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かんえつじどうしゃどう。全線が開通するまで、工事期間が長かった。そのため、関東と越後を結ぶ自動車道ではなく、練馬の関町と川越を結ぶ道路だと言われていた。(2007.4〜11)
かんかく。体外、体内からの情報を感じること。感覚は大まかに次のように分類される。アリストテレスは感覚を五感に分類した。
(2008.08.18)
磯に棲むウニで、ムラサキウニに似ているが、やたらに長くもろい棘(とげ)を持つ。棘の先には毒があり、刺さると抜けにくくする逆向きの微細な棘もあり、体に刺さると、長い間痛む。房総や三浦半島の磯にもいるが、小笠原や沖縄などの温かい海により多いようだ。(2007.4〜11)
朝夕、超未熟児を保育器から出して、母親の裸にしたお腹の上に乗せる。しばらくそのままにして、母親の心音を聞かせる。超未熟児は安心して眠りにつく。育ちが良くなるという。(2007.4〜11)
かんかんがくがく。遠慮なく、盛んに議論すること。喧々囂々も参照。(2007.4〜11)
かんがんのいたり。顔から汗が吹き出るほど恥ずかしいこと。(2007.4〜11)
かんきょうほごだんたい。石油メジャーがスポンサーだと原発反対運動を行う。いわゆる、ダブルスタンダードというやつ。捕鯨(ほげい)の問題については、商業捕鯨をやっているノルウェーについては不問で、日本のみ非難をする。白人>クジラ>黄色人種>・・・という差別があると仮定するとわかりやすい。
韓国は商業捕鯨に反対しているが、密漁で近海のクジラをとりつくし、日本の排他的経済水域でもとらせろと言ってきている。(2008.02.10)
かんけつてき。治療や検査を外科的に行うという意味の医学用語。実験動物についても使うことができ、”外科的”よりも通用範囲は広い。”面洗器”程ではないが、やや死語になりつつある。一般人は使わない方が無難な言葉。反対語は非観血的。(2009.03.06)
かんこうのきせき。世界最貧国であった韓国は、1965年から1975年の10年間に、国民総生産が約14倍、保有する外貨外債は約24倍、輸出総額は約29倍と、経済が急成長した。1961年の国民所得は約80ドルであったが、1979年には1,620ドルと激増した。この現象を韓国では、ソウル市の中央部を流れる漢江にちなんで、”漢江の奇跡”と呼んでいる。
朴正煕政権は経済状況の行き詰まりを打開するため、米国にベトナム戦争への派兵をもちかけ、1965年から戦争が終結する1975年の間に、経済援助約10億ドルを引き出した(ライタイハンを参照のこと)。日本からは、日韓基本条約締結にともない(李承晩(りしょうばん)ラインを参照のこと)、無償で約3億ドル、有償で約2億ドル、民間の借款約3億ドル、計8億ドルを獲得した。日本からの資金には、北朝鮮に対する経済援助と南北朝鮮人に対する個人補償を含んでいたが、そのことは国民に内緒にして、全て韓国の経済建設に流用した。なお、当時の韓国の国家予算は約3億5千万ドルだった。つまり、日米から国家予算の約5倍の資金が流入したことになる。
”漢江の奇跡”は、これらの資金を使うことにより実現した。しかし、その後貿易収支が赤字となり、1997年にはアジア通貨危機に見舞われ、IMFのやっかいになった。日本などからの資金援助で持ち直したが、2007年12月5日の韓国銀行の発表によると、韓国銀行は赤字に転落し、国レベルでは2008年には貿易収支がまた赤字になる見込みという。(2007.12.05)
【2009年4月30日朝鮮日報日本語版:韓国式刺し身、米国で国際化の試み】 釜慶大学が刺し身専門家課程の国際化に向け、米国で刺し身専門家課程の開設に乗り出した。
釜慶大学は29日、今年中に米国ニューヨークにある釜慶大学国際財団に「刺し身博士」として有名なチョ・ヨンジェ教授を派遣し、現地の人たちを対象に刺し身専門家課程を開設する計画だと発表した。
釜慶大学の朴孟彦(パク・メンオン)総長は「チョ教授を研究あるいは休暇の名目で米国に派遣し、韓国式刺し身の世界化を推進する計画を検討中だ」と述べた。現在、生涯教育院で4カ月の刺し身専門家課程を設けている釜慶大学はこれを拡大し、ソウル市鍾路区にあるソウル事務所に刺し身専門家課程を開設する一方、米国ニューヨークに同様のプログラムを設ける計画だ。
昨年、学術書『刺し身学』を出版したチョ教授は、「日本はすしで有名だが、日本の熟成させた刺し身とは違う韓国ならではの味、活魚の刺し身の味を世界に知らせる専門家の養成が必要だ」と述べた。ニューヨークには活魚刺し身店や和食レストランが多く、現地の調理師を対象にした専門家課程が必要で、これを通じ韓国式刺し身文化の伝播と国際化が可能になる、と釜慶大学側は説明している(クォン・ギョンフン記者)。
ついこの間まで、韓国では、魚を生で食すのは野蛮人の行いとされていた。なお、非加熱の魚を食する韓国の伝統料理には、ホンタクがある。ウりジナルも参照のこと。(2009.04.30)
かんごし。国家資格。2002年3月から、男女共通のこの名称に統一された。不便だと思う。男は”看護士”、女は”看護婦”がよいのではないか。お産の時など、看護する人の性別は問題にならないのだろうか。そういえば日○組の強い所では、男女平等、”男女共同参画社会”ということで、義務教育段階では体育の前の着替えを男女同室で行っている学校もあるという。(2007.4〜11)
1948年8月13日に成立した大韓民国(光復節を参照のこと)では、法令により公文書にハングルを使うことが定まっていた。しかし、現在と異なり、朝鮮総督府時代に日本が指導した漢字交じりのハングル表記であった。1968年になると、朴正煕大統領(在任期間:1963年〜1979年)は公文書と教科書から法律で漢字の使用を全面禁止した。
2008年で、漢字禁止令からちょうど40年が経過し、その効果が十分に表れているようだ。漢字の読めない歴史学者が第一線で活躍している。日本語でいえば、平仮名のみで表記するようなもので、法律や自然科学関係の本を読んでもさっぱり分らないという。また、韓国政府の統計では、文章は読めても意味はわからないという、事実上の文盲が国民の4人に1人はいるという。漢字禁止令が”愚民化政策”のためであったとすれば、大成功のようだ。(2008.08.26)
かんじょうしっきん。医学用語で、感情調節の異常のことで、感情の起伏が激しくなり、些細なことで激怒したり、泣いたり、笑ったりする。痴呆症などで見られる。(2008.09.29)
2003年4月1日、郵便事業が日本郵政公社へ、更に、2007年10月1日から郵便事業株式会社への移行に伴い、この言葉は使えなくなった。替わりに「郵政はがき」になったらしいが定着せず、現在は「通常はがき」と呼ばれている。前もって、切手代りの"料額印面"が印刷されているあれである。それに伴って、「官製はがき」という言葉の使用は大幅に機会が減った。
はがき一般のことを「郵便はがき」、額面が印刷されているものを「通常はがき」、個人や企業が作ったものを「私製はがき」と区別すれば、発音の上からも、「郵政はがき」と「郵便はがき」の区別よりもわかりやすいためではないかと思料している。(2010.03.04)
かんせいゆ。塗料などに使われる不飽和脂肪酸で、使用すると次第に炭素の2重結合が酸化されて固まる。これは非可逆的な化学反応で、油が乾くわけではない。乾性油としては亜麻仁油が代表的。油絵の具、ワニス、油紙、番傘などに使われる。(2008.09.21)
かんぜんげんこう。文章作成をワープロで行うようになったので、ほぼ死語となった。出版を目的とした原稿は、書き込みや訂正のない状態で、原稿用紙にキチンと清書されていなければならない。高名な小説家などの原稿に書き込みなどがあるのは例外で、完全原稿でなければ編集者は受け取らなかった。完全原稿での提出は、特に、駆け出しの執筆者の心得であった。
完全原稿を作成するためには、原稿用紙の終わりの部分で書き損じても、新たに清書しなければならなかった。それを避けるため、書き損じ部分以降をカミソリで切り、目立たないように別の原稿用紙を貼り付けるという手はあった。しかし、第3章を書いていて第1章に間違いを見つけたときには、第1章から書き直しになるので、この手は万能ではなかった。(2007.12.22)
カンゾウ。リコリス(lycoris)ともいう。マメ科カンゾウ属。東北甘草(ウラルカンゾウ)、西北甘草、新疆甘草などがある。主成分はグリチルリチン。根を乾燥させて、生薬や甘味料として用いる。その薬効には肝機能改善、消化性潰瘍の改善、抗アレルギー作用、抗ストレス作用、解熱作用、鎮咳作用、去痰作用などがあるとされ、様々な漢方薬に配合され、その原料としては最も多く使用される。(2009.05.27)
カンチク。日本原産の竹。細い竹で、晩秋から冬にかけてタケノコが出る。観賞用に庭に植えたり、生垣にする。軸が朱色のものもあるが、高価。自宅のは枯れた。(2008.09.16)
かんづめ。ナポレオンが軍用保存食のアイデアを募集し、1804年にフランス人のニコラ・アペールの発明が当選した。これはビン詰だったが、これを発展させた英国人のピーター・デュランが、1810年に発明したのが缶詰の起源。これに関連して、1845年、彼の甥(おい)のシュヴァリエ・アペールがオートクレーブを発明した。
100%安全な食品など存在しないが、缶詰も例外ではない。例えば、1980年代には、カナダで缶に穴があいていて、加熱した缶を冷やす水槽がボツリヌス菌で汚染されていたため、汚染されたサケ缶が製造された。ドイツで缶詰を食べた人に死亡事故が起きている。(2007.4〜11)
かんてん。agar。紅藻類の細胞間隙に含まれる含水結合多糖(粘液)を抽出して、乾燥させたキセロゲル。心太から凍結と乾燥を繰り返し、水分を飛ばして作る。寒天の名を命名したのは、黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山、黄檗山萬福寺を開創した隠元禅師と伝わる。
現在では、天草、オゴノリなどから、硫酸または酢酸少量を加えた熱水で抽出して製造する。アガロースを約70%、アガロペクチンを約30%含む。ゼリーを作った場合、アガロースの含量が高いほと強度が、アガロペクチンのそれが高いほど粘度が高くなる。
アガロースもアガロペクチンも、ヒトは消化酵素を持たずほとんど消化されないので、可溶性食物繊維という扱いになるが、一部は胃酸で分解され小腸から吸収される。
和洋菓子の材料、微生物や植物細胞のカルス培養などの培地に使用される。(2008.08.26)
かんてんぼうき。雲の種類と動く方向、湿度、風向き、鳥や虫などの生物の様子などから天気変化を予測すること。天気予報を鵜呑みにせず、1時間ほど空を見て、気象衛星の画像、レーダーの画像、東電の落雷情報、アメッシュの画像、その土地の気象に関する俚諺など入手可能な情報も参考に、観天望気を行うのは楽しい。安上がりです。関連項目:十種雲形。(2008.09.05)
かんとう。名前から想像がつくように、缶詰用に品種改良されたモモ。白桃と黄桃を交配して育成した品種で、果肉(かにく)が硬く、香りが高い。(2008.01.14)
大麻(学名:Cannabis sativa L)の有効成分の総称。(テトラハイドロ)カンナビノールやカンナビジオールなどがある。(2007.12.23)
阿片アルカロイドの研究から、脳内麻薬(オピオイド)とオピオイド受容体が見つかったように、大麻の有効成分カンナビノイドに類似する物質(脳内マリファナ)が見つかり、さらに、その受容体も脳内で発見されている。
大麻はオランダやカナダにおいて、末期癌の患者の痛みをとる目的で使われてきた。そこに着目し、モルヒネとは異なるタイプの鎮痛薬としての開発が、英国のGWファーマシューティカルズplc.において行われてきた。この開発には大塚製薬(株)も2007年2月に加わった。末期癌患者の3分の1はモルヒネが無効であるという。そうした痛みにも有効な鎮痛薬が開発される可能性がある。
薬の名は”サティベックス(SativexR)”。カナダでは2005年4月に認可され、すでに処方されている。(2007.12.23)
かんねつめっきん。日本薬局方では、160〜170°Cで120分間、170〜180°Cで60分行うことが規定されている。当たり前だが、耐熱性の高いものにしか適用できない。ガラス製品でも、メスピペットなどは容量が狂うので乾熱滅菌はいけないとされているが、精度を考えればこの滅菌法で充分だと思う。 耐熱性の低いものに対しては、オートクレーブかガス滅菌を行う。
滅菌後、充分冷えてから取り出すこと。そうでないと、火傷の原因となるばかりか、包装が痛むことがある。(2010.02.03)
かんぱちぐも。1970年代、風が弱く湿度の高い日に環状8号線上空に出現した雲。高度が低く、雨になると洗濯物にシミが付き、洗いなおしてもシミは落ちなかった。ある記者がヘリコプターでこの雲に突入したところ、猛烈な悪臭がしたという。現在では、排ガス規制が有効に働いているので、目撃したという話は聞かない。(2007.4〜11)
かんぱん。保存がきくので、非常食として各自治体などで震災対策の一環として備蓄されているが、不味い。”不味”は必ずしも欠点ではなく、救命ボートで大海を漂流する場合には長所となる。その呼び名の起源は、陸軍で研究されてきた「重焼麺麭(じゅうしょうめんぽう)」という名の携帯糧食(弁当)が、日露戦争後に「乾麺麭(かんめんぽう)」と改称され、単に乾パンと呼ばれるようになったという。
好みの具を大量に練りこみ、保存を効かせるため水分含量の低いものを特注すれば美味しく食べやすい乾パンが出来上がるが、これはこれで、つい摘み食いしてしまって保存する前に無くなってしまうという欠点がある。(2009.04.14)
かんばんです。”看板をしまう時間”、つまり、閉店のこと。(2008.04.23)
かんはんとう。最後の分断国家である南北朝鮮のうちで、韓国でのみ使用される朝鮮半島の呼び名。
日本人は使わない。(2010.03.19)
がんぴ。Diplomorpha sikokiana。最近多用されるフィリピン雁皮(サラゴ)に対して日本雁皮とも呼ぶ。ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉低木で、表皮の内側の靱皮から繊維を取る。栽培が困難で、山地に生育する野生のものを採取するので高価で生産量は少ない。靭皮繊維に分類され、長さは楮の3分の1の約3mm、直径約20μm。最高級の和紙である雁皮紙の原料となる。
和紙以外には、過去にはガリ版の原紙も作られていた。(2008.12.02)
がんぴし。ジンチョウゲ科の落葉低木ガンピ(雁皮)の皮から作る最高級の和紙。既に、奈良時代には作られていた。別名、斐紙(ひし)、肥紙(ひし)。ガンピは栽培できないので高価。現在では日本画の画材として使われる。
水で収縮しやすいので、専ら細字用の紙として用いられた。特に、かな文字を書くのに適しており、紙肌は滑らかで、鳥の子色(このサイトのバックグラウンドの色)の紙色も相まって、中世から近世にかけて、女性たちに愛用された。また、唐への朝貢品として遣唐使が持参したという。極厚のものは将軍家で使われた。(2008.09.12)
加熱不十分な鶏肉により起こる腸炎の原因菌。先日も、××大学農学部の実習に使った鶏で、食中毒が起きた。鳥サシは非常に危険。(2007.4〜11)
かんもんみゃく、英: portal vein。門脈とは2つの毛細血管網をつなぐ血管のことで、消化管の毛細血管と肝臓の洞様毛細血管を結ぶ肝門脈が代表的な門脈系。肝門脈は、生理的には、食事から摂った栄養と、その時吸収されてしまった生体に不都合な物質の肝臓への輸送に関与している。それらの物質は肝臓である程度代謝されてから全身の血液循環に乗る。
- 通常の血管系:
- 心臓→動脈→毛細血管→静脈→心臓
- 肝門脈を含む血管系:
- 心臓→動脈→消化管の毛細血管(上腸間膜静脈、下腸間膜静脈、脾静脈、左胃静脈)→肝門脈→肝臓の洞様毛細血管(類洞)→肝静脈→心臓
肝門脈以外にも、下垂体門脈系、 副腎門脈系があり、規模は小さいが生体機能の調節に重要。(2009.09.27)
がんりゅうじまのけっとう。巌流島は門司の近くにある無人島。武蔵も小次郎も弟子はひとりも伴わないという約束だった。しかし、武蔵の弟子は先に来て隠れていて、試合の後、小次郎をよってたかってなぶり殺しにしたという(信頼性の高いとされる沼田家記に記載あり)。(2007.4〜11)
【東京2009年3月24日聯合ニュース】権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日大使は24日、日本の大手広告代理店・電通の成田豊最高顧問を駐日韓国大使館に招き、韓国政府の修交勲章光化章を授与した。修交勲章光化章は、国権伸張や友邦との親善などで大きく貢献した人に授与される、外国人に贈られる最高位の勲章。
(2009.03.26)
がんりょう。pigment。染料に比べて粒子が大きく、水や油に溶けないので、接着剤とともに使用する。水彩絵の具ではアラビアゴムと、油絵の具では乾性油と混ぜて、サスペンジョンの状態で使用する。濡れてもにじみが少ない。
鉱物や化学合成の無機物から作られる無機顔料が多く、古くから使われている顔料の中には錬金術の副産物もある。また、印刷用インクでは、有機染料を顔料化した有機顔料も使用される。
顔料という言葉の語源は、もともと顔に塗った(化粧品)ため。花王石鹸のそれと似ている。(2008.08.30)
かんれんつう。体性痛や内臓痛と異なり、心筋梗塞で左肩が痛むとか、胆嚢に問題があると右肩が痛むというように、脳が痛む場所を勘違いして生ずる痛み。感覚神経が近くを通っていると起こることがある。
アイスクリーム頭痛も関連痛。(2008.07.25)
かんわきゅうだい。話をもとに戻すこと。”それはさておき”とか”あだしごとはさておき”などと読ませることもある。(2007.4〜11)
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