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guar。インド、パキスタン原産のマメ科の一年生植物。学名:Cyamopsis tetragonoloba。別名:クラスタマメ(cluster beans)。その豆はインドでは食材として使われている。豆の粉末から、ガラクトマンナンを主成分とする食品添加物(グァーガム)が製造され、増粘多糖類として広く使われている。
グァーと来たらホエーも来る(意味不明)。(2010.02.14)
英名:guar gum。グアーガムとも表記する。グァー豆の胚乳粉末の抽出物で、糸状の粘りがある液体。主成分はガラクトマンナンに分類される水溶性の多糖類で、グァーガムには、ガラクトースとマンノースの割合が1:2のものが多く含まれる。この化合物自体は安全性の高い食品添加物で、増粘安定剤として広く使用されている。
グアー豆酵素分解物は、含まれるガラクトマンナンを部分的に加水分解したもので、その結果、粘度は低下するが水溶性が増すので、水溶性食物繊維として、固形食品以外の食品(飲料、流動食、ゼリーなど)へも添加される。(2010.02.14)
guanylic acid。C10H14N5O8P。別名:5'−グアニル酸、グアノシン一リン酸(GMP)。ヌクレオチド(核酸)のグループに属し、セカンドメッセンジャーcGMPの材料、DNAやRNAを形成する部品、シイタケの旨味成分などとして知られる。グアニンにリボースが共有結合し、それにリン酸がエステル結合した構造となっている。
加熱処理などの調理の過程で、RNAの酵素分解によりグアニル酸が生成されることがしばしばある。この現象は水に戻した干しシイタケでよく知られているが、結果として、旨味が飛躍的に強くなる。(2010.02.02)
9+1=10(J e w)。その活動がユ ダ ヤ勢力から干渉されそうな部署で使われることのある隠語。(2009.03.24)
くうちょう。十二指腸(じゅうにしちょう)と回腸(かいちょう)の間の小腸の部位。空腸と回腸の長さの比は、約2:3。副交感神経が興奮すると蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になる。空腸を取りまく筋層は回腸よりも発達しているので、食物は回腸におけるよりも速やかに運ばれる。様々な消化酵素を含む腸液が分泌され、最終的な消化が行われる。(2008.01.06)
空気中における放電によって発生する電波を、無線機器がひろって聞こえる雑音。雷の落ちた時、AMラジオで聞こえる”ガリガリ”もそれ。ラジオで”ガリガリ”が聞こえだしたら、30分で落雷の危険が高まると言われている。(2007.4〜11)
生物学分野では、腔腸動物(こうちょうどうぶつ)のように”腔”という字を”こう”と読む。ところが医学分野では、腹腔鏡(ふっくうきょう)、 口腔外科(こうくうげか)のように”くう”と読む。これに関しては、ある偉いお医者さんが”腔”という字を誤って”くう”と読んでしまって、それに他のお医者さんが追随したから、と言う話を聞いたことがある。真偽のほどはどうでしょう。(2007.4〜11)
くうはくもじ。white space characters。htmlでは、スペース(0x20)だけでなく、水平タブ(0x09)、行送り(0x0A)、リターン(0x0D)、改ページ(0x0C)、及び、Unicodeの幅なしスペース文字(0x200B)のことも指す。カッコ内は16進数なので、不明であれば16進数の表記を参照のこと。(2008.10.19)
”くえんさん”と読む。クエン酸のこと。枸櫞(レモン)に多く含まれるので、こう命名された。(2007.4〜11)
citric acid。C6H8O7。柑橘類、梅などに含まれるカルボキシル基(−COOH)を3つ持つ有機酸で、TCA回路の中間生成物。ミトコンドリアでオキサロ酢酸とアセチルCoAから生成される。この反応を触媒するクエン酸シンターゼは、α−ケトグルタル酸脱水素酵素とともにTCA回路の反応速度を調節する。
2価陽イオンとキレート結合するが、この性質を利用して輸血の際、カルシウムイオンの血液凝固作用を抑制するために使われる。なお、生体内では使われない。
クエン酸を含む健康食品で、”疲労回復によい”、”筋肉や神経の疲労予防によい”、”クエン酸回路を活性化”、”クエン酸は疲労物質の乳酸を消去する”、”クエン酸は痛風に良い”、”糖質との併用により肝臓及び筋グリコーゲン補充速度のUP”、”カルシウム・鉄・亜鉛等のミネラルの吸収率をUP”、”尿をアルカリ化”、”抗酸化作用”、”体を弱アルカリ性に保つ”、”高血圧の予防”、”血液をサラサラにする”、”肝臓の機能を高める”、”骨粗しょう症の予防”、”胃酸分泌を促進”などと喧伝喧しいが、ヒトでの有効性については、信頼できるデータが見当たらない。(2009.06.17)
くかいがん。dolostone、dolomite、CaMg(CO3)2。白雲岩、ドロマイトとも呼ぶ。堆積岩の仲間で多くは灰色をしている。石灰岩(カルサイト、CaCO3)のカルシウムがマグネシウムに置き換わってできた。海産動物などの化石を含むことがある。
ドロマイトは1791年にこの鉱物を発見したフランスの鉱物学者ドロミウの名に因んで命名された。イタリアアルプスのドロミテ(Dolomite)の名はドロマイトに由来する。
ドロマイトは”天然素材”としてカルシウムとマグネシウムを含むので、それらを補充するという”健康食品”や”自然食品”としてその粉末が売られている。(2008.11.18)
検索エンジン、”Google(グーグル)”でネット上を検索すること。ググることを英語(品詞は動詞)で、”google”または、”Google”という。”Wikipedia”で調べると、最初にこの言葉が使われたのは、メーリングリストのなかで、1998年の7月8日、2002年には”American Dialect Society”の”most useful word of 2002.”に選定され、”Oxford English Dictionary”に追加されたのは2006年7月らしい。従って、英語の方が先にできたのかも知れない。(2007.12.14)
The Google Dance。グーグルで表示される検索結果の更新が行われる際、結果の表示が不安定になる現象のこと。不安定とは、検索するたびに、つながったグーグルのサーバーによってランキングが上下して表示されること。この現象は、検索結果の更新の際、負荷を低減するために稼働している多数のサーバー間で、その結果を統一する過程で起きるとされている。なお、検索結果の更新は以前は月末が多かったが、現在は不定期に行われるようだ。
今起こっている現象がグーグルダンスの結果なのかどうかの判断を助けてくれるサイトも存在する。(2008.10.12)
検索エンジングーグルの検索結果から、そのサイトが削除されること。その権利はグーグルが持っているが、展開する国の政府による要請などによることもあるという。2004年1月に、「悪徳商法?マニアックス」の書き込みが削除されたことで知られるようになった。日本語の村八分とは大分意味が異なる。
検索エンジンスパムやアダルトサイトを別にすれば、あなたの運営するサイトでは滅多に起きることではない。単にランキングが下がったのを勘違いしている場合も考えられる。また、”グーグルダンス”の最中である可能性もある。この場合はしばらく様子見をしなければ結論を出せない。”村八分”だと騒ぐ前に、原因をよく調べよう。でないと、赤っ恥をかくことになる。グーグル八分かどうかを調べるサイトも参考になる。(2008.10.12)
cucurbitacin。”cucur(ウリ)”+”bita(苦味)”+”c(?)”+”in(化学物質)”。ウリ科植物特有の果実の皮やへたに近い部分に含まれる苦味成分の総称。特に、ツルレイシ(ゴーヤ)に多い。化学的にはステロイド系のアルカロイドで配糖体の形で液胞に貯蔵される。少なくとも昆虫には有毒で、多くの昆虫はこの化合物を忌避するので、昆虫からの食害を逃れることができる。ただし、ウリハムシの幼虫は好んでウリ科植物を食べ、体内にククルビタシンを貯蔵して天敵から身を守っている。
ククルビタシンBには、培養細胞や実験動物で抗癌作用のある可能性を示唆する多くの論文がある。ここで、”抗癌作用=健康に良い”ではなく、”抗癌作用=細胞毒”であることに留意する必要がある。(2009.08.14)
クコ。ナス科 の落葉低木。原産は中国。夏から秋にかけて紫色の花が咲き、不味(まず)い味の赤い実がなる。皮や根などは血液の代謝を促進し、高血圧を予防したり、強壮効果があるといわれ、薬用に利用されるが、薬理学的裏付けはない。果実はドライフルーツやクコ酒に、葉はクコ茶にする。
”健康に良い”ということで、約20年前にクコブームがあり、そのせいか川の土手とか空き地など、あちこちに自生する。(2008.07.07)
クサカゲロウ(臭蜉蝣)のこと。このお仲間には”優曇華の花”で有名な薄馬鹿下郎(ウスバカゲロウ、薄葉蜉蝣)がいる。(2008.08.02)
臭いから臭木。葉を傷つけると、ヘクソカズラとはまた違う悪臭が発生するが、夏に咲く五弁の白い花からはユリのそれに似たエステル系の芳香が漂う。雑木林のふちなどでよく見かけるクマツヅラ科の落葉小高木。花にはオシベもメシベもあるが、それぞれ活動する時期がずれているので自家受粉は起こらない。花が終わると、紅紫色のガクを残したまま濃い藍色の実が成る。
若葉は”くさぎ菜”と呼ばれ、灰汁抜きをしてから食用に、また天日干しにして”臭梧桐(しゅうごとう)”という生薬になる。熟した実はくしいた。エスカレーターの踏み板のこと。表面の形から、本来は”櫛板”であったと思われるが、櫛という漢字は当用漢字にないので、”くし板”と”交ぜ書き”されることが多い。
櫛板はステンレス製だが、過去には木製であった。約30年前、ロンドンやパリの地下鉄に木製の櫛板が残っていた。木製のそれは暖かい感じがした。(2009.11.12)
くじがたおさだめがき。御定書百箇条(おさだめがきひゃっかじょう)ともいう。第8代将軍徳川吉宗が作らせた1742(寛保2)年完成の法典で、上・下2巻103条から成る。(2009.08.11)
表側の羽に孔雀のような華やかな目玉模様があるので、このように命名された。本州中部山地でよく見られる。タテハチョウ科に属し、同じ科のカナムグラが好きなアカタテハやキタテハのように、晩秋や早春には日向ぼっこをする。
アルプスからヒマラヤ、そして日本の中部山地と、帯状にクジャクチョウとそれによく似た蝶が生息している。この蝶は氷河期に分布を広げたと考えられているようだ。
学名の”Inachis io geisha”の”Inachis”は伊那、”geisha”は、勿論、芸者のこと。(2008.07.19)
くしゃくにけんのうらながや。江戸の長屋の標準サイズ。間口が九尺(約2.7m)、奥行が二間(約3.6m)なので、約3坪(6畳)だが、へっついと水がめ、流しがある土間を含むので畳部分は約四畳半。(2009.04.10)
クズというツル植物の根から取ったデンプン。カタクリからとったものは片栗粉という。(2007.4〜11)
くだぎつね。伝説上の竹筒の中に飼われている小さな狐か鼬(いたち)のような形をした妖怪で、占いや予言をする神通力を備えていたという。この説話は中部地方に伝わる。略称は”管”。”狐憑き”は管狐を飼っている人あるいは家のこと。うまく飼いならせば金持ちになれるが、失敗すると不作になって貧乏になるという。(2008.08.21)
「出るのは愚痴と溜息ばかり」
(2008.08.03)
くちきたおし。様々な変形があるが、瞬間的に受けの片足にタックル(刈り)して、突進して相手を後方に倒す。講道館柔道の技。世界では主流だが、日本選手は美しくない技として、その使用を嫌っているという。(2009.05.14)
くちつきたばこ。紙巻き煙草は短いので、厳重な防寒具を着ている冬のロシアでは、衣服を焦がす恐れがある。そこで普及したのが口付煙草。両切り煙草の片方がそのまま4cm位の長さの紙製の筒になっていた。吸うときは、この筒の先端をつぶし、さらに、折り目のところをほんの少し折り返す。両切煙草とちがって、煙草の葉が唇に付かない。以前、といっても30年以上前だが、銘柄は忘れたが、国産品にもこのタイプはあったと記憶する(その後、朝日という銘柄であったことを思い出した)。
その頃、真偽は不明だが、ネパールの高地に住む”シェルパ族の煙草の吸い方”というのが仲間内で流行った。この方法では、手のひらで筒を作って、口付煙草のようにして吸う。味はマイルドになるが、手のひらがヤニ臭くなった。(2007.12.23)
クチナシ。巵子、支子と表記することもあり。学名:Gardenia jasminoides(ジャスミンの香りのする庭木)。アカネ科クチナシ属の常緑低木。初夏にあの強い香りの6弁の白い花をつけ、秋に赤黄色の実がなる。実は熟しても果皮が破れないので、”口無し”と呼ばれるようになったという説がある。
果実よりクチナシ色素を抽出して、着色料(クチナシ色素)や染料(黄梔子、梔子色)に使用される。また、天日干しにして、効能は別に、山梔子(さんしし)と呼ばれる生薬にする。
オオスカシバ(スカシバの項を参照のこと)の食草。家人はその終令幼虫をアゲハの幼虫と間違えていたので、そのことを指摘したら、直ちに”防除”に走ったが、時すでに遅しで、蛹化の旅に出た後だった。蝶なら生かしておいて、蛾なら殺してしまうという、その心情が良く分からない。分類学的には双方とも違いはない。庭木に梔子が混じっている家が多いせいか、当地では夏になるとオオスカシバをよく見かける。(2009.07.07)
くちなしいろ。支子色とも表記する。橙色に近い黄色。梔子の実で染めた黄色に、紅花との交染でこの色が出る。紅花が主体となると、紅緋色になる。梔子の実だけで染めると黄梔子となる。 HTML color code:(2009.07.07) |
着色料というものは、色が付いていて目立つので、騙されやすい人を騙すのは容易なので、その害を喧伝して何らかの利益を得ようという人にとっては格好の餌食となる。梔子の実から抽出されるクチナシ色素もそのひとつ。
(2009.07.07)
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