サイトマップ // C言語講座>言葉は記憶の彼方へ>ほせ←まあ→まつ→みあ
マイナスイオンという学術用語はない。なお、電解質を電気分解すると陽極(anode)に集まるイオンのことを陰イオン(anion)という。こちらは学術用語。(2007.4〜11)
蝸牛(カタツムリ)の正式な呼び名。語源については、”巻き巻き”説と”舞え舞え”説があるが、後者は平安末期に編まれた「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」に既に見られる(下記)というが、語源とは結び付かない印象を受ける。如何だろうか。
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
舞え舞え蝸牛、舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴させてん、踏破せてん、真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん。
羽村市には「マイマイズ井戸」という鎌倉時代に掘られたと推定される井戸が残っている。ちょうど、カタツムリの殻を伏せたような形をしていて、小道をスパイラル状にぐるぐる回りながら下りて行って、水面に到着。各地にある「マイマイズ井戸」の中では古い方と思われる。郷土の学習で取り上げるので、小学生は知っているはず。そういえば、この町には羽村という姓の人が多い。何人も知っている。(2008.10.17)
肉食の獰猛(どうもう)な甲虫で、カタツムリを襲って首を突っ込んで貪り喰らう。オサムシ(手塚治虫のオサムはこの虫の名に因んで付けた)の仲間で、日本の固有種。カタツムリの古い呼び方はマイマイで、カタツムリを食べる姿がマイマイをかぶったように見えるので、名付けられた。細長い体は精悍で、頭部と胸部には瑠璃色の光沢がある。
ゴキブリの語源は”御器被り”で、食器をかぶるからと言われている。ゴキブリという言葉は非常にポピュラーだが、マイマイカブリはゴキブリほど個体数が多くないので、知っている人は少ない。(2008.10.17)
米国の発明家、Douglas Carl Engelbartが1961年に発明した。プロトタイプの写真を見ると無骨な感じの木製。GUI全盛の現在、こんなに普及することを当時は予想できなかったろう。また、肩こりの原因として発明者が恨まれることにも思い浮かばなかったに違いない。Macintoshで初めて遭遇した。マウスの感度はミッキーという単位で表す。
動物のマウスについては、ラットとマウスの違いを参照のこと。(2008.10.22)
まおう。漢方薬。体温を上昇させる作用がある生薬。主成分はエフェドラで、これから風邪薬に少量含まれるエフェドリンが合成される。北朝鮮は風邪薬の原料にするという名目で、わかっているだけで50トン以上のエフェドリンを輸入してきた。エフェドリンからさらに、覚醒剤が合成される。(2007.4〜11)
まおとこ。江戸時代、既婚の女性の浮気相手のことを間男といった。封建制を揺るがしかねないので、武士においては妻の浮気は重大犯罪で、不義密通として死罪であった。重ねておいて4っつに切っても、お咎めなし。といっても、ほとんどが示談で解決され、示談金は5両が相場。江戸末期には、示談金はインフレ気味だったという。(2007.4〜11)
pataca。中国語では、澳門幣。マカオの法定通貨。旧植民地時代の1905年から流通してきたが、現在、人民元か香港ドルが流通し、ホテルも米ドルか香港ドル建てなので、パカタで決済することは殆どない。現在では、パタカは香港ドルにペッグされ、中国銀行マカオ分行もパカタを発行している。(2009.06.09)
まっかなうそ。赤は「明し」と同源なので、色を表わすだけでなく、”明らか”という意味もある。”明らかな嘘”ということ。使い方としては”赤恥”や”赤貧”の赤と同じ。(2008.07.11)
まかふしぎ。摩訶はお経でよく使われている言葉。摩訶の語源はサンスクリット語の”maha”で、”大きな”という意味がある。摩訶不思議とは、理解不能で人智を超越した不思議なことをいう。(2008.07.26)
macrophage。別名、大食細胞、貪食細胞。骨髄で造血幹細胞から作られる白血球の一種。アメーバのような運動能力を持ち、様々な組織に入り込む大型の細胞。生体内に侵入した細菌やウイルス、自己の死んだ細胞をとりあえず食べて消化する。同様な作用は、血液中では好中球が担っている。
組織において、細菌やウイルスの抗原を取り込むと、特定のヘルパーT細胞を活性化させ、更に、そのヘルパーT細胞が特定のB細胞を活性化させるが、この作用から抗原提示細胞とも呼ばれ、免疫系において中心的な役割を果たしている。
破骨細胞もマクロファージの変化したもの。また、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)はマクロファージとヘルパーT細胞に感染する。(2009.06.29)
インドネシアのバリ島の海岸で、幻覚成分を含むキノコを食べるパーテイが行われるという。夜陰に乗じて密かに開かれるらしいが、噂に過ぎないかも知れない。同様の噂は中米の某国の海岸にもある。(2007.4〜11)
Mazindol。食欲抑制薬。食欲中枢を抑制する作用と、脳内でのアドレナリン、ドーパミン、セロトニンを神経伝達物質とする神経においてそれらの再取り込みを阻害する作用により、食欲を抑制する。高度肥満に保険が適用される。
覚醒剤のアンフェタミンに類似しており、短期間で依存性、耐性を発現する。(2009.05.20)
muskrat、学名:Ondatra zibethicus。ネズミ科マスクラット属。北米原産の体長30cm、体重1.8kgにも達する黒いネズミ。軍用の毛皮の帽子用に戦前に移入されたが、野生化して河川や池、湿地などの水辺に生息しているらしい。土手に穴をあける恐れがあるので、2006年に外来生物法により特定外来生物に指定され、輸入・飼育は禁止されている。江戸川水系で生息が確認されているが、目撃例は少ないようで、しぐさがかわいいので時に珍獣扱いされるようだ。(2009.06.12)
A.H.Maslow、1908年〜1970年、米国の心理学者。人は一段階上を目指すという。
自己実現欲求 ↑ 自我欲求 ↑ 社会的欲求 ↑ 安全への欲求 ↑ 生理的欲求
(2008.10.12)
まぜらん。商品名。製造元は川嶋工業株式会社。その名の由来はマゼラン海峡とも、マゼラン星雲とも無関係のようだ。
鶏卵の卵白は、粘度の低い”水様卵白”と粘度の高い”濃厚卵白”で構成され、主成分は、共に卵白アルブミンである。産卵後、”濃厚卵白”は日数の経過とともに”水様卵白”に変化するので、新鮮な玉子ほど割った時の盛り上がりが見事。一方、卵かけご飯は新鮮な玉子ほどおいしいが、白身の、”濃厚卵白”が食感を損なう。
この商品にはステンレス製の刃が付いていて、白身を攪拌すると、”濃厚卵白”を切り刻むことになるので、白身がサラサラとなり、玉子ご飯にすると白身とご飯が良くなじむという。勿論、黄身ごとかき混ぜて、茶碗蒸しや錦糸卵用の溶き卵の準備にも使える。なお、同社で製造販売しているキッチンツールのブランド名”愛妻専科”って、ちょっとHなことを想像しませんか。(2009.06.04)
カラープリンターの色料の三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)の1つ。 HTML color code:e4007f。(2008.07.08) |
- 「世の中はすむと濁るの違ひにて叉に毛があり又に毛が無し」
- 「世の中はすむと濁るの違ひにて刷毛に毛があり禿に毛が無し」
(2007.11.30)
江戸時代、猟師のことをこう言った。冬眠中のクマのこもる穴に煙を送り込み、穴に背中を向けて、穴をまたぐような格好で立ち、いぶされて出てきたクマを叉の間から撃ったので、この名がついた。毛皮と熊の胆を現金に換えて生活していた。
またぎに限らず、当時の雪国(越後の国南魚沼郡)の生活の様子は、鈴木牧之(すずきぼくし)の「北越雪譜」に詳しい。(2007.4〜11)
血管性痴呆症によくみられる。認知症の症状は出ているが、判断力や理解力があり、症状の現れ方にムラがある状態。(2008.10.22)
全国的にはどうか知らないが、1970年代中頃の東京の女子高校生に流行った言葉。即物的で、”S”のような奥床しさ、隠微さはない。一説に精神科医の斎藤環(さいとう たまき)氏の造語という説があるが、氏の活動は「社会的ひきこもり(PHP新書)」を著した1998年頃からなので、違うと思う。しかし、2チャンネルのアスキーアート(AA)の”斉藤またんき”は関係あるかも知れない。(2008.11.07)
マチク、マダケ。ミャンマー原産。メンマは麻竹のタケノコを土の中で乳酸発酵させたもの。台湾産が名高い。麺の上に載せた麻竹だから”メンマ”と、台湾生まれの「丸松物産」会長松村秋水さん(故人)が命名したという。メンマは日本語ということになる。
日本の猛宗竹よりも更に太くて勢いがある。(2008.09.16)
マッチで火を付けておいて、消防車(ポンプ)を呼ぶ。一部の放火魔にいるタイプ。転じて、こっそりと自分でトラブルの原因を作っておいて世の中を騒がし、その火消しにでてくる輩のことを言う。政界、財界とそれに関係する部門にそういう人が時々現れるので、死語にはなっていないようだ。(2007.12.31)
2を破るとポケットの中でマッチ箱が燃え上がることがあり、4を破るとあたりが硫黄臭くなる。なお、黄燐マッチは靴の踵で擦ると、西部劇のようで格好いい。(2007.12.20)
まっちゃいろ。抹茶色の和菓子やアイスクリームは食欲をそそる。しかし、香りや味は別として、抹茶それ自体でこの色を出そうとしてもなかなかうまくゆかないようだ。 HTML color code:c5c56a。(2008.07.03) |
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