サイトマップ // C言語講座>言葉は記憶の彼方へ>ふり←へあ→へら→ほあ
毛がないので、こう名づけられた。様々な化合物の発癌性試験や紫外線吸収剤(日焼け止め)の効果の判定などに使われてきたが、正常な皮膚のモデルとしては不適当という指摘もある。ヌードマウスほどグロテスクな顔ではないが、しょぼしょぼした顔で可愛くない。(2007.12.29)
へいしうろん。1636年〜1637年、清が李氏朝鮮を侵略した戦い。
当時の李氏朝鮮は明の属国で、16代仁祖王の時代。清は満州族の国で、衰えてきた明に代わって台頭してきた国。明に事大していた李氏朝鮮は、清のことを馬鹿にして、”胡”という侮蔑した名前で呼んでいた。ところが、清は一方的に李氏朝鮮を侵略した。この戦いで、李氏朝鮮はほとんど無抵抗で降伏し、その敗戦処理として、1637年1月30日、帰順の証拠として清の礼服に着替えた仁祖王は、清の大宗に三跪九叩頭の礼で土下座し、清との間で数々の約束を結び、今度は清の属国となった。
国王の任命権、独自の貨幣を鋳造する権利はなく、国内で起こったことは委細漏らさず清に報告し、判断を仰がなければならなかった。また、毎年、牛三千頭、馬三千頭、美女三千人の貢女を清に朝貢することが義務づけられた。
清の属国状態は、日清戦争で日本が勝ち、1895年4月17日に日清間で結ばれた講和条約(通称下関条約)で、日本が清に李氏朝鮮の独立を認めさせるまで、約250年間続いた。(2008.05.13)
中国語で、”黒転白”。「不法状態(黒)を合法状態(白)にする」という意味の隠語。ビザの期限が切れたなどで、在留資格を失っても、日本人との”偽装結婚”などで「配偶者ビザ」を取得して、”合法状態”にする。(2009.08.04)
ベトナム戦争の際、ベトコンのとった戦術のひとつ。地雷の上に少女を立たせ、アメリカ兵が来たら手を振らせる。その子を兵士が抱き上げると、少女と兵士は爆死する。地雷でなく、時限爆弾をセットした赤ん坊を転がしておいた場合もあるという。当時の北ベトナム高官は「民族意識は血よりも濃い」と言ったが、それはこのことか。恐怖感から、アメリカ兵が婦女子を虐殺する原因にもなった。ライタイハンも参照のこと。(2007.4〜11)
へいもんちっきょ。不祥事があった武士に対する処分の一つ。自宅謹慎ということ。「沙汰があるまで、閉門蟄居せよ」などと使う。(2007.4〜11)
日本国憲法の条文の何処にも、”この憲法は平和憲法である”という意味の文言は見当たらない。関連事項:憲法改正。(2010.01.17)
へきさいぼう。Parietal cells。胃粘膜に存在する胃酸(塩酸)を作って、胃内に分泌する細胞。ガストリンやヒスタミンの刺激で胃酸分泌が亢進し、セクレチン、胃抑制ペプチド(GIP)、プロスタグランディンで抑制される。細胞膜の予備を細胞内に持ち、分泌刺激で胃内に面している細胞膜と融合し、細胞膜の面積が増大する。この細胞膜には、塩酸の生成に関与するプロトンポンプ(H+,K+−ATPアーゼ)が存在する。(2007.12.28)
CH3(CH2)4CH3。炭素原子が六つあるアルカンなので、こう命名された。色々な異性体があるが、”−(CH2)4−”の部分に枝分かれがないものを、n−ヘキサンといい、最も利用価値がある。酸素原子を含まず極性がないので、油脂を溶かしたり、油脂を抽出したりと、様々な分野で有機溶媒として使用される。トルエンと同様、この化合物を含むシンナーがある。
油脂分を洗浄するためのスプレーを使う際には、プラスチックやゴムにかかるとそれらを痛めることがあるので、注意する。低いが引火性や毒性もあるので、火気のない場所で、充分換気しながら使用する。環境へ放出してはいけない。慢性中毒では、末梢神経障害をおこすので、日常的に使用する場合は特に吸入しないように注意する。どうしても吸い込んでしまうような環境での作業では、活性炭入りのマスクを着用することで、少しはましになる。この種のマスクはコンビニでも売っているようだ。(2007.12.12)
へきそ。戦時中に作られ、使われた言葉で、ペニシリンのこと。ペニシリンは青カビの一種が作り出すので、”碧”という字を使った。1943年(昭和18年)12月、ドイツから決死の覚悟で帰った伊号潜水艦が運んだ資料をもとに、1944年(昭和19年)12月、森永三島工場で生産が始まった。
菌が傷口から入り、当時、致命的だった破傷風などの兵の感染症の治療に実際に使われた。チャーチルがペニシリンに救われたというのは誤報のようだ。(2008.04.06)
屁屎葛。葉や茎に傷を付けると悪臭が漂う。同じく異臭を放つクサギとともに、雑木林のヘリなどに多い。アカネ科ヘクソカズラ属のツル植物。
別名の乙女葛(オトメカズラ)、サオトメバナ(早乙女花)というのは何かの皮肉か。(2008.10.28)
ぺくちょん、または、ぺっちょん。朝鮮語。中国と日本の律令制では、白い服を着ていた公職を持たない男子のことで、差別的な意味はなかった。朝鮮では、李氏朝鮮時代 、最下層の奴隷階級をこう呼んだ。1926年の朝鮮総督府の調査によると、白丁は8211世帯、36,809人。
白丁には族譜(ちょっぽ、系図)を持つことの禁止、屠殺、革細工などの限られた職業以外につくことの禁止、文字を勉強したり学校へ行く事の禁止、上の階級との結婚の禁止、農業につくことの禁止など、様々な禁止項目があった。なお、これを破れば殺されても仕方がなかった。白丁は人間ではないと考えられていたので、殺した方にはお咎めなし。
殆どの朝鮮人は自分は両班出身だと考えているので、この単語を出すととんでもないもめごとが起こるので、ご注意。現代では、白丁(ぺくちょん)と白丁野郎(ぺっちょんのむ)は侮蔑語、罵倒語として使われる。(2008.07.22)
pectin。植物の細胞壁の中層と呼ばれる構造に豊富に含まれる複合多糖類で、主成分はα−1,4−結合したポリガラクツロン酸。分子量は約5万〜35万。
クエン酸、シュウ酸、EDTAなどのキレート剤(キレート結合を参照)存在下で加熱すると、可溶化、抽出される。食品工業においてはサトウダイコン、ヒマワリ、柑橘類、リンゴなどから酸抽出され、増粘安定剤としてジャム、ゼリー、アイスクリーム、ヨーグルト飲料などに添加される。酸性の食品にも使用できるという特徴がある。"フルーチェ"はカルシウムが存在するとゲル化する性質を利用したもの。
家庭では、自家製のジャムやマーマレードを作る際に材料に含まれるペクチンが固める役割をしている。(2010.03.06)
Hess's law。「化学反応の反応熱は反応前後の状態のみで決まり反応経路によらず一定」とか「物質が変化するとき、発生または吸収される熱量の総和は、変化する前と後の物質の状態が決まれば、途中の経路には関係なく一定である。」と高校化学で学習する。スイス生まれのロシア人ジェルマン・アンリ・ヘス(1802〜1850年)が1840年と42年に著書の中で提唱した法則で、総熱量不変の法則ともいう。熱力学第一法則の確立される前の時代であった。
”ヘスの法則”と”実生活”の2つのキーワードでググルと、高校化学のシラバスが記載されているPDFファイルばかりがヒットする。これは「ヘスの法則」を学習するのはセンター試験のためで、その意義が実生活に生かされていないことの傍証にはなるだろう。(2008.11.22)
古くから使われ、比較的埋蔵量の多い金属のこと。反対語はレアメタル。 ベースメタルと呼ばれるのは、鉄、アルミニウム、銅、鉛、亜鉛。(2007.4〜11)
へそ。哺乳類に共通して存在する役に立たない器官。2009年7月04日、この項目の中身は、インデックスタブの臍という項目へ出世しました。(2007.12.12)
大学で運動部に所属していた時、合宿の朝の柔軟体操で、親父ギャグのように、先輩が必ず言う科白。うつぶせで足首をつかみ、体を逆エビに反らす体操だが、この言葉がかかると、皆、笑いながら崩れなければならなかった。(2007.12.06)
へそのごま。臍にたまって、黒くなった垢。むやみに取ろうとして、臍を傷つけると腹膜炎という重大な病気になる恐れがある。特に、乳幼児のそれには要注意。安全に取るには、胡麻油をたらして、しばらくおいて、柔らかくなったところをピンセットなどで静かに取る。(2007.12.12)
へそまんしう。臍饅頭(へそまんじゅう)のこと。JR青梅線日向和田駅(ひなたわだえき)の近くの青梅街道沿いにある”へそまんじゅう総本舗”経営のドライブインで売っている。小振りの饅頭で、上部の真ん中にくぼみがあり、臍の胡麻に見立てたゴマが数粒付けてある。できたてはうまい。包装紙には、”臍まんしう”とある。(2007.12.13)
未熟な果実は、ゴーヤのように炒め物に使える。熟したら、果実を水に漬け、充分に腐食させ、残った繊維(維管束、果実繊維)を体を洗うときに、タワシ代わりに使う。更に、茎を切って、出てくる水分を集めてヘチマ水をとり、化粧に使う。(2007.4〜11)
土で作った竈(かまど)。釜でご飯を炊いたり、鍋で煮物を作ったりするのに使う。釜用と鍋用と、台所にはへっついがふたつあるのが普通。明治になってからは、煉瓦製が増えた。「へっつい幽霊」は上方落語の怪談噺。(2007.4〜11)
べにさしゆび。江戸時代、医者が薬を塗る際に使ったので、”薬師指(くすしゆび)”と呼ばれるようになり、そこから、薬指になったと言われている。更に、それを真似て、紅を塗る時に薬指を使ったので、”紅さし指”という別名ができたという。
「門口で医者と親子が待っている」 江戸川柳。四角四面の学者には謎の句とされていた。
(2008.05.13)
ベニバナ。、学名:Carthamus tinctorius。キク科ベニバナ属の1年性または越年性草本。別名、末摘花。咲きはじめは黄色が強いが、やがて赤色に変わる。原産地はエジプトと言われ、紀元前25世紀頃のミイラに巻かれていた紅花染め布が発掘されている。日本へは7世紀頃に中国から伝わったとされる。
花から染料と生薬が、種子から食用油(紅花油)が得られる。生薬は、赤くなった花を乾燥させたもので、「紅花(こうか)」と呼ばれる。染料としては紅花染めとして布を染めるのに利用されたり、色素を梅酢で抽出して作られ、江戸時代に「京紅」として広まった口紅の原料とされた。現在では「ベニバナ黄色素」として、清涼飲料水、乳酸菌飲料、アイスクリーム類、ゼリー、漬物、キャンディーなどの着色料としても使用される。
紅花の色素は、その名に反して、約99%が黄色の色素で、赤色の色素(カルタミン)は約1%しか含まれない。前者は親水性で、後者のそれは疎水性が高い。黄色の色素を含む液を使い煮染すると布は黄色に染まり、錫媒染で鮮やかな山吹色が出る。黄色の色素を水で抽出した残りをアルカリ処理して抽出される赤色色素は染める強度により、薄紅色から唐紅色に染まる。更に、鬱金、黄蘗、または、梔子との交染で紅緋色や梔子色を出すことができる。(2009.07.04)
べにばなゆ。サフラワー油(safflower oil)ともいう。紅花の種子を搾って得られる油。現在では、主として食用にされる。サラッとしている従来品の高リノール酸タイプと、紅花の変種を改良してできた品種から得られる高オレイン酸タイプの2種類の製品がある。1990年代に、体内でリノール酸はアラキドン酸に代謝されることを根拠のひとつとして、リノール酸の過剰摂取が健康を害する(心臓病、アトピー性皮膚炎の増加、炎症の悪化など)という指摘があり、それ以来後者の製品の比重が高まっている。
リノール酸を多く含むものは、いまだに”健康食品”として通販などのアイテムだが、酸化しやすいので加熱や保存の際にはご注意。高オレイン酸タイプは熱に強く、酸化され難いので、揚げ物や炒め物に適している。また、綿実油と混ぜて水素添加を経てマーガリンの原料ともなる。(2009.07.04)
n-heptanoic acid。示性式C6H13COOHの飽和脂肪酸(カルボン酸)。別名、エナント酸(enanthic acid)。腐った油のような臭いのある悪臭物質。
ヘプタン酸のエチルエステル(ヘプタン酸エチル。別名、エナント酸エチル)は、アンズやラズベリーなどの果実に存在し、ヘプタン酸から合成したものが、リキュールやアイスクリームなどにフレーバーとして添加される。(2009.11.03)
n-heptanoic acid ethyl ester。C9H18O2。別名、ヘプタン酸エチルエステル、エナント酸エチル、エナント酸エチルエステル、エチルエナント酸。水に不溶な液体で、果実のフレーバーとして、リキュール、アイスクリーム、調理パンなどに添加される。ヘプタン酸をエステル化して製造するが、より複雑で良い香りのためにココナツ油を直接エステル化したものもある。
血液凝固を抑制する薬。手術や人工透析の際に使用される。別の血液凝固を抑制する薬にワルファリンがあるが、違いは、こちらは血液中に存在すれば、即、有効であること。化学的にはグリコサミノグリカン。豚の腸粘膜から抽出されたものが原料となっている。
ヘパリン事件。もう亡くなられたが、ある東大の教授が入学試験の生物の問題に、ヘパリンに関する出題をした。当時、高校の教科書にはヘパリンの記述はなかったが、その先生の書いた受験参考書にはヘパリンの説明があった。その参考書は売れに売れて、その先生はマンションを三つ買った。
こちらは深刻なヘパリン事件。日本のマスコミは中国の嫌がることはほとんど報道しないので、日本では騒がれていないが、2007年から08年にかけて米国で起こった薬害死亡事件。バクスター・インターナショナルは中国製の原料を使ってヘパリンを製造していたが、腎臓透析および心臓外科手術で死者が発生し、2008年4月上旬までで、死者62名、数百件の副作用事例が確認されている。ヘパリンは利幅が小さいジェネリック医薬品なので、利益を増やすため安価な中国製を使ったと見られている。(2008.06.02)
peptide。アミノ酸がペプチド結合でつながり、アミノ酸残基が30〜50くらいの化合物のこと。
オリゴペプチドと同義だが、ペプチドという言葉はオリゴペプチドよりも残基数が多い時に使う傾向が強い。(2008.08.13)
二つのアミノ酸 で、一方のカルボキシル基(−COOH)の−OHと、他方のアミノ基(−NH2)の−Hとが反応し、1分子の水が遊離し、アミノ酸どうしが結合する。その結合をペプチド結合と呼ぶ。カルボキシル基については、カルボン酸を参照のこと。
ペプチド結合を順次繰り返して、やや高分子となったものをペプチドとかポリペプチド、更に大きな分子を蛋白質と呼ぶ。(2008.07.22)
ホルモンには大きく分けて、ペプチドホルモンとステロイドホルモンがある。ペプチドホルモンはアミノ酸がペプチド結合してできている。標的になる細胞の表面に受容体 がある。ペプチドとしては分子量の小さなものが多いが、分子量の大きな前駆体として合成され、貯蔵されている。必要に応じて、成熟型に変換され、分泌される。
体外から補う場合は内服では、分解されてしまうので、インスリンや成長ホルモンのように注射をする。鼻粘膜から吸収させるタイプもある。(2008.01.14)
hemicellulose。植物の細胞壁は主としてセルロースでできているが、細胞壁に存在するセルロース以外の多糖類のことをいう。セルロース分子間を水素結合 でつないで、細胞壁の構造を作っている。不溶性の食物繊維のひとつでもある。(2008.08.03)
過去2ヶ月間の平均血糖値を反映している。8%以上は合併症のリスクが高くなるので、要注意。
ヘモグロビンA1c(%) | 評価 | 平均血糖値(全血)mg/dl |
10.0 | 高い | 240 |
9.0 | − | 210 |
8.0 | やや高い | 180 |
7.0 | − | 150 |
6.0 | − | 120 |
5.5 | 正常値 | 105 |
5.0 | − | 90 |
(2008.06.08)
/* (C) 2007- YFプロ. All Rights Reserved. */ 提供:C言語講座−それ自体コンパイルできる教材を使った講座です−