永」という字には、書に必要な8種類の技法が全て含まれているので、この1字を繰り返し練習することで楷書が上達するとされてきた。

日本語には、曲線が多いひらがなもあるので、一概にそうはいえないようだ。(2009.10.14)

「エアマウス」

AirMouse。加州はDeanmark社が本年(2010年)末に発売予定の新型のマウス。掌に装着して使う、光学読み取り式。マウスがもとで頑固な肩こりに悩まされている人(愚生も)には朗報かも知れない。普及すれば、新語となるだろう。(2010.02.21)

疫学

えきがく。英:epidemiology。その語源はギリシャ語で、"epi"は表面、"dem"は半分という意味の"demi"ではなくて、"demo"、即ち、大衆で、これに検討するという意味の”logo”という言葉を続けた造語である。結局、集団を対象に疾病やその原因を研究する学問ということになる。疫学では、疾病の発生原因と進行状況を知るために生物学を、その疾病に陥る直接間接の原因を社会学を使って研究する。なお、国際疫学会(The International Epidemiological Association:IEA)では、疫学を「特定の集団における健康に関連する状況あるいは事象の、分布あるいは規定因子に関する研究。また、健康問題を制御するために疫学を応用すること。」と定義している(出典:ウィキペディア(Wikipedia)の"疫学"の項目、2010年2月10日アクセス)。

現在、何らかの習慣が健康に及ぼす影響を判断する根拠として、最も確実な方法は疫学調査であるとされているようだ。しかし、疫学を使った調査・研究で、例えば、「食物繊維の摂取量と大腸癌」、「喫煙と肺癌」、「食塩の摂取量と高血圧」、「ビタミンEを錠剤で補うと動脈硬化の進行を遅らせることができるか?」等、原因と結果に医学的な必然性があれば妥当な研究と考えられるが、無関係なふたつの事象を取り上げても、この方法では一応の結果は出てしまう。ただし、それが意味のあるものであるとは限らない。時々、これに類する研究結果が外信などを通じて報道されるが、単なる話題であって、科学ではないと思う。この点に留意して研究計画を建てるべきと考える。また、その国の習慣や人種に特有の結果を含むこともしばしばなので、外国での結果が日本及び日本人にそのままあてはまるという保証はない。標本の数が十分に多いかどうかについても注目すべき点のひとつ。

この手の研究は公衆衛生を専攻している人たちによって主として行われる。公衆衛生学の講座は目立たないが、医学部に設置されている。(2010.02.10)

液胞

えきほう。植物と菌類の細胞にある老廃物などを貯蔵する細胞内小器官。毒物を作ってここに貯めている植物もある。

小中学校の理科の教科書では光学顕微鏡で見える構造しか取りあげないので、動物細胞の内部には核のみが、植物細胞の内部には、核、葉緑体、液胞があるので、植物のほうが賢い細胞に見える。(2007.4〜11)

エクジステロン

ecdysterone(20-hydroxyecdysone)。エクダイソンとも呼ぶ。節足動物の変体ホルモンで、ステロイドホルモンに分類される。昆虫の蛹化と変態を促進する。反対の作用を持ったホルモンに幼若ホルモン(juvenile hormone)がある。また、類縁化合物は害虫の生育を撹乱する物質として、様々な植物が合成することが知られている。

ネパール原産のCyanotis vagaのエキスにはエクジステロンが含まれ、ドーピング規制にかからない筋肉増強剤(アナボリックステロイド)として密かに使われているようだが、人間を含む哺乳類では、その受容体は見つかっていない。有害作用は少なく、免疫増強作用もある可能性はあるが、検証に耐える症例は少ない。(2008.11.28)

エクステ

自毛の睫毛(まつげ)の先に人工睫毛を接着する美容法の業界用語。勿論、語源はエクステンション。付け睫毛より自然な感じなので人気上昇中らしい。

”エクステ”の別の使い方に、”エクステンションまつ毛”の省略形で、人工睫毛を意味する言葉もあるようだ。業界用に70人分とか200人分という包装単位で販売されている模様。”まつげエクステ人工毛”とか”プラチナシルク毛”ともいうようだ。まあ、意味はわかるが。 実際の”まつげエクステ”作業は、”先生”と呼ばれる人(美容師)が、”まつげエクステEX専用ピンセット”で摘んで、”まつげ専用グルー”と呼ばれる接着剤で睫毛の先に貼り付けるようだ。

【2008年3月2日J−CASTニュース:「まつ毛エクステ店」90%は危ない 「角膜炎」や「まつ毛損傷」多発】 まつ毛1本ずつに接着剤で人工のまつ毛を付ける「まつ毛エクステンション(エクステ)」のトラブルが急増している。全国の消費者センターに寄せられた危害の相談件数は2007年が前年の倍の18件だが、これは氷山の一角で、実際に危害に遭ったのは相談件数の20〜30倍と推定されるという。原因の多くは施術者の技術力不足だそうだが、業界関係者の話によれば「エクステ店の90%は技術、知識が足りない」というのだ。

上記の行為は美容師法に基づく美容行為なので、無資格で行うと30万円以下の罰金となる。(2009.10.31)

エコシステム

ecosystem。本来は(植物)生態学の用語で、食う食われるの関係(食物連鎖)で結びついた生物とそれを取り巻く環境から成り立つ系、即ち、生態系を意味する言葉だが、それから派生して、下記の使い方もされる。また、この名を冠した会社も増加している。

(2009.10.08)

エゴマ

荏胡麻。東南アジア原産のシソ科の1年草。ゴマのように種を炒って食用にしたり、絞ってエゴマ油をとる。不快な臭いがするので、日本では馴染みが少ないが、朝鮮半島では盛んに栽培され利用されている。

”地産地消”が売り物のある道の駅で買ったというエゴマの種子を土産物でいただいたが、ラベルを見たら韓国製で、しかも、悪臭がひどかったので一度食べただけで捨てた。豚小屋の匂いだったので、恐らく悪臭物質の低級脂肪酸が多く含まれていたのだろう。(2008.09.21)

エゴマ油

荏胡麻油。エゴマの実を炒って、絞って得られる油。α−リノレン酸の濃度が約55%と、驚異的に高いので、酸化に注意。高度不飽和脂肪酸は酸化しやすい。不快な臭いがするので、食用にすることは少ないが、最近では”健康に良い”ということで積極的に摂ることを勧める向きもある。多食すると摂取した脂肪酸の組成に偏りが生じるので、かえって健康に悪いかも知れない。また、酸化しやすいことを逆手にとって、乾性油としても使われる。(2008.09.21)

壊色

えじき、えしき。紀元前のインドの僧侶の着用していた法衣(ほうえ)の色。ぼろきれをつなぎ合わせて作ったという。五正色(純色の青、黄、赤、白、黒)は禁じられていたので、濁った色に染めたという。

青壊色黒壊色木蘭色の三色があり、まとめて三種壊色という。日本にも奈良時代には伝わったが、その後、袈裟の色は陰陽五行説に基づいた中国の五正色の影響と、神道の影響を受け、白い袈裟も使われるようになった。

木蘭色は小乗仏教の国々の僧侶の衣でお馴染み。(2008.09.29)

エステル

エステル結合して生成した化合物のこと。エステル結合とは、カルボン酸などの有機酸や硫酸 などの無機のオキソ酸が、水溶液中でアルコールと脱水縮合(水分子がとれて共有結合する)してできる。反応式で書くと、R−COOH + HO−R’ → R−COO−R’ + HO。R−COOHはカルボン酸、HO−R’はアルコール、R−COO−R’がエステル化合物の一般式。

エステルは酵素がなくても酸とアルコールを混ぜておけば自然に生成する。例えば、酢(酢酸)と焼酎甲類 に属する焼酎(甲類を選んだのは他の香りを排除するため)を混ぜて放置しておくと、酢に含まれる酢酸 と焼酎のエチルアルコールがエステル結合して、酢酸エチル(CHCOOC)ができる。安っぽいが、割に良い香りがする。実は、酢酸エチルはバナナの香り成分。この行為は、家庭レベルで有機化学実験をしたことになる。なお、この反応は逆方向にも進む。工業的に多量の酢酸エチルを生産するには、この反応系から何らかの方法で を取り去る必要がある。

花や果物の香り成分は低分子のエステル化合物。例えば、酪酸メチルはリンゴの香り。また、エステル結合で重合してできる高分子化合物もある。例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)。(2008.08.01)

エストロゲン

estrogen。排卵前に分泌が高まる女性ホルモンで、主として卵胞で作られるので卵胞ホルモンとも呼ばれるステロイドホルモンのひとつ。閉経するとほとんど分泌がなくなる。

エストロゲンの主な作用
・二次性徴を促進する。
・子宮内膜を受精卵の着床しやすい状態に変化させる。
・骨のカルシウムを保持させる(破骨細胞の活動を抑制することにより骨吸収を低下させる)。
・HDLコレステロールを増加させることによる動脈硬化抑制。
脳機能に影響し、意識を女性化する。

血中に分泌されたエストロゲンは、主に肝臓でグルクロン酸により抱合され、水溶性が高まり、尿中に排泄される。(2009.03.09)

エスペラント語

1887年、ロシア領ポーランド出身のユダヤ人ルドヴィコ・ザメンホフが創り出した人工の言語。第二外国語として使用されることを想定した。根幹はラテン語に似ている。世界共通の言語を目指したが、普及は先細りとなっている。それにともない、徐々に死語になりつつある。(2007.4〜11)

枝肉

業界用語で、骨がついた状態の肉。原皮と内臓を除き(副生物を参照のこと)、背骨から2つに切り分ける(二分体、半丸)。肉屋はこれを仕入れるので、ぶら下がっているのが店の奥に見られる。肉の等級はこの状態で、(社)日本食肉格付協会が決める。

牛の場合、枝肉のモモの付け根に”乳房脂肪”があればメス、”陰嚢脂肪”があれば去勢したものと見分けられる。(2009.09.08)

越後三山

えちごさんざん。魚沼三山(うおぬまさんざん)とも呼ばれる。八海山(1778m)、越後駒ケ岳(2003m)と中ノ岳(2085m)。海から遠く、海抜も低いので夏は糞暑いとても暑いらしい。中ノ岳と八海山の間のオカメノゾキは要注意。5月に縦走したが、空恐ろしい底雪崩を目撃した。

地酒「八海山」は以前は甘口であったが、今は素晴らしい吟醸酒となった。(2009.10.28)

越後七不思議

えちごななふしぎ。親鸞の関わる伝説が多い。

逆さ竹
さかさだけ。新潟市鳥屋野。
焼鮒
やきふな。新潟市山田。
八房の梅
やつふさのうめ。北蒲原郡京ヶ瀬村小島。
珠数掛桜
じゅずかけざくら。北蒲原郡京ヶ瀬村小島。
三度栗
さんどぐり。北蒲原郡安田町保田。
繋ぎ榧
つなぎがや。南蒲原郡田上町。
片葉の芦
かたはのあし。上越市五智国分寺。

(2009.06.03)

エチルアルコール

ethyl alcohol。エタノール( ethanol)ともいう。”EtOH”と表記して、エタノールと読ませることもよくある。示性式は、CHCHOH。

分子を”H−O−H”、エチルアルコールを”CHCH−O−H”と表記して、比較してみると、両者はよく似ている。水にエチルアルコールが溶けるということは、似たものどうしが混ざり合うという現象。従って、水に対するエチルアルコールの溶解度という値はない。いかような割合でも、両者を混合できる。

水に対する親和性が高いということは、エチルアルコールに脱水作用があるということと同義。注射の際に80%のエチルアルコールの水溶液で皮膚を消毒するのは、皮膚についている細菌を脱水作用により、殺菌するため。エチルアルコールの代わりに、50%のプロピルアルコールを使う手もあるが、臭いのでこの方法は普通は取らない。

似たもの同士といっても、水分子の”H−”に比べて、エチルアルコールの”CHCH−”は、油に近い性質を持っている(脂肪酸の示性式を参照のこと)。そのため、油に近い性質の細胞膜に対して、水よりも少し親和性が高くなっている。酒に酔うのは、エチルアルコールが血液脳関門 を通過して、脳の細胞の細胞膜を安定化するため。従って、酒はダウナー系の薬物に分類される。

エチルアルコールは肝臓で、アセトアルデヒド (二日酔いの原因物質)をへて、酢酸に代謝される。(2008.08.02)

エチレン

英名:ethylene。CH=CH。炭素炭素2重結合を1つ持った分子量28.05の常温では気体の棒状の炭化水素。アルケンに分類される。有機化学工業原料として重要。

植物ホルモンで、成長阻害、花芽形成阻害、果実などの成熟促進作用がある。野菜類の鮮度劣化を防止するため、エチレンを酸化させる酵素や触媒を含む素材(エチレングリコールを生成させたり、二酸化炭素に分解する)ででできた袋で保存することもある。

エチレンの臨界点は9.2°Cで5.04MPaなので、常温で圧力を加えると超臨界流体になる。食品化学の分野では、魚油に含まれる高度不飽和脂肪酸(エイコサペンタエン酸)の抽出などに使われる。(2010.02.03)

エチレンオキサイド

英名:ethylene oxide、IUPAC名:オキシラン。別名:エチレンオキシド、酸化エチレン。CO。ひずみを持った3員環の環状エーテルで、エポキシドに分類される。合成洗剤や合成樹脂の原料となるが、ガス滅菌にも使われる。可燃性が高く、毒性も高いのでガス漏れにご注意。刺激性のエーテル臭がある。

特定化学物質等第二類物質。また、東京都環境確保条例によエチレンオキサイドは有毒ガス規制対象物に指定されているので、所定の作業場所で使用される。(2010.02.03)

エチレングリコール

ethylene glycol、HO(CHOH。左の示性式にあるように2価のアルコールで、水とは無制限に混ざる。ポリエチレンテレフタラート (PET)やポリエステルの原料。また、融点が−12.6°Cと低いので不凍液にも使われる。

エチレングリコールは有毒で、最初は運動障害、やがて体内で代謝され有毒なシュウ酸が作られ、腎臓で不溶性のシュウ酸カルシウムが生成して腎障害を起こすことがある。治療には、メチルアルコールの中毒のようにエチルアルコールを投与して、シュウ酸の生成を抑え、その間に尿中へ排泄されるのを待つ。

なめるとかすかに甘いので、ガレージ内などで車から漏れたエチレングリコールを犬猫がなめて中毒する例が結構あるようだ。中毒した犬猫にも酒を与えるのだろうか?(2008.11.04)

江戸小紋

えどこもん。極めて細かい模様を型染めしたのが特徴の小紋で、遠目には無地に見えるが、近づくと柄が浮かび上がる。柄が細かいほど良いとされる。振袖にはあまりしない。

茶席、見合い、七五三、入学式等に適しているが、一つ紋(背中に1つだけ家紋を付けたもの)で格が上がり、色無地紋付と同格になる。

江戸小紋は江戸時代に将軍家、各藩でそれぞれ統一した柄でを染めたのが起源。例えば、紀州の”鮫”、加賀の”万筋(まんすじ)”、薩摩の”大小あられ”などがある。江戸中期になると町人の間にも流行して広まり、代表的な江戸小紋三役以外にも霰、立涌(たてわき)、鱗、青海波(せいがいは)、亀甲、七宝、千筋(せんすじ)、子持ちなど、数百種類の柄があるといわれる。(2008.09.28)

江戸小紋三役

えどこもんさんやく。小紋は武士のが起源の柄だが、数百種類あるといわれる江戸小紋の中で、徳川や格式の高い藩の使用した柄を「定小紋」と呼んだ。その中の代表的な柄で、鮫(さめ)、行儀(ぎょうぎ)、角通し(かくどおし)のことを江戸小紋三役という。鮫小紋が最もポピュラー。

極鮫(ごくざめ)、極行儀(ごくぎょうぎ)、極角通し(ごくかくどおし)は、それぞれの柄を極限まで小さくしたもの。極鮫では、100円玉くらいの面積に約400の密度で模様がある。無地の感覚で着られた。

江戸小紋三役は他の柄とは別格の扱いを受け、一つ紋付(背中に家紋を一つ)にすれば婚礼から茶会まで着用できる。(2008.09.28)

江戸崎カボチャ

えどさきかぼちゃ。茨城県稲敷市江戸崎で栽培され、品種としては”えびす・くりゆたか”の系統。関東ロ−ム層の土壌でハウスあるいは露地栽培(ろじさいばい)される。完熟してから、収穫、出荷するので、ホクホクして甘味が強いのが特徴。(2008.07.05)

江戸三大閻魔

えどさんだいえんま。

1月16日と7月16日は、「地獄の釜のフタが開く日(閻魔賽日)」なので、この日に訪れると良い。ジゴクノカマノフタも参照のこと。(2010.01.21)

江戸四宿

えどししゅく。五街道で、起点の日本橋に最も近い宿場。品川宿( 東海道)、内藤新宿(甲州街道)、板橋宿(中山道)、千住宿(日光街道・奥州街道)。街道筋にあるので、御府内ではない。(2008.08.20)

江戸時代の必ず当たる天気予報

翌日が鷹狩りという日に、殿様は家来に明日の天気を尋ねると、「雨の降り居り候天気には御座なく候(あめのふりおりそうろうてんきにはござなくそうろう)」。翌日になって晴れたら、「雨の降り居り候天気には御座なく候」、雨が降ったら、「雨の降り居り候天気には御座なく候」。出典失念。(2007.4〜11)

江戸時代の三大改革

享保の改革
きょうほうのかいかく。1716年〜1745年(享保元年〜延享(えんきょう)2年)。8代将軍徳川吉宗が主導。
寛政の改革
かんせいのかいかく。1787年〜1793年(天明7年〜寛政5年)。老中松平定信が主導。
天保の改革
てんぽうのかいかく。1841年〜1843年(天保12年〜14年)。老中水野忠邦が主導。

(2009.10.12)

江戸時代の三大飢饉

享保(1732年)、天明(1782〜1787年)、天保(1833〜1839年)の大飢饉。天明の大飢饉は、日本の近世では最大の飢饉。1783年アイスランドのラキ火山が噴火、同年3月12日岩木山が、7月6日には浅間山が噴火した。太陽光が不足し、ひどい冷害に見まわれた。四大飢饉というときは、これに寛永の大飢饉(1642〜1643年)を加える。(2007.4〜11)

江戸時代の死刑

公事方御定書により、それまで行われていた残虐なやり方での死刑の執行を廃し、以下の6種に成文化された。でも、まだ、充分に残虐と思われる。

1 斬首刑(軽度の死刑)
10両以上の窃盗(後に、被害額を9両にして斬首にしない例が多くなったらしい)、不義密通(後に、示談で済ませるのが通例になったらしい)、喧嘩口論による殺人、殺人犯逃亡の手助けなど。葬儀と埋葬は許された。
2 斬首刑(中程度の死刑)
死罪ともいう。死体は試し切りに使用された。葬儀は不可で、家屋敷・家財は没収。
3 火炙刑
ひあぶり。放火犯に対して公開で執行された。八百屋お七が有名。鈴が森にその碑がある。
4 斬首刑(重度の死刑)
獄門(ごくもん)ともいう。斬首後、首を主要街道沿いの刑場に晒し、その後棄てた。公儀に対する重い謀計、主殺し、親殺し、関所破り等。所謂、”獄門晒し首”のこと。
5 磔刑
はりつけ、たっけい。罪人を柱に縛り付けて槍で刺し殺す。鈴ヶ森の刑場にその土台の石が残っている。死体はそのまま”3日2夜”晒した。
6 鋸挽刑
のこぎりびきけい。尊属や主人等への殺人に適用。罪人を首だけ出して土に埋め、希望者に鋸で首を挽かせた。あまり行われなかったらしい。

明治大学付属博物館、鈴ヶ森の刑場跡地や泪橋の散策などいかが。(2009.08.08)

江戸の内風呂

火事防止のため、武家以外では内風呂は禁止されていた。江戸の面影を残す街では、現在でも、銭湯に通っている家が多い。(2007.4〜11)

江戸野菜

江戸時代に御府内かその周辺で栽培されていた、何か特徴のある作物の品種。江戸崎カボチャは江戸野菜ではない。なお、京野菜や大和野菜と違って、鎌倉野菜は特定の品種があるわけではなく、あの辺で採れる野菜のこと。

[品川蕪][砂村丸茄子][居留木橋南瓜][内藤南瓜][内藤唐辛子][亀戸ダイコン][練馬ダイコン]

(2008.04.27)

江戸病

えどやまい。参勤交代で江戸で生活すると白米を多食(成人で1日約5合)したため脚気にかかり、国元へ帰ると主として玄米を食するので脚気の症状が消えるので、経験的にこの名前で呼ばれるようになった。(2009.04.16)

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