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言葉は記憶の彼方へ(あ行4頁目:あへ〜あみ)

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  1. 阿片
  2. 阿片アルカロイド
  3. あへん法
  4. アボガド油
  5. 亜麻
  6. 亜麻色
  7. 亜麻仁油
  8. アマモ
  9. アマルガム
  10. アマンタジン
  11. アミグダリン
  12. アミノ酸
  13. アミノ酸残基
  14. アミノ酸残基の平均分子量
  15. アミノ酸組成
  16. アミラーゼインヒビター
  17. アミロイドAβ
  18. アミロース
  19. アミロペクチン
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阿片

あへん。ケシの未熟な果実のことを芥子坊主(けしぼうず)というが、その果皮に傷をつけて、しみ出てくる乳液を固めたもの。アフガニスタン南部で密栽培が盛んに行われている。ダウナー系の代表的な麻薬。キセルに詰めて吸引する。ヘロインモルヒネは阿片から抽出して得られる。(2007.4〜11)

阿片アルカロイド

まず、阿片アルカロイドの両者を参照のこと。阿片より有効成分を抽出したものを阿片アルカロイドと呼ぶ。エンドルフィンなどのオピオイドの代わりに、脳内のオピオイド受容体に結合し、痛みを止めたり、陶酔感を体感させる。麻薬及び向精神薬取締法で規制されている。代表的なものとして、ヘロインモルヒネコデイン、パパベリン、ノスカピンなどがある。(2007.12.21)

あへん法

あへん(阿片)に関する禁令は江戸末期より存在し、明治政府もそれを継承してきた。現行法が制定されたのは昭和29年(1954年)4月22日、法律71号。最終改正、平成13年(2001年)6月29日法律87号(2008年10月5日現在)。

第1章 総則(第1条〜第3条)
第1条 この法律は、医療及び学術研究の用に供するあへんの供給の適正を図るため、国があへんの輸入、輸出、収納及び売渡を行い、あわせて、けしの栽培並びにあへん及びけしがらの譲渡、譲受、所持等について必要な取締を行うことを目的とする。
第2章 禁止 (第4条〜第10条)
第3章 栽培 (第11条〜第28条)
第4章 収納及び売渡 (第29条〜第35条)
第5章 管理 (第36条〜第41条)
第6章 監督 (第42条〜第45条)
第7章 雑則 (第46条〜第50条の3)
第8章 罰則 (第51条〜第62条)

関連法規:麻薬及び向精神薬取締法覚せい剤取締法大麻取締法

(2008.10.05)

アボガド油

オリーブ油のように、アボガド(ワニナシ)の果肉から低温圧搾法(コールドプレス法)で搾油される淡緑色から暗緑色の油脂。不飽和脂肪酸オレイン酸を60〜70%含む不乾性油。酸化され難いので、加熱調理にも向いている。用途は調理用、ドレッシングなどの食用と化粧品原料、マッサージ用など。

手作り石鹸の原料に向いているとされるが、結果は”自己責任”となる。(2009.09.25)

亜麻

あま。アマ科の1年性の双子葉植物。6月から8月頃に薄い水色の花が咲く。寒さに強い植物で、北海道で栽培されていたが、合成繊維の普及とともに減少した。

茎の繊維は麻よりも柔らかく、かつ、強い。この繊維からリネンや帆布(はんぷ)を作った。亜麻仁油は亜麻の種子からとった油。(2008.09.01)

亜麻色

あまいろ。亜麻の花の色ではなく、亜麻仁油の色ではなく、亜麻糸のような色。淡い金髪の色。
HTML color code:d6c6af。(2008.09.01)

亜麻仁油

あまにゆ。亜麻の成熟前の種子からとった黄色の油脂。食用以外に、油絵具のバインダー、品質や強度保持のために木製品に塗られた。(2008.09.01)

アマモ

浅い海底に生える海草。種子でふえる。ジュゴンはこれを食べる。別名、リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ。(2008.01.05)

アマルガム

amalgam。水銀と他の金属との"合金"の総称。室温で液体という異常な性質を持った水銀と他の金属とを混ぜると、金属原子間の金属結合が水銀によって破られ、液状の合金となり、これをアマルガムと呼ぶ。代表的なものに、金アマルガム、銀アマルガムがある。(2010.02.09)

アマンタジン

もともとはパーキンソン病の治療薬。A型インフルエンザに有効な数少ない貴重な薬なので、耐性ウイルスの出現を防ぐため、文明国では注意深く使われていた。しかし、有効性が実証されないままトリインフルエンザの予防のためとして、中国では多量に合成し、鶏に与えていたという(2007年9月のニュース)。近年、アマンタジンが無効のA型インフルエンザが増えている。2007年11月初めの時点では、沖縄で早くもインフルエンザが流行している。どの型かは不明。(2007.4〜11)

アミグダリン

amygdalin。C2027NO11青酸配糖体で、バラ科植物の未成熟な果実に含まれ、β−グルコシダーゼで加水分解されると青酸(シアン化水素、HCN)を発生する。中毒すると最悪、死亡する。

アミグダリンが加水分解して生成するベンズアルデヒドが、咳止効果を持つといわれており、喉飴でこれを含むものがある。 (2010.01.06)

アミノ酸

ここにあった蛋白合成の際に使われる20種のアミノ酸の表(2008.06.04)は、アミノ酸一覧表へ引っ越しました。新しい項目には、アミノ酸関連の項目へのリンクも加えました。(2009.07.3)

アミノ酸残基

アミノさんざんき。20種のアミノ酸からペプチド結合によって、ポリペプチドや蛋白質が作られるが、もとのアミノ酸に当たる部分をアミノ酸残基という。(2008.07.22)

アミノ酸残基の平均分子量

約110。

分子量約1万1千のペプチドなら、アミノ酸約100個から合成されたことになる。逆も成り立つ、便利な数字。(2009.10.23)

アミノ酸組成

その蛋白質を構成するアミノ酸の種類と割合のこと。アミノ酸組成はその蛋白固有のものなので、種類が異なれば、当然異なる。(2008.08.05)

アミラーゼインヒビター

ポリフェノール類。昆虫のデンプン消化酵素の活性を抑えて、栄養不良状態にする。様々な植物の持っている殺虫成分。将来は、この遺伝子を組み込んで、低農薬で栽培可能な作物の創出もあり得る。発展途上国での飢餓対策に有効と思われる。

この成分を含む、”糖の吸収をおだやかにする”という”健康食品”もある。昆虫のダイエットには有効と思われる。(2007.4〜11)

アミロイドAβ

アルツハイマー型老年痴呆で、脳に見られる老人斑の主要構成成分の糖蛋白質のこと。神経原線維変化はこの蛋白質が蓄積するためだという説がある。(2008.09.28)

アミロース

200から300のグルコースがαー1,4結合で、長い鎖状につながったデンプン。枝別れはない。穀類に含まれ、アミロースの多い米は硬くて、ぱさつく。唾液や膵液中に存在するα-アミラーゼで分解される。(2008.05.24)

アミロペクチン

主としてαー1,4結合でグルコースがつながっているが、平均12個ごとにαー1,6結合の分岐があるデンプン。この分岐のため、複雑な構造をしている。また、アミロースよりも分子量が大きい。穀類に含まれる多糖類。もち米ではアミロペクチンが多い。大根に含まれるβ-アミラーゼで二糖類マルトースに分解される。(2008.05.24)

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