都市住宅設計ナビ
田中設計
昭和49年開設
東京都品川区小山台1-15-4
TEL・FAX 03-3791-0176
設計資料室
東京都渋谷区広尾2-5-15
携帯TEL 090-9974-0176
代表 田 中 邦 男(S20年生)
1974年一級建築士免許取得
東京都防災ボランティア登録
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ダニの発生を防ぐ住まい
多湿な室内は、結露を生じ、結露はカビを発生させ、カビはダニの餌になる
高気密・高断熱・低換気の家に全自動エアコンは理想の家なのか?
ダニは湿度50%以下で死にます
ダニは温度50℃以上で死にます
現代の一戸建住宅や共同住宅は気密性が高く、家を締め切った
状態に保つと、台所や洗面所や浴室やトイレ 等に残った水分が
室内に放出されたまま室外に出られず、吸湿性の建材や布製品
等に吸われ、結果的にそこのダニを増やしてしまいます。
家を締め切ると室内湿度が外気湿度よりも5〜20%上昇し、また
洗濯物を室内に干すと、その水分で室内湿度を10%前後高めます。
因みに、締め切った家は締め切らない家よりも約3.7倍前後ダニが多い。
ダニは乾燥を嫌いますので、どうしても締め切らざるを得ない場合は
除湿機や24時間換気扇の使用が有効です。
床表面のダニ数の比較  板フローリング・・・・・・・・・・1.0 として
タタミ・・・・・・・・・・・・・・・約 3.5 倍
カーペット・絨毯・・・・・約 14.9 倍
ダニをめぐる環境
最もダニの数が多かったもの
分厚いカーペット
断熱材が下に敷かれた畳
(タタミの上にカーペットを敷くのは止めた方が良い)
その次にダニの数の多かったもの
枕・布団・羽根布団・マット・掛け布団・毛布
分厚いカーテンや椅子のマット
意外にダニの数が多かったもの
観葉植物の葉や土
さらに調査を進めてみると
部屋を閉めきってエアコンなどで
冷暖房している家ほど、ダニの生息数が多い
以上、家の中の快適・便利が健康にも良いとは限りません。
なるべく自然の外気を取り入れて、冷暖房をしすぎず、ほどほどに
室内気候を変化させて、空気の淀みを取り除くことでしょうか。
上記のグラフは、畳におけるケナガコナダニの増殖と湿度
(家の中のカビも、同じような湿度環境で繁殖します)
ダニの糞はPM2.5の約半分の大きさで、空中に舞うと肺の奥まで届くそうです
寝具類はフトン乾燥機で50℃まで上げた後、掃除機で表面を丁寧に吸い取ると良いそうです