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幼児語でサイレンの音のこと。時報替わりにサイレンを鳴らす自治体がなくなってからは死語となった。(2010.01.04)
その家庭でしか通用しない言葉や習慣がある。それを指す言葉を何というのだろうか。わが家においては、引っ越しのため死語になりそうになっているが、その言葉は”ボ市”である。以前住んでいたのはレインボーブリッジの見えるマンションの13階だった。そこから、日曜日になると”ボ市”と書かれた垂れ幕が見えた。行ってみると、”肉のジャンボ市”の一部が見えていたことがわかった。屠殺場近くの食肉問屋が日曜だけ小売りをしていたのだ。
入手が難しい部位の肉でも入手できた。各部位のブロック肉などを、調理法を聞いた上で購入した。それにしても、一般の肉屋で売っているものは、なぜ、みんな薄切りにしてしまうのだろうか(枝肉を参照のこと)。(2007.4〜11)
トウダイグサ科の常緑低木。和名は猩々木(ショウジョウボク)。クリスマスフラワーともいう。原産地は、ブラジルともメキシコともいわれる。傷つけると白い樹液が出るが、メキシコ先住民アステカ族は解熱剤として使っていたという。その有効成分については不明。研究すれば、新規の鎮痛解熱剤を開発できるかも知れない。しかし、あまりに身近な植物なので、多分、誰かがすでに研究して、ものにならなかった可能性が高いと思う。
17世紀に南米で布教していたフランシスコ修道会の神父達が、赤い葉をキリストの血に見立て、聖誕祭、即ち、クリスマスの象徴とした。しかし、自宅のポインセチアの葉は青々としている。
南太平洋のマレという島へ行ったとき、ジャングルの下草として、ポインセチアが沢山生えていた。日当たりが悪いので、葉は赤かった。この島はサンゴ礁が隆起してできた島で、南米からタネが流れて来たのだろうか。(2007.12.12)
爆弾や焼夷弾の直撃を防ぐために掘られたトンネル。穴を掘って板を被せただけのものから、地中深く掘り、内部をコンクリートで固めたものなど様々である。各地に残っており、なかにはウドの栽培とかジャガイモの保存とかで、農業分野で活用されているものもある。もし、防空壕を見つけたとしても崩れる危険があるので、入らないこと。(2007.4〜11)
ほうごう。肝臓において脂溶性の高い物質(脂溶性薬物、食事由来の(有害な)物質、胆汁酸など)にグルクロン酸、タウリン、硫酸などを付加する反応。この反応により、水溶性が高まり、腎臓から尿中への排泄が可能となる。なお、胆汁酸は抱合を受けても腸肝循環にはいるものが多い。(2008.10.13)
延髄に中枢があり、そこから大脳のいたるところに神経線維を配し、興奮するとその神経終末から神経伝達物質(ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなどのモノアミン)が放出され、大脳全体としての興奮レベルを調節する。覚醒状態、食欲、気分、情動などの調節に関与する。介在ニューロン(局所調節系ニューロン)とともに、中枢神経系特有の調節機構。
例えば、橋(きょう)の青斑核(せいはんかく)が興奮すると、その終末からノルアドレナリンが放出されるが、結果として大脳を覚醒させる。”低血圧なので朝の目覚めが悪い”というのは俗説で、朝日が目に入っても青斑核がメリハリをもって興奮しないことが原因。(2010.01.28)
ほうしゃせんひばく。自然被爆、外部被爆、内部被爆(体内被曝)がある。 被爆による身体への影響は、下記の二つに分けて評価される。
確定的影響 | 閾線量あり | 火傷、脱毛、造血機能障害など、線量に応じた障害が発生 |
確率的影響 | 閾線量なし | 発癌など線量に比例して発生確率が増加 |
*閾線量(しきいせんりょう):それ以下では影響がない線量のこと。
被爆の影響についてには、漠然としてではなく、上記のどちらについて考えているのか、峻別して考察せねばならない。(2008.08.04)
ほうじょう。方は正方形という意味。1丈は10尺なので、1辺3.03mの正方形。4畳半くらい。寺のなかで僧が生活するスペースのこと。また、僧のことを”方丈”ともいう。面と向かっては、”方丈さん”、僧がいない所では呼び捨て。この呼び方は”臨済宗建長寺派”でのことで、他の宗派ではどうなのか知らない(日本の仏教宗派を参照のこと)。(2007.4〜11)
ぼうしょう。グラウバー塩とも呼ばれる。ともに、硫酸ナトリウム(Na2SO4・10H2O)の慣用名。染色や塩類下剤などに用いられる。また、硫酸ナトリウムを含む温泉を芒硝泉と呼ぶことがある。
芒硝は硫酸ナトリウムの生薬としての名前。ドイツの化学者グラウバー が、1654年に塩化ナトリウムに硫酸を加えて、塩酸が発生する反応を通じて塩酸を発見したが、この時、同時に生成する硫酸ナトリウムに、グラウバー塩という名が付けられた。(2008.08.29)
この項目の中身は全部坊主へ移動しました。所謂、発展的解消という奴です。そのため、丸坊主になりました(2009年7月12日)。(2007.12.07)
ぼうずのはちまき。坊主は鉢巻きをしても、ズルッと滑り落ちてしまう。しまりのないことを例えていう。(2007.12.07)
ぼうずのはなかんざし。女性と無縁のはずの僧侶が花簪(はなかんざし:フジの花などの飾りが付いている簪のこと)を持っていても、何の役にも立たない、ふさわしくない、不要であるということ。そういう所持品のことを例えていう。(2007.12.07)
ぼうずぶち。武田信玄の隠し金山の閉山にともない、その場所を隠すため、”坊主を殺して投げ込んだ”という伝説のある淵。山梨県東部を南北に走る大菩薩連嶺(だいぼさつれんれい)の北端、黒川鶏冠山(くろかわけいかんやま)、その北側を流れる丹波川(たばがわ)と名前を変えた多摩川本流にある。
近くには、花魁(おいらん)を同様に殺して投げ込んだ伝説のある”花魁淵(おいらんぶち)”、黄金の牛を沈めたという、”牛金淵(うしがねぶち)”もある。
黒川鶏冠山の黒川谷には、金鉱石を処理した石臼が沢山転がっていたり、黒川千軒(くろかわせんげん)と呼ばれた当時の家々の土台が残っている。しかし、そこへ行く道はない。
この付近では、戦後の混乱期に金をめぐる殺人事件も起きている。(2007.12.09)
ぼうずまるもうけ。僧侶は経費もかからずに、お経を上げただけで収入になるので、元手なしでお金を儲けることをこういう。
”お寺は宗教法人なので、税金は払っていない”は必ずしも正しくない。お寺の土地・建物の固定資産税は免税。お布施をいただく事、読経や戒名をつけるのは宗教行為なので無税。しかし、雇用している僧侶や寺男の人件費については源泉徴収税を払わなければならないし、駐車場や幼稚園経営など、何らかの事業での利益については、税金を納めているはず。(2007.12.10)
百人一首の絵札だけを使う。場(ば)の真ん中によく切った札を積み上げ、一枚ずつ引いて、札を表向きに置く。その札が坊主の札だったら、今までの持ち札全部を場に出さなければならない。最後に、持ち札の数が一番多かった者の勝ち。
トランプの”ダウト”のように、心理戦で感情にしこりを残すことはあまりないので、頭を使いたくない時や、小学校入学前後の学童とやるのはお勧め。(2007.12.10)
ほうそうさんしゃ。裁判官、検事、弁護士の総称。(2009.08.08)
ほうのふそきゅう。実行時に適法であった行為を、後からできた法により処罰することはできないということ。違法であった場合でも、事後にできた法律でより厳しく処罰することは禁止されている。これを”遡及処罰の禁止”という。
ただし、実行時の法より、事後にできた法の刑の方が軽い場合は、事後の法を適用する。かつては、両親や祖父母などの尊属(そんぞく)を殺すと、尊属殺人とされた。刑法200条、「自己又は配偶者の直系尊属を殺したる者は死刑又は無期懲役に処す」による。1973年最高裁で違憲であることが確定し、この条文は同年の刑法改正で削除された。改正後、尊属殺人に問われることは無くなった。私には尊属がいないので、関係ないといえば関係ないが。
なお、条文に死刑しかない罪に内憂外患罪がある。
マスコミが印象操作をしているだけでなく、本当に”親殺し”、”子殺し”が増えているのなら、”尊属殺人罪”を復活させ、同時に”卑属(ひぞく)殺人罪”を新設したらどうか。違憲にはならないと思う。(2007.12.21)
ほうれい。法律と命令を指す法律用語。
条約は法律よりも優先順位が高いことにご注意。(2008.09.10)
ほうろうせいひん。英:vitreous enamel、米:porcelain enamel。金属の表面加工法のひとつで、その表面に琺瑯加工を施し、耐腐食性を高めた素材。現在では、下記の区分で分類すれば良いと思う。
- 鉄琺瑯:
- てつほうろう。琺瑯製品の大部分を占める。単に、琺瑯、ほうろう、ホーローといったら鉄琺瑯を指す。日本では明治の中頃より鉄琺瑯の名が使われるようになったが、それ以前は”七宝”と呼ばれていた。用途としては、家庭用器物から建築材料、理化学機器、その他全分野にわたる。
- 使用する鉄によって、”鋼琺瑯”と”鋳鉄琺瑯”に細分することもある。後者は浴槽、化学機器に使われる。
- 七宝:
- しっぽう。金、銀、銅などの下地にほうろう加工を施し、装飾品として使用し、時には美術品として扱われる。金銀ほうろう、銅ほうろうという呼び名もある。
- アルミニウム琺瑯:
- ”アルミほうろう”と約(つづ)めて呼ぶことが多い。アルミニウム及びその合金に琺瑯釉薬(ゆうやく)を焼き付けたもの。軽量で部分的に加工が可能である。主な用途は建材、家庭用器物。
- ステンレス琺瑯:
- 主に耐熱機器、家庭用器物、機械部品に使われる。
”琺瑯製品”と”琺瑯加工”というふたつの言葉の混同があるので、ご注意。(2009.11.07)
ほうわしぼうさん。saturated fatty acid、SFA。カルボン酸の一般式:R−COOHで、Rの部分が炭素数4以上の枝別れのない炭化水素でできているものを脂肪酸と呼ぶが、その中で”−CH2−CH2−CH2−”のように炭化水素部分に炭素−炭素2重結合のない脂肪酸を飽和脂肪酸という。
炭素数が多くなると融点が高く(ステアリン酸の融点は69.9°C)、流動性も低くなり、パラフィン(ロウ)と呼ばれ、ロウソクの原料などになる。
関連事項:不飽和脂肪酸。(2008.09.20)
whey proteins。牛乳から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液に含まれる蛋白質のこと。ホエーとは日本語では乳清(にゅうせい)と呼ぶ。チーズの生産に伴って副生されるが、多くのケースで捨てられる。豚の餌や健康食品の原料となる。(2008.12.11)
酸漿。語源については諸説あって、はっきりしない。ナス科。アルカロイドのソラニン(solanine)を含む。(2008.05.01)
2007年夏に初めて聞いた言葉。破綻した経済を立て直そうと、炭坑跡などを観光資源として、人を集めようという試み。リピーターは望めないだろう。(2007.4〜11)
長閑な情景や時代を形容するのに使う。勿論、ここには悪人はいない。(2007.4〜11)
ぼくじゅう。明治20年代、岐阜の山村で小学校教員をしていた創業者田口精爾(たぐちせいじ)は、「寒中かじかんだ手で墨を磨る子供達がかわいそう」という気持ちから、東京職工学校(現・東京工業大学)で応用化学を学び、墨汁を発明、「開明墨汁」と名づけました。筆・墨・硯・紙のいわゆる文房四宝は中国で生まれたものですが、今日使われている墨汁は、「開明墨汁」としてはじめて日本で生まれた製品なのです。
−開明株式会社のHPより−(2008.06.15)
ぼくねんじん。中国人の名ではない。語源は不明だが、日本で作られた言葉らしい。無口で分からず屋、愛想がない人、気が利かない者を揶揄して言うが、決して、侮蔑語や罵倒語ではない。ほぼ死語。2008年の現在で、恐らく、50代以上の人は知っているだろう。使わないが。(2008.10.19)
江戸時代の言葉。遊里のあった吉原は江戸の北方に位置していたので、こう呼んだ。更に省略して、駕籠屋(かごや)に指示するときは”北(きた)へやっとくれ”などと言ったようだ(落語にあるが、詳細は忘れた)。(2007.4〜11)
ブラジルはリオ・デ・ジャネイロで、1950年代にサンバから生まれた。”シャウト”しない、ナイロン弦のクラシック・ギターを使うのが特徴。ポルトガル語で、”Bossa”は傾向、感覚、才能、”Nova”は新しいという意味。(2007.4〜11)
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